とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

水没スマホの顛末

 娘が忘年会の帰り、「スマホをトイレに落とした」と電話をかけてきた。げげっ! 汚い! それでも洗ってそのスマホで電話をかけてきた。よく聞こえない。お互い大声を出して叫び合っている。まだ動いてはいるが、いつまで作動し続けるか不安。LINEに「水没したスマホはまずバッテリーを抜いて乾かせ」と指示を送る。そのメッセージは届いたようだが、通勤で1時間半。最寄の駅が近付き、バッテリーを装着して電話をしようとしたら、もう全く動かなかった。カメラのレッズが白く曇っている。
 家に帰って水没スマホの対策方法を検索すると、「バッテリーとSIMカード、SDカードを抜いて乾かせ」とある。「振ったりするのは禁物」と書かれているが、「しっかり振っちゃった」と娘。まずは乾かしつつ、対策を考える。
 ドコモの「ケータイ補償お届けサービス」にスマホを購入以来入っている。電話をしようと思ったが、サービスは9時から20時まで。翌日電話することにして、早く乾くことを祈った。しかし願いも通じず、翌朝になっても水没スマホは作動しない。娘が連絡用に「パパのスマホを貸して」と言うので貸してやり、私はガラケーだけになる。「昼休みにでも電話しなさいよ」と言ったが、「あ、そのスマホ、電話できない」。結局、帰宅後に電話をした。ちなみに翌日になっても水没スマホは復活しない。
 2日後に代わりのスマホが届いたが、その頃にはようやく水没スマホもまともに動き出した。ただしカメラのレンズは曇ったまま。お届けサービスの補償価格はポイントも使って約3000円。当初の購入時は6万円を越えていたので、2台目を3000円で購入できたと思えばよかった。もっとも2年弱の間に1万近く補償料を払っている。
 SIMカードは付いておらず、データ移行も自分でやらなければならない。幸い水没スマホが動き出したので、SIMカードとSDカードを抜き差しして、旧スマホから新スマホへデータ移行。しかしそれだけでは終わらない。これまでインストールしてきたアプリが大量にあって、それらは旧スマホを見ては書き出して、SIMカード等を入れ替えて、新スマホにインストールする。まずは自宅無線LANへ接続ができるように設定してから作業を開始したが、これがけっこう大変。新スマホが届いて3日近く経つが、まだ娘は少しずつ作業を続けているらしい。
 ちなみに旧スマホは電話申し込み後、10日以内に返送する必要がある。作業が間に合うか。返送用の封筒は同封されていて、送るのは簡単。パソコンのリサイクルのようなことはない。改修したスマホはリニューアルしてお届けサービスに再利用するとのことだが、本当だろうか。そうそう、最後に旧スマホからデータを消去する作業を忘れないようにしなくては。とんだ顛末の1週間だった。