とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

岡崎のゴールに向う姿勢はすばらしい。もっともチーム全体でそれができているのがドルトムントだけど。

 岡崎が2ゴールを挙げたドルトムント戦を観た。岡崎の動きの良さを確認。W杯に向けて頼もしく感じるとともに、ドルトムントの楽しいサッカーも満喫。一挙両得な気分のゲームだった。
 序盤からホームのドルトムントが押し込んでいく。3分、OHロイスのFKがポストを叩く。5分にはマインツのCKから高速カウンター。OHロイスが速いドリブルでマインツ陣内に持ち上がり、左に流して左SHムヒタリャンがクロス。ここからのCKからDFのクリアボールを右SHヨイッチがミドルシュートを決めた。シュートコースに入ったCHキルヒの手に当たってコースが変わりゴールに飛び込む、マインツにとっては不運なゴールだった。
 マインツの初シュートは13分。CHガイスのフィードにCF岡崎が走り込みシュートを放つ。すると14分、ゴールキックからDFのフィードを左SBディアスがヘディングではね返すと、左SHマッリからのパスを受けたCF岡崎が右に持ち出してシュート。CBフメルスに当たってコースが変わり、ゴールに飛び込んだ。マインツが同点に追い付く。あの距離で積極的にシュートを放つ姿勢がゴールを呼んだ。すばらしい。
 でもドルトムントはすぐにまた突き放す。18分、CHシャヒンがドリブルでボールを運び、左に展開。左SHムヒタリャンのクロスにCFレバンドフスキがシュート。あっという間にゴールを挙げる。その後も22分にはCHの縦パスからCFレバンドフスキがDFをかわしてシュート。36分にはCHから右に展開。右SBピシチェクのクロスにロイスがシュート。ドルトムントが速い攻撃を繰り出す。
 マインツも25分、右SBベルのクロスにCF岡崎がヘッドでフリック。左SHシュポモティングがヘディングシュート。35分には左CHマッリがロングシュートを放つが、前半は2-1とドルトムント1点リードで終えた。
 後半に入りマインツは右CHサラー、右SHパーカーを投入。ドルトムントの左サイド、ムヒタリャンのからの攻撃を封じる対策か。だがドルトムントはOHロイスが絶好調。3分、ロイスのドルブルからCFレバンドフスキのスルーパスにロイスが抜け出しシュート。6分、ロイスの長めのFKが直接ゴールを襲い、GKカリウスがかろうじてセーブ。その後もCKから2度、ヘディングシュートを打たれた。
 しかし次のゴールはマインツ。8分、右SHパーカーのドリブルをCBフメルスがタックルで止めると、こぼれ球を拾ったCHシャヒンがGKランゲラクへバックパス。これにいち早く反応した岡崎が奪い、GKをかわしてゴールに流し込んだ。マインツが同点に追い付く。
 しかし喜ぶのもつかの間。11分、OHロイスのFKに右SBピシチェフがニアでヘディング。フリックしたボールがそのままゴールの飛び込み、すぐさまドルトムントが勝越し点を挙げる。その後は18分、19分とレバンドフスキのシュート。22分にはロイスのCKからCBフメルスがヘディングシュート。ライン上で岡崎がクリアする。
 しかしその後も攻撃の手を休まない。32分、ロイスのFKにレバンドフスキがヘディングシュートを、ポストを叩く。そして34分、OHロイスのスルーパスレバンドフスキが抜け出し、GKカリウスをかわしてシュート。CBブンガートの手に当たりPKの判定。これをロイスが落ち着いて決めて、ドルトムントが4点目を挙げた。その後は39分にロイスに代わって途中出場したオバメヤンが2度ほどシュートを放つなど、ドルトムントが押し切ってそのまま4-2で勝利した。
 それでも岡崎が2ゴールと存在感を示したのはうれしい。しかしそれ以上にロイスの好調さ、ドルトムントの速いサッカーが面白い。一挙両得。いや楽しいゲームだった。