とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ第20節 ヘルタ対ドルトムント

 香川がベンチ外ということで話題となったゲーム。一方でヘルタの原口の活躍が伝えられた。原口を楽しみにゲームを観始めた。でも正直に言ってつまらないゲーム。原口も守備面ではよく貢献していたが、攻撃のチャンスはそれほど多くなかった。

 4分、ヘルタの左SBブラッテンハルトのクロスのこぼれをOHダリダがシュート。GKブエルキがナイスセーブを見せる。ドルトムントも8分、CHギュンドアンミドルシュートを放つが枠に飛ばない。ドルトムントは香川の代わりにカストロを先発させた他はほぼいつものメンバー。トップ下に入ったカストロだが、香川のようにボールを受けに戻ったりしないため、CHギュンドアンがもっぱら攻撃のスイッチを入れる役。しかし前線との距離が遠く、攻撃陣にボールが入らない。

 21分、ダリダのCKからCBブルックスがドンピシャのヘディングシュート。しかしわずかにバーの上を越える。23分、ブラッテンハルトのFKにCHヘゲラーがヘディングシュート。しかしGKブエルキのナイスセーブに阻まれた。前半、セットプレーからチャンスをつかむヘルタだったが、こちらもゴールにならない。原口は左SHに入り、25分・30分と中盤でDFをかわす華麗なドリブルを見せるが、先には進めない。32分、ドルトムントはCHギュンドアンのクロスにCBフメルスがヘディングシュート。しかしGKヤーシュテインがナイスセーブ。お互い攻撃の機会も少なく、スコアレスで前半を終えた。

 後半1分、左SH原口がドリブル突破でPA内まで入っていくが、倒される。チームメイトがPKを主張するが取ってもらえない。ドルトムントは4分左SHロイス、さらに右SHムヒタリャンがミドルシュートを放つが、いずれもわずかに枠を外す。OHカストロの位置が高く、中盤の前目の位置がぽっかり空いているが、そこをうまく使えず攻撃が停滞。ドルトムントがパスを回すもののヘルタの守備を崩せない。10分にはカルーと原口が左右をポジションチェンジ。ドルトムントの左SHシュメルツァーの上がりを原口がしっかりと抑える。

 21分、CKからのこぼれ球を右SH原口がミドルシュート。しかし枠に入らない。25分には再びカルーと原口がポジションチェンジ。するとその直後、右SHカルーのスルーパスにOHダリダが抜け出し、クロスにCFイビシェビッチが走り込む。しかしDFに詰められてシュートはうまく打てなかった。ドルトムントもその直後、OHカストロから右に展開、CFオバメヤンのクロスに右SHムヒタリャンがシュートを放つも、枠を外す。

 26分、ドルトムントカストロとオバメヤンに代えて左SHプリシッチとCFラモスを投入。ヘルタもCFイビシェビッチを左SHファンデルベルフに交代する。再び右SHに戻る原口。カルーをワントップに上げる。31分、CFカルーのスルーパスに右SH原口が走り込んでクロスを入れるもDFにクリアされる。32分にはカウンターで右SH原口がドリブル、さらにCFカルーにつないで原口も上がっていくが、カルーはシュートを選択。枠を外した。ドルトムントも36分、左SBシュメルツァーのクロスにCFラモスがヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。その後、ドルトムントは右SHロイスを交代。ヘルタもCFカルーとCHヘゲラーを交代。お互い守備を固めてそのままタイムアップ。スコアレスドローで終わった。

 お互い攻撃に決め手がなく、お互いの守備を崩しきれずに90分が過ぎた。原口も守備に重点を置いてPAに迫ったプレーは数えるほど。香川が出場すればドルトムントももっと変わっただろうか。ミッドウィークのカップ戦では終盤になって途中出場したようだが、いったいどうなってしまったのか。胃腸炎で欠場していたが、まだそこから十分回復しないのか。それともトゥヘル監督との確執? 香川を欠いてドルトムントは創造性も欠いてしまった。早い復帰を待っている。