とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第23節 リバプールvs.マンチャスター・ユナイテッド

 正月明けの3連休に高校サッカーなど5試合を連続して観戦。その後、少し食傷気味でサッカー観戦を控えていたが、ようやく昨日、久しぶりにリバプール戦を観戦した。前節のトッテナム戦ではベンチ入りした南野の出場はなく、1-0で勝利した。そして今節はノースウェスト・ダービー。5位マンチェスター・ユナイテッドが相手だ。今節も南野はベンチに座った。先発はフィルミーノをトップに、右WGサラー、左WGマネといつものメンバー。中盤もヘンダーソンをアンカーに、右IHオクスレード・チェンバレン、左IHワイナルドゥム。DFは右SBにアレクサンダー・アーノルド、左SBロバートソン。CBにはジョー・ゴメスとファンダイク。そしてGKはアリソンが守る。

 一方、マンUは3-4-1-2。ラッシュフォードがFA杯で負傷退場し、FWはマルシャルとダニエル・ジェームズの2トップ。アンドレアス・ペレイラがトップ下に入る。ボランチはマティッチとフレッジで組んで、右WBにワンビサカ、左WBは19歳のブランドン・ウィリアムズ。CBは右からリンデレフ、マグワイアルーク・ショーと並び、GKにはデヘアが入る。

 序盤から激しい攻防が始まる。8分には中盤深い位置からの右SBアレクサンダー・アーノルドのFKに左WGマネがヘディングシュート。そして14分、左SBロバートソンのクロスのこぼれを右IHオクスレード・チェンバレンが拾って仕掛ける。これで得たCKをアレクサンダー・アーノルドが蹴り込むと、CBファンダイクがヘディングシュート。リバプールが先制点を挙げた。

 その後はリバプール・ペースが続く。24分、CFフィルミーノのパスがDFにかかり、こぼれ球を左WGマネが仕掛ける。これで得たCKのクリアから右WGサラーがボレーシュート。うまく当たらず、ふわっと上がったボールをGKデヘアがキャッチしようとしたところにCBファンダイクが競って、こぼれ球をCBリンデレフがクリアミス。左WGマネから渡ったパスをCFフィルミーノがきれいに回り込むミドルシュート。ゴールへねじ込むが、これはVARの結果、ファンダイクのプレーがファールと判定された。

 しかしその後もリバプールの攻勢は変わらない。27分、CBファンダイクのフィードが右WGサラーに届き、折り返しをCFフィルミーノ。だがわずかに合わない。36分、左SBロバートソンのパスをCFフィルミーノが落とし、右IHオクスレード・チェンバレンのスルーパスに左IHワイナルドゥムが抜け出す。シュートを決めたが、わずかにオフサイドマンUは40分、FWマルシャルがミドルシュート。これがマンUの初シュート。41分にはFWマルシャルのクロスを右WBワンビサカがゴール前に折り返すが、走り込んだOHアンドレアス・ペレイラがわずかに届かない。45分にはCFフィルミーノの落としから右WGサラーが流して、左WGマネがシュート。しかしGKデヘアがファインセーブ。前半はリバプールの1点リードで折り返した。

 後半も序盤はリバプールが攻めていく。2分、右WGサラーの戻しをCHヘンダーソンミドルシュート。さらに左SBロバートソンのフィードをCFフィルミーノが落とし、左WGマネのスルーパスに走り込んだのはロバートソン。クロスを左WGマネがシュートするが、枠を外した。3分にも左WGマネとCFフィルミーノのワンツーからマネがミドルシュートを放つが、枠を外す。4分、CHヘンダーソンミドルシュートはGKデヘアがわずかに弾いて右ポストに当たった。

 序盤の攻勢を凌ぐと、マンUも12分、CHフレッジがドリブルで運んでシュート。14分にはFWマルシャルがOHアンドレアス・ペレイラのスルーパスに抜け出してシュート。だが枠を外してしまう。するとリバプールは21分、右IHオクスレード・チェンバレンに代えてララーナを投入する。マンUも22分、FWマルシャルがミドルシュート。さらにCHフレッジミドルシュートを放つが、いずれもGKアリソンがセーブする。

 29分、マンUはOHアンドレアス・ペレイラに代えてマタ。左WBウィリアムズを下げてFWグリーンウッドを投入。ダニエル・ジェームズを左WBに回す。33分にはFWマルシャルのクロスにFWグリーンウッドが走り込むが、届かず。そして37分、リバプールはフィルミーノとマネを下げて、FWオリギとCHファビーニョを投入。サラーをFWに上げて4-4-2。ワイナルドゥムが左SHに入る。これで南野の出場はなくなった。

 終盤はマンUの攻勢が続く。だが、リバプールはCBファンダイクの存在が大きい。ことごとくはね返していく。そしてアディショナルタイム45+3分。GKアリソンからのフィードにFWサラーが抜け出すと、シュートを決めてダメ押しのゴール。そしてタイムアップ。2-0。リバプールがリーグ戦の連勝を13に伸ばした。

 リーグ戦で唯一ドローとなり勝ち点を落としたのが第9節のマンU戦だったが、今季2回目の対戦はしっかり勝利した。しかし前半で1-0とリードしてからは惜しいシーンでなかなかゴールが挙げられず、終盤までそのまま進む展開。後半37分の選手交代はさすがに守備を固めざるを得なかった。ということで南野のプレミア―リーグ初出場はまたもお預け。それでもダメ押し点の場面では南野もベンチで手を叩いて喜ぶ姿が見えた。次は中3日でウォルバーハンプトン戦。南野の出場はあるか。それとも次はまたFA杯シュルーズベリー戦か。それでもベンチに置いているのはクロップ監督の期待なり思惑があるのだろう。強敵相手に激しく戦って勝利を得たチームメイトのプレーぶりを目に焼き付け、次の出場での活躍につなげてほしい。