とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J2リーグ第23節 名古屋グランパス対モンテディオ山形

 前日のゲーム結果を反映しての暫定順位で8位に下がったグランパス。そして磯村のグランパスラストゲームアルビレックスへの移籍が決まった。ミッドウィークでのゲーム、厳しい暑さ。グランパスは大きくメンバーを変えてきた。佐藤寿人のワントップに押谷と杉森の両SH。トップ下に田口を置いて、小林とワシントンがボランチに並ぶ。そして守備陣は磯村と並んで櫛引がCBに入り、酒井が左SB。GKは楢崎をベンチに置いて、渋谷が先発した。対するモンテディオは菅沼と加賀のCB、左SB高木、右SB茂木の4-2-3-1。本田と風間宏希ボランチを組んで、佐藤優平がトップ下、左右に汰木と鈴木雄斗。ワントップに阪野が入った。

 序盤から積極的にプレスを掛けてくるモンテディオ。2分にはOH佐藤優平のCKから左SB高木がミドルシュートを放つ。5分にもCH風間がミドルシュートモンテディオが積極的に攻めていく。グランパスはいつものとおりパスを繋ごうとするが、モンテディオのプレスの前にミスも多い。14分、OH佐藤優平の縦パスからCF阪野がシュート。GK渋谷がセーブ。16分、CF阪野の落としから右SH鈴木がミドルシュート。GK渋谷がファインセーブ。弾いたボールはバーに当たってはね返った。

 22分にもOH佐藤優平のクロスから右SH鈴木のパスに左SH汰木がシュート。これもGK渋谷がナイスセーブした。ここまでシュートが打てないグランパス。ところが29分、中盤でのパス回しからCH小林が長いスルーパス。これにCF佐藤寿人が絶妙のタイミングで走り込み、クロスに左SH押谷がヘディングシュート。これが決まり、グランパスが先制点を挙げた。

 モンテディオは37分、CH風間のフィードにCF阪野が抜け出す。GK渋谷が飛び出す。阪野が倒れる。走り込む際にDFと接触してバランスを崩していたか、わずかに足がGK渋谷と当たったか。だが主審はPKを取らない。危ない、危ない。アディショナルタイムにはCKからOH佐藤優平のクロス性のシュートがあったが、枠に入らず。前半は守る時間が長かったグランパスが一瞬の隙を突いて、先制点を挙げて折り返した。

 後半に入ると少しグランパスが盛り返す。8分、OH田口のFKはDFがヘディング・クリア。12分、今度はOH田口が直接FKを狙う。後半に入り、押し込み始めたグランパス。13分にはOH田口のCKから左SH押谷がボレーシュート。DFに当たってこぼれたところにCF佐藤寿人がヘディングシュートを放つが、GK児玉がセーブした。

 モンテディオは15分、よく動いたOH佐藤優平に代わり、CH中村駿を投入する。風間を右SHに上げて、鈴木をトップ下に移す。20分、右SB茂木のクロスにこぼれを右SH風間がシュート。わずかにポスト右に外れた。22分にはグランパスも右SH杉森に代えてCFシモビッチを投入。押谷を右SH、佐藤を左SHに下げる。モンテディオも23分、右SH風間を下げて、左SB石川竜也を投入する。高木をワントップに上げて、阪野がトップ下。すると直後のCKを石川が蹴って、右SH鈴木がヘディングシュート。枠を外す。

 37分には左SB石川のクロスに右SH鈴木がボレーシュート。しかしこれはGK渋谷の正面。しっかり抑えた。38分、モンテディオはCF高木に代えて永籐を投入。グランパスも41分、左SH佐藤寿人に代えて杉本を投入する。44分、右SH押谷のクロスにOH田口がヘディングシュート。ポスト右。アディショナルタイムにはモンテディオがゴール前に攻め込むが、右SB宮原がナイスクリア。こぼれたボールを左SH汰木がクロスを入れると、FW永籐がヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。グランパスの守備がしっかりしている。1-0でグランパス勝利した。

 笑顔があふれる磯村。グランパス最後のゲームを勝利で終えることができた。しかしアルビレックスではすぐにJ2降格を前にした戦いが続く。それだけ期待されるものも大きい。がんばれ、磯村。一方、グランパスはこれで5位に浮上。だが、首位ベルマーレとは勝ち点差10。2位アビスパとも既に9ポイントも離されている。次はサンガ戦、ロアッソ戦、愛媛戦と続く。確実に勝利を重ね、上位に迫っていきたいところだ。こちらもがんばれ、グランパス