とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

エスパルス対FC東京 Jリーグ中位同士のゲームはせわしない展開の末のドロー。

 7位エスパルス対9位FC東京の中位同士のゲーム。FC東京は前々節のサンフレッチェ戦で3バックにしてから2連勝。このゲームでも3バックで来るかと思ったが、4バック。米本と高橋をダブルボランチに据えて、攻撃は梶山を中心に組み立てるが、これがほとんど機能しない。
 いやFC東京のせいというよりも、若手主体のエスパルスがよく動く。10分、このゲーム、ケガの高木に代わって2シャドーの左に入った17歳の石毛が大前に縦パス。右に流すが、トップ下に入った八反田が届かない。だが序盤からエスパルスはいきいきと攻め続ける。FC東京が受け身に回る。
 12分、梶山に八反田がプレスをかけ、CB加賀に戻すと、CFキム・ヒョンソンが突っかける。思わず加賀の肘が当たってイエローカード。13分にはボランチの杉山からのパスに石毛がフリーになるが、ボールコントロールにもたつき、DFに詰められて、シュートはGK権田の正面。若さを見せた。
 21分、ルーカスの落としから石川が彼らしいミドルシュート。バーを叩く。これで目が覚めたか、ようやくFC東京が攻め始める。27分には石川が左SBイ・キジェをかわしてクロスにルーカスがシュート。32分、石毛のクロスをキム・ヒョンソンが受けて反転しシュート。GK権田がナイスセーブ。互角の展開。
 36分、CBヨンアピンのフィードが大前に収まってシュート。38分、右SB河合がヘディングで前に送ると、八反田がシュート。GK山本の正面。そして41分、大前のクロスをDFがクリア。米本が受けて前に運ぶが、後ろから大前が追いかけて米本を倒してボールを奪い取る。ユーターンからドリブルしてミドルシュート。これがゴールネットを揺する。米本へのプレーはファール臭かったが、軽い接触で倒れたという判定か。エスパルスが先制した。
 しかし後半に入っても落ち着かない。2分、大前を起点に石毛の縦パスを八反田が落とし、石毛がシュート。だがGK権田がスーパーセーブ。このゲームで一番のコンビプレーだったが、得点にならなかった。
 FC東京は6分、左SH田辺に代えてヴチチェヴィッチを投入。すると14分、ショートコーナーからエスパルスDFの集中力が途切れた一瞬、ヴチチェヴィッチがドリブルで前進してミドルシュート。これがDFの足元を抜いてゴールに突き刺さる。FC東京が同点に追い付いた。
 その後はFC東京ペース。20分、梶山の落としから米本がミドルシュート。35分、カウンターからルーカスがドリブルで前進、米本が追いかけてクロスにヴチチェヴィッチがシュート。しかしサイドネット。36分、高橋から途中交代、羽生のクロスにヴチチェヴィッチがシュート。
 しかし両チームとも当たりが激しくミスが多い。せわしなく攻守が交代する落ち着かない展開。このまま時間が過ぎてロスタイム3分、ヴチチェヴィッチのクロスに渡邉がヘディングシュート。だがGK山本がキャッチ。その後もFC東京が攻め込んだが、タイムアップ。1-1のドローで終わった。
 うーん、両チームとも決め手がないなあ。守備がいいから? それもあるかもしれないが、バタバタした割にミスが多い、煮え切らないゲームだった。ああ、疲れた。