とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

岡山(吹屋・倉敷)、徳島(脇町・鳴門)、淡路島の旅(その2)

 4月30日。2日目は9時にホテルを出発。途中、展望台から瀬戸大橋を眺め記念撮影。児島ICから瀬戸中央自動車道に乗る。富士山型のきれいな山容を描く島々を眺めつつ瀬戸内海を渡り、坂出ICで降りる。ここで道を間違えて(ナビが悪い)本来ならそのまま南へ向かうところを高松まで下道を走ることに。途中のコンビニで大塚国際美術館の前売りチケットを購入。さらに給油して国道193号を通って山を越える。

 着いたのは、脇町。こちらは吉野川の水運と藍の集散地として栄えた城下町。うだつの町並みとして名高い。立派なうだつに白い漆喰壁。虫籠窓や出格子などよく整備された古い町並みが続く。道の駅に車を停めて、観光交流センターからまずは西へ歩き出す。西端の観光文化資料館まで行って戻る。お昼は道の駅の施設「藍蔵」で地鶏せいろ飯とカレーを食べる。どちらもなかなか旨かった。

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 食後は東に向かい、脇町劇場オデオン座まで。入館料200円のところ、この日は民踊の発表会をやっていて無料で入場できた。ラッキー。昭和9年に建設された昔ながらの劇場で、映画館として利用されていたが閉館。しかしその後、山田洋二監督の映画で注目を集め修復保存され、今は市民の催し物などに利用されている。2階には畳座敷があって、多くの方が公演を楽しんでいた。

 そして大塚国際美術館へ向かう。徳島自動車道で小1時間。鳴門北ICで降りてすぐ。海沿いの駐車場に停めてシャトルバスで美術館へ向かう。すごい人出。長いエスカレーターを昇って降りた先は地下3階。エントランスホールを通って正面、システィーナ・ホールに入る。ここはかのミケランジェロの傑作、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」と天井画が復元されている。先日、「美の巨人」で紹介されていたばかりで興味深く拝観した。

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 その後はスクロヴェーニ礼拝堂、聖マルタン聖堂。建物の内装も昔ながらに復元され、壁画で彩られている。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を見て、古代・中世の展示へ。しかしここで時間をかけ過ぎた。2階に上がってモネの大睡蓮脇のカフェで休憩。それからルネサンスの部屋、バロックの部屋と回るが、この時点で既に時間が足りないことに気付く。ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」と「最後の晩餐」、さらにボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」。この階は宗教画が多い。先を急ぐ・地下1階はバロックと近代。ゴヤの「裸のマハ」と「着衣のマハ」。ドラクロア「民衆を導く女神」。マネの「笛を吹く少年」。ミレーの「落ち穂拾い」。ゴッホの「ひまわり」。ムンク「叫び」など。もう時間がない。1階・2階は現代美術。先にエレベーターで2階に向かい、モディリアーニシャガールなど。1階に戻ってピカソの「ゲルニカ」。アンディ・ウォーホール。そしてテーマ展示は1階を見て、さらに2階に向かったところで時間切れ。わずかに見損ねた。帰りはお土産の陶板画を買って駐車場に戻る。とても半日では見切れない。

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 この日は鳴門の渦潮は5時50分に中潮。急いで「渦の道」へ向かう。駐車場に停めて、しかしそこからが長い。大鳴門橋の中の遊歩道を歩いて渦潮の上部へ向かう。風が強く寒い。それでも渦はけっこうよく見えて面白かった。そして宿は大鳴門橋を渡った先の南淡路ロイヤルホテル。一人1泊2食で17,500円だったが部屋も広くてよかった。食事は中華でこれもまた抜群に美味。翌朝のバイキングも淡路産のタマネギや米などふんだんに使用していて、美味しかった。(さらに続く)