とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

神戸ルミナリエへ行ってきました。

 日曜日に神戸ルミナリエへ行ってきました。娘が2か月前から「人と防災未来センター」主催のセミナーに参加していて、たまたま16日が3回目のセミナー開催日。「帰りにルミナリエに寄ってくるといいよ」とは言っていたのだが、人と防災未来センターが交通不便なことから、いつも一緒にタクシーに乗る大学の先生が行けなくなったことから、「送ってくれるとうれしい」みたいな会話があり、「じゃ、一緒に行こうか」となった次第。
 そうは言ってもわが家から神戸は遠い。片道250?位。高速を飛ばして3時間位はかかる。朝9時過ぎに家を出て、すでに買ってあった乗車券を払い戻し、貸出期限が過ぎていた絵画を図書館に返しなどして、結局、春日井ICに乗ったのは10時頃。そのまま順調にクルマを飛ばし、吹田SAに着いたのが12時前。おなかもすいてどうしようかと思ったが、あまりに貧相なSAに驚いて、西宮ICで降りてファミリーレストランでも探すことにする。
 結局、人と防災未来センター近くのロイヤルホストで食事。2時ギリギリに娘をセンターに送って、われわれはそのまま三宮に行ってみる。するとまだ2時過ぎというのに三宮はすごい人手。日額上限設定のある駐車場には長い列ができている。当初、娘のセミナーが終了してから一緒に車で三宮へ向かおうと思ったいたが、そんな時間ではとても近くに車を停めることはできないと思い、1日1500円上限の「くじらの駐車場」パーキングへ停めることにした。
 駐車したはいいが、まだ2時半。とりあえずフラワーロードまで出て、見学者の規制ルート等を確認する。神戸に来たら絶対寄ると娘が言うイスズベーカリーでパンでも買おうかと、事前に娘に聞いた道案内を思い浮かべ探すが、たどり着けない。トイレにも行きたいし、三宮駅まで歩き、UCCコーヒーショップに入って時間をつぶした。
 この間にイスズベーカリーの場所を確認。娘からのセミナー終了メールを受け取り、JR灘駅に出るよう指示。われわれはイスズベーカリーでパンを購入。灘駅から電話の娘に三宮駅西口改札で待ち合わせを指示。無事合流を果たすことができた。
 娘の荷物と買い物を置きに一旦駐車場へ戻り、5時位にルミナリエ会場へ向かう。国際会館前の通りを西に向かうと、既に車道と歩道の間に強固な柵が設けられ、柵の中はギッシリの人で埋まっている。「最後尾は西の方です」の声を頼りに進むと、元町通りに出てさらに列は元町駅方面に伸びている。三宮センター街との交差点でようやく柵が一部開けられ、列に並ぶことができた。
 その後も列はところどころ横断者を通すため止められるので、少しずつしか進まない。それでも止まったり、進んだりと変化があるので、それほど飽きることなく、元町通りを南下。大丸前でUターン。時に小走りになりつつもうねうねと列は続き、グルッと回って神戸朝日ビルの前。神戸朝日ビルは竹中工務店設計施工の1994年建築の建物だが、低層部が1934年建築・渡辺節設計の神戸証券取引所の外壁を復元している。妻が「低層部の方が新しい」と言ったのはあながち間違ってはいない。
 そして大丸神戸。本館は1938年建築・村野藤吾設計だったが、阪神淡路大震災で解体され、日建設計により1997年に再建。高さも高くなり外観は大きく変わったが、クラシカルなスタイルはまるで昔からそこにあったようだ。
 そしていよいよ最後のカーブを曲がると、正面に神戸ルミナリエのイルミネーションが見えてくる。イルミネーション自体は至ってシンプル。同じデザインの電飾アーチが100基以上も並ぶ。去年なばなの里に行ったが、それに比べればずっとシンプル。だが神戸ルミナリエの目的は阪神淡路大震災のメモリアル。鎮魂。それを思えばシンプルにアーチが並ぶ方が心を打つ。BGMに荘重な音楽が流れ、一歩一歩、足を運んでいく。その間わずか15分ほど。終点はフラワーロードの広場に導かれ、広場を囲んで光の壁掛けが展開する。そして奥中央にセレモニー・モニュメント。来年以降も継続できるよう、一人100円の募金に協力したら小さなサンクス・カードを受け取った。
 6時半。屋台が並ぶ中、北に戻る。夕食はそごうまで戻ってイタリア料理を食べて、2時間無料の処理をしてもらう。これが良心的。6時間利用(1800円)から2時間分差引、4時間分(1200円)を支払うのかと思ったら、1日上限1500円から2時間分の600円を差し引いて900円の請求。くじらさん、そごうさん、太っ腹。
 帰りは阪神高速に乗りそびれ、西宮ICまで走り、途中、多賀SAに寄って家に到着。12時直前。結局、神戸ルミナリエしか観られなかったけど、楽しい時間だった。でも関電の電力消費は大丈夫だろうか。ルミナリエのために原発稼働と言われるとしたら許されない。