とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ヒットチャートの変遷

 50を過ぎた中年男は歌番組は見たりするのだろうか。娘が成長するにつれて視聴する歌番組も変化していく。生まれたばかりの90年代前半は、「おかあさんといっしょ」ばかり見ていたので、その頃のヒットチャートはあまりなじみがない。WANDSとか、徳永英明とか。ミスチルスピッツもデビュー直後のヒットを連発していた頃は、ほとんど聴いたことがなかった。
 娘が小学生になり、名探偵コナンを見るようになると、主題歌に採用されたZARDやB’s、倉木麻衣などを聴くようになる。運動会ではSMAPモーニング娘。で踊った。その頃からなぜか娘はゆずのファンになり、CDをレンタルしてはコピーする。
 中学校の教科書にスピッツが載り、Mr.chirdlenもいいよと勧めると、しばらくミスチルのCDを集めた。高校卒業間際になって、嵐。これは今も続いている。毎週録画している歌番組はミュージック・ステーション。だが、気になる歌手以外は飛ばしてみているらしい。
 先週のミュージック・ステーションは、CD売上げベスト20の歌手を最強アーティストと称して、男性ソロ、女性ソロ、バンド、グループ別にベスト20を紹介していた。ZARDがバンドで、My Little Loverがグループと言われると、その分類分けの基準がよくわからないけど、まあそれはいい。
 ミュージック・ステーションはこの種の企画モノをよくあるけど、そのたびに90年代のアーティストが上位にランクインする。おかげでなじみのない歌手や楽曲も多いのだけど、それよりも思うのは、CD売上げというのが今やヒットチャートを正確に表してはいないのではないのかということ。
 今やCDを購入するファンというのはAKB48の握手権目当てのファン位で、大多数はネットでダウンロードしている。CDレンタルも今や遅れている部類かもしれない。そうなってくると、CD売上げが歌手の人気度ではなく、コンサートにどれだけ動員できるかという方が重要かもしれない。それともカラオケ?
 いずれにせよ、コンサートやマスメディア、イベントへの出演収入がメインになっているはず。ランキングとか支持率なんて、政治家もそうだけど、どこまでホントかよくわからない。好きな音楽が聴きたいときに聴けるのが一番うれしい。