とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

シャルケはシュツットガルトに敗れて、最終戦はCL出場圏を賭けた4位・5位決戦になった。

 久し振りにブンデスリーガのゲームを見た。内田のシャルケ04。相手のシュツットガルト酒井高徳が累積で出場停止、岡崎はベンチスタート。前半から日本人対決が見られなかったのは残念。
 序盤はホームのシャルケが攻め込む。1分、OHラファエルが中に切れ込むドリブルから前線に駆け上がったCHジョーンズの落としをラファエルがシュート。内田も右サイド高く構え、右SHファルファンやCHヘーガーとスムーズなコンビプレーを見せる。一方、シュツットガルトはしっかり守ってカウンター気味に反撃。14分、左SBモリナーロのクロスにCFイビシェビッチがヘディングシュート。20分にはOHマクシムがロングシュート。23分にも左SHトラオレがFK。シャルケのパス攻撃を堅いブロックで奪い取ると、ドリブル突破やロングボールで攻め込んでいく。
 そして24分、中盤でCBニーダーマイアーがシャルケのパスをカットすると、内田が上がった裏にパス。トラオレが走り込み、クロスにイビシェビッチがシュート。シュツットガルトが先制した。シャルケも29分、右に回った左SHミシェル・バストスのクロスをCHヘーガーが落とし、内田がシュートを打つがふかしてしまう。38分には内田のスローインからDFのクリアをジョーンズがミドルシュート。GKウルライヒがファインセーブで弾き出す。失点後はシャルケが攻め込んでいったが、シュツットガルトが堅い守備ブロックで守り、前半は0-1で終えた。
 後半もシャルケの攻撃、シュツットガルトの守備という構図は変わらない。だがシャルケはなかなか決定的な場面が作れない。膠着状態が続く。8分、内田のクロスにラファエルがシュート。14分にはCFフンテラールが倒されて得たFKをファルファンが蹴るが、いずれも枠に入らない。18分、フンテラールのFKはポストにはね返される。この時間帯、シャルケがゴール前で何度もFKのチャンスを得るが、ゴールに入らない。
 そして21分、モリナーロのフィードにCHゲントナーがうまくDFラインを破ってフリーで駆け上がり、最後はイビシェビッチがシュート。シュツットガルトが突き放した。26分にはケガのトラオレに代わって岡崎が登場。さっそく内田と岡崎のマッチアップが見られる。岡崎が身体のキレもあり、よく動いてボールを触り、シャルケDFに揺さぶりをかけた。27分には粘り強いドリブルでライン際まで切れ込み、クロスを入れるがGKヒルデブラントがブロック。
 その後もシャルケの反撃が続く。32分、ファルファンのクロスにフンテラールがヘディングシュート。33分、左SBフックスのFKにCBマティブがヘディングシュート。35分、途中交代マイアーのドリブルからフンテラールがシュート。だがDFがブロック。攻め込むもどうしてもゴールを挙げられないシャルケシュツットガルトの守備がいい。
 そしてそのままアディショナルタイム突入。2分、岡崎が中盤でボールを収め、味方方向にドリブルするが、やや長くなったところをフンテラールに拾われる。そのまま右サイドに開いてクロスを入れると、CBニーダーマイアーの足に当たってオウンゴール。ようやくシャルケが1点を返した。その後ももう一度攻め込んだがゴールならず、そのままタイムアップ。1-2。勝てばCL出場を決められたゲームだったが、シャルケは大事なゲームを落としてしまった。
 これで次節最終戦は5位フライブルクとの対戦。しかもアウェイ。勝ち点差1でCL出場権を賭けた決戦を戦うことになった。ゲーム後のインタビューで内田が「シャルケらしい」と言っていたが、落ち着いた口調からは自信があるのかな。BS中継はないけれど、吉報を待とう。ドイツらしい清々しいゲームを見せてもらった。