とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

秋はそばと馬籠と栗きんとん

 5連休の4日目。秋と言えばやはり新そば。そして栗きんとん。10時過ぎに家を出て、中央道を北上。いつものそば屋、南信州阿智村「おにひら」へ向かう。さすがに中央道は断続的な渋滞。いつもなら1時間半のところを30分余分にかかり12時半前に到着。既に駐車場は満車で少し離れた空き地の駐車場に案内された。

 ちょうど新そば祭りを開催中。多くの人が待っていたが、待ち時間は意外に短い。外の売店で野菜などを見ているうちに順番がやってきた。いつものかき揚げは平日オンリー。それで、3人前の大盛そば「おにひら」(1700円)に天ぷらの盛り合わせ(900円)。今日は娘と3人なので、季節のきのこそば(1300円)を付けて、そば団子を1皿2本(240円)。少し高いけど、おいしい。

 満腹になって、外の売店で野菜や新そばの持ち帰りセットを買って、次の予定地へ向かう。松茸も出ていたが、値段がリーゾナブルかどうか判断できず、手が出なかった。それで昼神温泉まで戻ると、松茸の売店が出ている。「覗いてみようよ」という妻の言葉に車を止めた。結局、3500円位のを買っていた。おいしいのかな?

 次の目的地は馬籠。昼神から一般道で清内路峠を越えて南木曾町へ向かう。そのまま降りると妻籠だけど、この日は久しく行っていない馬籠へ行くことにした。くねくねとした道を抜けてようやく馬籠へ。峠から降りてくると、いくつか無料駐車場がある。そのうちの一つに停めて、急な坂道を歩き出した。

 まずは展望台から恵那山を眺める。天気が良く、山容がよく見える。高札場には高々と様々な札がかかっていた。そしていよいよ石畳の馬籠の町並みへ。久しぶりの馬籠はこんなに急坂だったっけ。途中で酒屋に寄ったり、雑貨屋に寄ったり、竹細工の店に寄ったりしながら、脇本陣資料館まで下る。坂はここで少し落ち着いて、観光案内所。それから藤村記念館。郵便局も風情がある。

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 でもさすがにここまで下ると妻が疲れて、休憩しようと言い出した。それで二階からの風情がいいかなと清水家資料館の隣。清水家の2階でコーヒーを飲みながら一休み。1階は豆の専門店となっていて、付け合わせに豆菓子が出る。これもまたおいしい。

 残りはあとわずか。しかし清水家資料館から南がこれまで以上の急坂になっていて、妻はそこでダウン。娘と二人で水車の回る枡形、そして急坂の下まで行ってきた。水車は水力発電となって、小屋の中には発電量を示す掲示板がある。昔来た時はこんなスロープになっていなかったんじゃないかな。荒々しい階段を登ったような記憶があるが、いつ改修されたんだろう。

 もう一度坂を戻っていくときに、下からタクシーが上がってきた。よくこんな急坂を上がれるものだと感心する。町並みの中に車庫があり、クルマが止まっている民家がある。やはりこの急坂を上っていくのだろう。すごいな。帰りはのんびりと坂を上る。途中で娘が傘を買う。水に濡れると模様が浮き出る。馬籠の中では3店舗で売っていた。一番安いジャンプ傘でないタイプのものを1080円で購入した。家に帰って検索すると、ネットでも売っているんだけどね。

 ようやく駐車場まで戻り、また出発。今度は栗きんとんを求めて、「恵那川上屋」まで。途中、「すや」や中津川の「川上屋」の売店もあったけど、栗きんとん以外の洋菓子などの品揃えでは恵那川上屋がダントツ。恵那峡近くの本店へ向かう。着いたのは5時半近くでもう暗くなりかけていたが、駐車場はいっぱい。職場へのお土産も買って満足して店を出た。

 最後の目的地は多治見の天光の湯。最後に旅の疲れを取って帰ろうという算段。だけど大渋滞でなかなか道が進まない。中央道だけでなく国道19号も渋滞。回り道をしながら何とか7時40分に天光の湯に着いた。レスランのラストオーダーが9時。8時50分に集合を約束してそれぞれ入浴。ぎりぎりラストオーダーに間に合った。初めて食べた「チャーシュー丼」が意外においしい。それで満足して10時過ぎに家に着いた。

 秋の1日。ソバに木曽路に栗菓子に温泉。この上ない満足の1日だった。長かったシルバーウィークも昨日で終わり。今年の連休はのんびりと気持ちよく過ごすことができた。