とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

トイレを修繕

 先日、水道メーターの検針があって、水道料金の請求書と合わせて「漏水している可能性があります」という注意メモを置いてあった。水道メーターの蓋を開けると使用量を示す数字の横に小さい三角形のパイロットが付いていて、使用中はそれがクルクルと回る。三角形の下は赤く塗られており、パイロットが動くと赤色の部分も動くのでわかる仕組みになっている。ところが家中の蛇口や水栓を閉めてもゆっくりとパイロットが回っている。それで上述の注意メモとなった。

 配管から漏水していたらどうしようかと思ったが、妻が「そういえば2階のトイレが使用後も小さくさざなみ立っている」と言うのでさっそく点検。確かにわずかに水が揺れ動いている。そこでドライバーで元栓を閉めてから水道メーターを確認すると、今度は三角のパイロットが止まった。原因はここだった。ちなみに元栓を閉めてから1時間ばかりしてトイレのタンクを除くと、半分以上も水が減っている。毎日こうして漏れ続けていたわけだから、それによる水道代もバカにならないはずだ。

 実は10数年前にもそのトイレのゴムフロートを交換したことがあったが、けっこう苦労した。それで今回はまずINAXの修理センターへ電話をして、修理を依頼するとどのくらい費用がかかるか聞いてみた。すると出張料金が4000円に部品代や技術料がかかると言う。うーん、それならやっぱりまずは自分でやってみるか。次は便器の品番を入力して修理方法等を検索するとすぐにINAXのHPから修理説明書のPDFが閲覧できた。

 やはりゴムフロートの交換が必要のようだ。それでホームセンターへ交換用ゴムフロートを買いに行く。前もそうだったが、TOTOは純正部品があるが、INAXはKAKUDAIの代用品しかない。多少不安を抱えつつKAKUDAIの製品を買って帰る。それでさっそく交換を開始する。

 まず、ボールタップから手洗いへ延びる管を外して、タンクの上蓋を取る。既にすっかり水はなくなっているが、ゴムフロートを触ると手が真っ黒になった。これでは新しいゴムフロートの封を切ることもできない。しかたなく1階へ戻り、洗面で手を洗う。新しいゴムフロートを持って2階へ上がり、手元に置いて古いフロートを取ろうとするが、ストッパーがあって簡単に取り出せない。どうしたらいいのか色々と迷ったが、ゴムフロートを無理やり捻じ曲げ、ストッパーの下から引きずり出す。この時点で再び手が真っ黒。そのまま新しいゴムフロートを持って、フロートに付いた軸をタンクの下のストロー状の軸の中に突っ込み、また無理やりゴムスロートを押し込んだ。何とか装着完了。あとはクサリをレバーの金具につないで開け閉めの状況を確認する。水を出そうと思ったら元栓の開放にまたドライバーがいることに気が付いた。仕方なくまた1階まで降りて手を洗い、ドライバーで元栓を開放して水を流してみた。大丈夫。ちゃんと水が止まる。手洗いへの管を再び接続して蓋を閉める。

 念のため、水道メーターを見に行ったらちゃんとパイロットメーターは止まっていた。一件落着。しかし手の黒い汚れがなかなか落ちない。ちなみにボールタップからオーバーフロー管へつながっている黒いホースが老化しており、それが手の黒くなる原因であり、トイレ黒ずみの原因でもある。ホースを取り外しても支障ないように思われたが、とりあえずそのままにしておいた。うーん、次は切ってしまおう。

 作業時間は30分もかからなかったけど、手が黒くなったため階段を何度も上り下りしなければいけなかったことが面倒くさかった。でもこれでしばらくは漏水も大丈夫だろう。来月からの水道代がどうなるか楽しみだ。