とんま天狗は雲の上

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セリエA 第17節 ユベントス対インテル

 本田と長友がアジア杯出場のためチームを離れたセリエAインテルも長友がいない右SBにカンパニャロを入れる。加えて今シーズンレギュラーポジションを手に入れたドドも欠場。左SBにはダンブロージオが入った。メデルとクズマノビッチのCH、コバチッチを中央に左SHエルナネス、右SHグアリンの布陣。一方、ユベントステベスジョレンテの2トップ。ピルロをアンカーに右からマルキージオビダル、ポグバと並べる。
 序盤からホームのユベントスが圧倒する。2分、右SBリヒトシュタイナーから中へパス。FWテベスが落としたボールを右MFマルキージオがシュート。だが枠を外す。しかしその後もユベントス・ペース。そして5分、右SBリヒトシュタイナーからの縦パスに走り込んだFWジョレンテのクロスにOHビダルがトラップ一発抜け出すと、中への折り返しにFWテベスが走り込む。シュート。ユベントスが早々に先制点を挙げた。
 その後、ユベントスがややペースを落とし、インテルがパスを回して反撃する展開。だがなかなかゴール前に入っていけず、シュートも打てない。すると25分過ぎ位からまたユベントスが攻勢をかけていく。27分、34分とOHビダルがわずかな隙を狙いミドルシュート。いずれもGKハンダノビッチがナイスセーブを見せる。35分には左SBエブラのクロスをFWジョレンテとDFが競ってこぼれたボールに左MFポグバが絶妙なドリブルでDFの間を抜けてGKと一対一。しかしシュートはGKハンダノビッチが身体に当てた。前半は1-0。ユベントスのリードで終えた。
 後半に入ってもユベントス・ペースが続く。そこで9分、インテルはクズマノビッチに代えてポドルスキを投入した。ポドルスキインテルに移籍していたのか。知らなかった。これでグアリンがCHに下がり、エルナネスを右SHにポドルスキが左SHに入る。ユベントスポドルスキ投入直後からインテルがどんな攻め、どんな動きをするのか様子を見ている感じ。ユベントスの中盤が緩み、次第にインテルがパスを回せるようになってくる。
 そして19分、CHグアリンが中盤から長い縦パスを通すと、CFイカルディが走り込んで、飛び出したGKブッフォンの脇を抜くシュート。これが決まり、インテルが同点に追いついた。ユベントスも24分、ピルロのFKがあわやゴールを脅かすが、GKハンダノビッチがファインセーブ。すると次第にインテルの動きがよくなり、互角の展開になっていく。ユベントスは18分、FWジョレンテに代えてモラタ、32分、OHビダルに代えてペレイラを投入。運動量を補ってもう一度攻勢をかけようとするが、インテルの動きが上回る。
 32分、ピルロのCKにMFポグバがヘディングシュート。枠を外す。36分にはCBボヌッチにCFイカルディがプレッシャーをかけてボールを奪うと、左SHポドルスキが長駆ドリブル。最後はクロスをゴール前に流すが、イカルディが一歩届かず、シュートは力なく枠を外した。さらに38分、41分とCFイカルディミドルシュートを放つ。しかし攻勢もここまで。後半カードが乱発されたゲームは41分、右SBリヒトシュタイナーへのコバチッチのタックルに対して一発退場のレッドカード。その後、ユベントスが攻勢をかけるがインテルが守り切り、1-1の引分けでゲームを終えた。
 前半はユベントスの一方的なゲームでそれを楽しむ形だったが、ポドルスキ投入以降はインテルが反撃。同点後はインテルが優勢になるなど、両チームにとって面白いゲームとなった。とは言っても、インテルは長友不在の影響はある。ユベントスも万全ではない。今節終了してセリエAは首位ユベントスと2位ローマの勝点差がわずか1となった。まだまだ予断は許されない。