とんま天狗は雲の上

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ブンデスリーガ第10節 ブレーメン対フライブルク

 6試合ぶりに大迫が帰ってきた。大迫が欠場していた5試合の間の成績は4分1敗と1勝もできなかった。やはり大迫が入るとサッカーが違う。それでも結局、大迫が交代後に同点に追い付かれて、またもや白星は挙げられなかったんだけどね。それでも限りなく勝利に近づいた。次節こそ勝利が欲しい。

 ブレーメンの布陣は4-3-3。大迫がワントップに入る。ビッテンコートとラシツァが左右のWGに開き、中盤はシャヒンをアンカーに、右IHマクシミリアン・エッゲシュタイン、左IHクラーセン。DFは右から右SBゲブレセラシィ、CBベリコビッチ、CBエメル、左SBフリードル。GKはパブレンカ。一方、フライブルクの布陣は4-4-2。ペーターゼンとヒューラーの2トップに、右SHサライ、左SHグリフォ。ボランチにコッホとハベラーが入り、DFは右から右SBシュミッド、CBラインハート、CBハインツ、左SBギュンター。GKにはフレッケンが入る。

 序盤、CF大迫にミスが多い。うまく収められなかったり、パスをミスしたり。やはり久しぶりのゲームは難しいか。と思っていたら、9分、CBベリコビッチの縦パスをポストで受けたCF大迫から左前へ絶妙なパス。これに左WGラシツァが抜け出して、GKをまくきれいなミドルシュートブレーメンが幸先よく先制点を挙げた。大迫はうまくDFを背負ってボールを受けて、ラストパスを出した。やはりいつもの大迫だ。

 13分には大迫がポストとなってファールを受ける。やはりブレーメンの攻撃は大迫を経由して作られていく。14分にはCHシャヒンがミドルシュート。さらに15分には再びCF大迫がポストとなって、左に流すと、左WGラシツァが切り返しからミドルシュートを放つ。GKフレッケンがナイスセーブ。しかし20分、フライブルクも左SHグリファのFKに右SHサライがヘディングシュート。1点を返した。と思ったら、ブレーメンの左IHクラーセンがプッシングをアピール。これが聞き入れられ、VARで確認の上、ゴールは取り消された。助かった、ブレーメン

 24分には左WGラシツァのパスを左IHクラーセンが落とし、CF大迫がミドルシュート。GKフレッケンがナイスセーブで弾き出す。26分にもCF大迫の縦パスに走り込んだWGビッテンコートからのパスを右IHマクシミリアン・エッゲシュタインが落として、CF大迫が持ち出してシュート。だがDFに当たってはね返された。ここまでほとんどチャンスを作れなかったフライブルクだったが、28分、DFとパス交換をするGKパブレンカにFWペーターゼンが詰め寄ると、GKパブレンカのパスをカットして、こぼれ球をシュート。ブレーメンが痛恨のミスで同点に追い付かれた。

 しかしブレーメンの攻撃の中心が大迫であることは変わらない。36分にはCBラインハートから大迫がボールを奪うと、38分にはCF大迫がボールをキープして上がりを促す。それでも40分過ぎ、フライブルクは前からプレスをかけて主導権を握ると、44分、右SBシュミッドがミドルシュート。45分には左SHグリファがミドルシュート。45+3分にはクロスから右SHサライがヘディングシュートと攻め立てるが、前半はこのままタイムアップとなった。

 後半に入ると、ブレーメンはビッテンコートを左WBに回し、3-5-2の布陣に変更する。ラシツァが大迫と並んでFWに上がり、ゲブレセラシィが右WBの高い位置を取る。5分にはGKパブレンカのフィードを右WBゲブレセラシィがつなぐと、FW大迫がオーバーヘッドで前に送る。この縦パスに右SBゲブレセラシィが走り込み、クロスをFWラシツァが左に流すと、左WBビッテンコートがシュート。だがGKフレッケンがファインセーブ。弾いたボールはポストに当たってはね返された。

 9分、CBベリコビッチのFKをFW大迫がフリック。FWラシツァがシュートを放つが、これもGKフレッケンがファインセーブ。13分にも左IHクラーセンの仕掛けからFWラシツァがミドルシュートを放つ。そして14分、FW大迫が中盤でボールを収めて左に流すと、左WBビッテンコートの縦パスにFWラシツァが走り込み、クロスに右WBゲブレセラシィがヘディングシュート。再びブレーメンがリードする。

 するとフライブルクは18分、グリフォを下げてCHフランツを投入。コッホをCBに下げて、3-4-3に布陣を変更。シュミッドとギュンターがWBに開き、FWはペーターゼンをセンターに、右WGサライ、左WGヒューラー。20分には右WBシュミッドのパスから右WGサライがシュート。ブレーメンも23分、CHシャヒンに代えてバルグフレーデを投入する。23分、左WBギュンターのクロスから右WGサライがヘディングシュート。ブレーメンは27分、FW大迫を下げてサージェントを投入した。

 28分、CHフランツのパスから右WGサライミドルシュート。32分、右WBシュミッドのクロスにCHフランツがミドルシュートフライブルクが攻めるが、ブレーメンもゴール前を固めてよく守る。36分には右IHエッゲシュタインがミドルシュート。これもGKフレッケンがファインセーブ。はね返りを左IHクラーセンが落とし、左WBビッテンコートがシュート。GKフレッケンがセーブする。

 フライブルクは39分、左FWヒューラーに代えてクォンチャンフンを投入。ブレーメンも41分、FWラシツァを下げてCBランクカンプを投入。フリーデルを左WB、ビッテンコートをFWに上げて、守備を固める。42分、ハベラーが2枚目のイエローカードを受けて、フライブルクが一人少なくなる。43分には右FWサライを下げてボレロを投入。アディショナルタイムは4分。守り切れるか、ブレーメン。だが45+3分、左WBフリードルが左FWクォンチャンフンを倒してファールを献上。左WBギュンターが蹴ったFKにファーサイドでFWペーターゼンがヘディングシュート。GKパブレンカが弾くが、そのままネットに吸い込まれた。痛恨の同点ゴール。45+5分にはFWビッテンコートのクロスにCBエメルがヘディングシュートを放つが、GKフレッケンがスーパーセーブ。そしてタイムアップ。勝利がアディショナルタイムにするりと逃げていった。

 GKフレッケンが再三の好セーブを見せて、ゴールこそ2点しか挙げられなかったが、それでも大迫が復帰して、攻撃はいい形ができていた。次節こそ勝利が欲しい。と思ったら、次節は首位のメルヘングラードバッハだった。それでも大迫がいれば何とかなるだろう。次は大迫に勝利を引き寄せるゴールを期待したい。