とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第25節 リバプールvs.サウサンプトン

 南野vs.吉田の日本人対決が見られるかと思ったが、直前に吉田のサンプドリア移籍が決まってしまった。南野はベンチスタート。結局いつものメンバーによるいつものゲームを観戦してしまった。しかしサウサンプトンは9位。前節のウェストハムとは違って、前から積極的にプレスをかけてくる。前節よりは面白いゲームが観られた。

 リバプールはアンカーにファビーニョが先発し、ヘンダーソンを右IHに上げる。オクスレード・チェンバレンを左WGに起用した他は前節と同じ。対するサウサンプトンは4-4-2の布陣。イングスとシェーン・ロングの2トップに、右SHジェネポ、左SHレドモンド。ボランチはホイビュルクとロメウが並び、DFは右SBにウォード・プラウズ、左SBバートランド。CBはベドナレクとスティーブンス。GKはマッカーシーが守る。

 序盤からサウサンプトンがプレスをかける。リバプールも攻めていくが、サウサンプトンは右SHジェネポが積極的。序盤は面白い攻め合いが続く。17分、右SBアレクサンダー・アーノルドのクロスはあわやゴールとバーの上を越える。20分、右SBアレクサンダー・アーノルドのクロスを左WGオクスレード・チェンバレンが落として、右WGサラーがミドルシュート。次第にリバプールがゴールに迫っていく。23分、左SBロバートソンのフィードに走り込んだ左WGオクスレード・チェンバレンのパスをCFフィルミーノが落として、右IHヘンダーソンミドルシュート。26分、CHファビーニョのドリブルから左IHワイナルドゥムがシュートを放つ。

 サウサンプトンも27分、左SBバートランドのフィードをFWロングが落とし、右SHジェネポがミドルシュート。しかしGKアリソンがパンチングではね返した。30分、CFフィルミーノのパスから右IHヘンダーソンが右に流し、WGオクスレード・チェンバレンミドルシュート。だがDFがブロック。31分、続くCKのクリアから右WGサラーがクロス。CBファンダイクが抜け出して、ヒールでシュートするが、GKマッカーシーがセーブ。続いてCFフィルミーノがボレーシュートを放つが、これもGKマッカーシーがファインセーブした。

 なかなかゴールを決めきれないリバプール。すると前半終盤はサウサンプトンが攻めていく。36分、左SHレドモンドのミドルシュートはポスト左に外すが、40分、CFフィルミーノのバックパスをFWイングスが奪い取り、切り返してミドルシュートを放つが、これはFWロングに当たった。41分、FWロングがミドルシュート。43分にはCHホイビュルクがミドルシュートを放つが、GKアリソンがナイスセーブ。44分にもFWイングスの落としから左SHレドモンドがミドルシュート。だが枠を捉えられない。前半はスコアレスで折り返した。

 しかし後半2分、左WGオクスレード・チェンバレンの縦パスに左SBロバートソンが走り込むと、ラインぎりぎりで何とか残す。これをCFフィルミーノが戻すと、左WGオクスレード・チェンバレンミドルシュート。これが決まり、ついにリバプールが先制点を挙げた。9分にはリバプールが自陣からパスをつなぎ、最後はCFフィルミーノのスルーパスに右WGサラーが抜け出してシュート。追加点かと思ったが、わずかにサラーの位置がオフサイド。しかし15分、右SBアレクサンダー・アーノルドのサイドチェンジをCFフィルミーノが収め、中へのパスを右IHヘンダーソンミドルシュート。今度こそリバプールが追加点を挙げた。

 サウサンプトンも19分、CHホイビュルクがFWイングスとのワンツーからミドルシュートを放つが、DFがブロック。24分にはFWイングスのクロスに、右SBウォード・プラウズがミドルシュート。ポスト右に外した。すると25分、サウサンプトンは両FW、ロングとイングスに代えて、オバフェミとアダムスを投入する。直後の27分、GKアリソンがフィードを送ると、右IHヘンダーソンがCBベドナレクの後ろを抜く絶妙なダイレクト・クロス。右WGサラーが抜け出して、難なくシュート。リバプールが3点目を挙げた。

 その直後、28分にはオクスレード・チェンバレンを下げて、左IHケイタを投入。ワイナルドゥムを左WGに上げる。33分には左IHケイタのスルーパスにCFフィルミーノが抜け出すが、シュートはGKマッカーシーがセーブ。そして36分、ワイナルドゥムを下げて左WGに南野を投入する。サウサンプトンは右SHジェネポに代えてブファルを投入する。40分、左SHブファルがミドルシュートを放つが、ポストの右。41分、左IHケイタから右奥へパスをすると、右WGサラーが走り込み、クロスに左WG南野がミドルシュート。だが左IHケイタとダブってしまった。シュートは大きく枠を外した。

 リバプールは43分、右IHヘンダーソンに代えてララーナを投入。45分、CHファビーニョのボール奪取から縦パスを受けた右WGサラーがスルーパス。CFフィルミーノが走り込み、クロスに左WGサラーがシュート。リバプールが4点目を挙げた。南野もゴール前に詰めていたが、サラーの方が走り込むのが速い。そしてタイムアップ。前半はどうなるかと思ったが、終わってみれば4-0。リバプールが実力を示した。

 南野はよく動いてはいるが、41分のチャンスの場面では、ケイタを蹴散らしてでもシュートを決めて欲しかった。もっと思いっきり走り、もっと思いっきりシュートを叩いていい。もっともっと慣れるためには経験が必要。次のFA杯はユースメンバーで臨むとクロップ監督は言っているが、南野が出場することはないのだろうか。今の南野には目に見える結果が必要だ。