とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

初めての人前結婚式はアットホームで楽しかった。

 週末、部下の結婚式に行ってきた。披露宴で主賓としてのあいさつを頼まれ、だいぶ前から案を練ってきたが、当日、大雪の影響で遠方からの出席者が来られず、あいさつの内容も修正を余儀なくされることになった。式を挙げる新郎・新婦の両家の方々が一番大変だったと思うが、あいさつの方は適当にアレンジして無事終わった。終わりがちょっとグズグズだったけど、終わったからもういいや。
 披露宴の前の結婚式は神式やキリスト教式ではなく人前結婚式で行われた。今では一般的なんだろうが、私にとっては初めての人前結婚式で新鮮で楽しかった。
 式場のベンチに腰掛けると、花が一輪ずつ配られて、入場する新郎に渡していった。花のブーケができた。次に新婦が父親とともに現われて、新婦の父親から新郎に新婦が委ねられた。そして二人で誓いの言葉を読み上げる。初めての共同作業。「承認される方は拍手をしてください」と司会者が述べて、みんなで大きく拍手した。
 次に、二人で誓約書にサイン。受付時に2冊記帳したうちの一つはこの誓約書への同意のサインだった。その後、指輪の交換があり、ベールを上げて頬にやさしくキスをした。そしてみんなが花びらをいっぱい投げかける中を退場していく二人。
 人前結婚式の式典内容は既に式場によって用意されているのだろう。いくつかの演出企画の中からチョイスしてその内容を決めるのだとは思うが、概ねよくアレンジされている。親族だけでなく友人なども多く参加して、若々しい雰囲気の中で行われる結婚式はとてもアットホームで心温まるものだった。
 その後の披露宴も主賓あいさつと乾杯のことば以外は、ケーキカットやブーケプルズなど新郎・新婦が参加して行われる演出ばかりで、友人のあいさつや余興はなかった。それでもお色直しで中座している間に、二人の成長と結婚までの足跡を紹介するスライドが流れ、披露宴が終わり二人が退場した後には、二人から感謝を伝えるエンディングビデオが流された。また、二人が席にいる間には、大勢集まった友人たちが入れ替わり立ち代わり二人を囲んでは写真を撮って、途切れる間がなかった。
 一昨年の仏前結婚式も興味深かったが、人前結婚式も楽しかった。何より若い友人たちが多く、披露宴も含めて若々しさにあふれていた。