とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第26節 チェルシーvs.マンチェスター・ユナイテッド

 2週間ぶりにプレミアリーグが再開した。この間、ルヴァン杯ACLの中継もなく、久しぶりのサッカー観戦。ちなみに南野は今節も出場なし。最も面白そうなチェルシーマンUのゲームを観戦した。チェルシーは4位。一方、マンUは7位。4位以下は大混戦で、特にマンUにとってはEL出場のためにも負けられない。

 チェルシーの布陣は4-3-3。バチュアイをトップに、右WGウィリアン、左WGペドロ。中盤はジョルジーニョをアンカーに右IHカンテ、左IHコバチッチ。DFは右SBにリース・ジェームズ、左SBアスピリクエタ。CBはリュディガーとクリステンセン。GKにはカバジェロが入る。対するマンUは3-4-3。マルシャルとダニエル・ジェームズが前に張り、トップ下にブルーノ・フェルナンデスが入る3トップ。ボランチにはマティッチとフレッジが入り、右WBワンビサカ、左WBにウィリアムズ。CBは右からバイリー、マグワイアルーク・ショー。GKにはデヘアが入る。

 序盤はお互いに攻め合う展開。6分、左IHコバチッチから大きく右にサイドチェンジすると、右SBリース・ジェームズがミドルシュート。9分には左WGペドロのサイドチェンジから、右WGウィリアンがミドルシュートを放つ。しかし11分、右IHカンテが筋肉系の故障でピッチを去る。チェルシーが一人少なかった12分、マンUは右IHフレッジとOHブルーノ・フェルナンデスがワンツーで前に進み、OHブルーノ・フェルナンデスの落としから右IHフレッジミドルシュート。だがDFがブロックした。

 13分、ようやくカンテに代えて右IHマウントが入る。その後はチェルシーが攻めて、マンUが守る場面が多い。26分、左WGペドロのスルーパスに右IHマウントが走り込み、クロスにCFバチュアイがシュート。だがわずかにポスト左に外れる。するとマンUも37分、FWマルシャルがOHブルーノ・フェルナンデスとのワンツーで駆け上がり、ミドルシュートを放つ。44分、チェルシーのCBクリステンセンが選手との接触から鼻血を流して、しばし治療。そしてピッチに戻ってきた直後の45分、右WBワンビサカがCHフレッジとのワンツーで駆け上がり、DFに入ったWGウィリアンをかわしてクロス。これにFWマルシャルがドンピシャのヘディングシュート。マンUが先制点を挙げた。競ったのはCBクリステンセン。治療後すぐのプレーで集中し切れなかったかもしれない。クリステンセンは結局、後半最初からズマと交代した。

 後半も序盤は互角の展開。チェルシーは9分、右SBリース・ジェームズのクロスのこぼれを右IHマウントがミドルシュート。ポストを叩く。10分には左WGペドロがドリブルで持ち上がり、IHマウントのクロスのこぼれをペドロがシュート。これはDFにブロックされるが、直後のウィリアンのCKにCBズマがうまく合わせてシュート。ネットを揺らす。同点かと思ったが、VARの結果、ニアで左SBアスピリクエタが左WBウィリアムズを押し倒していたとしてゴールは認められなかった。

 マンUは19分、左WGペドロのドリブルからボールを奪ったCHフレッジがペドロに倒されて、PA手前でFKのチャンス。これをOHブルーノ・フェルナンデスが直接狙うが、ポストにはね返される。しかし直後の21分、OHブルーノ・フェルナンデスのCKにCBマグワイアがドンピシャのヘディングシュート。ネットに突き刺して、追加点を挙げた。CBリュディガーがマークしきれなかった。

 チェルシーは23分、早くも3人目の交代。CFバチュアイを下げてジルーを投入する。すると28分、CFジルーの落としからIHコバチッチが抜け出して、GKと一対一。だがシュートはCBバイリーがブロックする。ナイススライディング。32分には右SBリース・ジェームズの縦パスに右IHマウントが走り込み、クロスにCFジルーがヘディングシュート。きれいに決まったかと思ったが、これもVARの結果、わずかにオフサイドとしてゴールが取り消された。

 マンUは35分、FWダニエル・ジェームズに代えて、右WGアンドレアス・ペレイラを投入。マルシャルをCFに上げる。43分、右WGウィリアンのCKのこぼれを右SBリース・ジェームズがヘディングシュートするも、DFがブロック。44分、右IHマウントのFKも右ポストにはね返される。45分にはCFマルシャルに代えてイグハロ。45+1分にはブルーノ・フェルナンデスに代えて、右SHダロトを投入。布陣も5-4-1にして守りを固めたマンUがそのままゴールを許さない。そしてタイムアップ。2-0。マンUが勝利した。

 チェルシーは序盤のカンテの怪我。クリステンセンの怪我。そして2度のVARによるゴール取消しと、ホームながら運がなかった。しかしこの敗戦で4戦勝利なし。順位は4位を守ったが、5位トッテナムとの勝ち点差はわずかに1。さらに6位シェフィールドUとは勝ち点差2。7位マンUとは勝ち点差4。いよいよこれからCL出場権を巡る争いが激化しそうだ。