とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第18節 ウェストハム対リバプール

 いまやプレミアリーグも南野が出場するかどうかが一番の関心事になってしまった。先日のFA杯でほぼフル出場した南野の出場はないかなと思いつつ、中2日で戦ったウェストハム戦を観戦した。ウェストハムは降格圏ギリギリの17位。次節は9位のサウサンプトンが相手と思えばもう少しメンバーを落とすかなとも思ったが、クロップ監督は、ケガのマネに代えてオリギを起用した以外はしっかりレギュラー陣を起用した。右IHにはオクスレード・チェンバレンが入る。一方のウェストハムは守りを固める5-4-1の布陣。アレをワントップにランツィーニとスノッドグラスが左右のSHに開き、ボランチはライスとノーブル。5バックは右WBエンガキア、右CBディオプ、CBオグボンナ、左CBクレスウェル、左WBマスアク。そしてGKにはファビアンスキーが入る。

 序盤から攻めるリバプール。というよりも守備を固めるウェストハム。それでも4分、左IHワイナルドゥムのスルーパスに左WGオリギが抜け出し、クロスを入れるが、走り込む右WGサラーの手前でGKファビアンスキーがキャッチする。ウェストハムも19分、左SBロバートソンの縦パスのクリアからCHライスがスルーパス。右WBエンガキアが走り込み、クロスを入れるが、GKアリソンがセーブした。24分には左SBロバートソンのフィードをCFフィルミーノが収め、縦パスを受けた右WGサラーがスルーパス。左SBロバートソンがパスを出した勢いで走り込み、シュート。わずかにポスト右に外した。

 リバプールのボールポゼッション率は30分近く経過してなお75%近い。29分には左IHワイナルドゥムのスルーパスに左SBロバートソンが走り込み、クロスに左WGオリギが走り込むが、シュートが合わない。ファーに走り込んだ右WGサラーも届かなかった。そして35分、ウェストハムの左WBマスアクのクロスを左SBロバートソンがカットすると、右にサイドチェンジ。右SBアレクサンダー・アーノルドのクロスをCFフィルミーノが収めて、中に走り込んだ左WGオリギにパス。オリギの突破を右WBエンガキアと右CBディオプの二人がかりで倒す。PK。これを右WGサラーが決めて、リバプールが先制した。前半終了間際には右WGサラーがFKを狙うが、壁に当たる。前半は1-0で折り返した。

 後半、ウェストハムが前半よりは前から攻めてくる。4分、CFアレのポストから右SHスノッドグラスが右に流すと、CHライスのクロスに左SHランツィーニがダイレクトでシュート。だが当たりが弱い。GKアリソンが難なくキャッチする。逆に5分、右WGサラーと左SBロバートソンがワンツーで駆け上がり、最後はサラーのスルーパスにロバートソンがクロス。こぼれたところをCFフィルミーノがシュートするが、GKファビアンスキーがナイスセーブ。そして7分、ウェストハムのCKをCBファンダイクがヘディングではね返すと、中盤で右WGサラーとDFが競り合い、こぼれたボールをCHヘンダーソンが縦へパス。これを右WGサラーが受けて左に流すと、IHオクスレード・チェンバレンが駆け上がって、シュート。リバプールがカウンターから追加点を挙げた。

 ウェストハムも10分、左IHワイナルドゥムのパスをカットした左SHランツィーニから、右SHスノッドグラスがミドルシュート。だがGKアリソンがナイスセーブ。13分、右SHスノッドグラスのFKにCBオグボンナがヘディングで合わせるが、枠は捉えられない。リバプールも22分、右WGサラーの落としから右IHオクスレード・チェンバレンが左にパス。左WGオリギが抜け出してシュートを放つが、GKファビアンスキーがナイスセーブした。

 24分、ウェストハムが左SHランツィーニを下げてフォルナルスを投入すると、リバプールもオリギを下げてCHファビーニョを投入。オクスレード・チェンバレンを左WGに上げる。26分にはCHファビーニョのパスをCHライスがカット。そのままドリブルからミドルシュートを放つ。GKアリソンがはね返したボールを右SBアレクサンダー・アーノルドがクリアミス。ポストに当たる。33分にはアレクサンダー・アーノルドを下げて、右IHケイタを投入。ヘンダーソンを右SBに下げた。

 するとその直後、GKアリソンのフィードを左WGオクスレード・チェンバレンが落とし、CFフィルミーノが縦パス。オクスレード・チェンバレンが走り込み、クロスを左IHワイナルドゥムがつないで、右WGサラーがシュート。しかし左ポストにはね返された。ウェストハムも39分、右SHスノッドグラスのFKをCHライスがヘディングシュート。だがGKアリソンがナイスセーブ。リバプールは41分、左WGオクスレード・チェンバレンを下げてカーティス・ジョーンズを投入する。そしてタイムアップ。2-0。リバプールが勝利した。

 これで2位マンCとの勝ち点差は19に開いた。それよりも気になるのは南野のライバルとなる選手たちの活躍。左WGオリギは身体を生かして先制点につながるPKを奪ったし、右IHオクスレード・チェンバレンは追加点を挙げた。最終盤に出場したカーティス・ジョーンズは大した活躍は見せられなかったが、明らかにクロップが南野と競わせようとしているように見える。そしてフィルミーノはさすがのプレーで落ち着いてボールを収め、捌き、決定機を作っていった。南野はもっともっとアグレッシブにプレーしていい。次のサウサンプトン戦は出場機会があるだろうか。次こそゴール絡むプレーを期待したい。