5連勝の後、1勝1分。今節は田口が出場停止から戻ってきて、久しぶりに大量得点が見られるかと期待したが、逆にノーゴールで0-1の敗戦。またイライラするグランパスが戻ってきてしまった。青木が体調不良による欠場。代わりに久しぶりに左FW玉田が先発し、右WBには和泉が入った。
序盤からグランパスがパスをつないで攻め込んでいく。だが3分、トリニータはGK上福元のFKから右SB岸田がポストになって、右SH小手川のクロスにFW三平がシュート。ネットを揺らすが、オフサイドの判定。8分にもCH姫野の縦パスをFW後藤がヒールで落とし、FW三平がシュート。トリニータの攻撃陣に勢いがある。
グランパスは、パスは繋ぐもののなかなか決定機を作れない。17分、右CB宮原のスローインからCFシモビッチが胸で落として反転シュート。ポスト左に外す。26分、右FWシャビエルのCKからDFにクリアを左CBイムスンギョムがオーバーヘッド。CFシモビッチに渡りシュートを放つが、GK上福元がセーブする。30分、右FWシャビエルの戻しからCH田口がミドルシュート。積極的にシュートを打つも、枠を捉えられない。
逆にトリニータはロングボールからカウンター。33分、右SB岸田のクロスにFW三平がうまく右WB宮原をかわしてシュート。GK楢崎がセーブする。36分、再びCH田口のシュートはGK上福元がナイスセーブ。37分、右SB岸田のクロスにCB竹内がヘディングシュート。FW三平とFW後藤が滑り込むが、オフサイド。40分、FW後藤から左に流して、FW三平のクロスにCH姫野がシュート。しかしDFがブロック。
グランパスは42分、右FWシャビエルがバックパスをカットしてドリブルでゴール前に迫るが、シュートはうまく打たせてもらえない。トリニータも45分、CH姫野の縦パスを受けたFW三平がミドルシュート。GK楢崎がセーブする。前半はグランパスがパスを回すも、なかなか決定機は作れず、逆にトリニータがカウンターからチャンスを掴むが、こちらも決めきれず。前半はスコアレスで終わった、
後半頭から左FW玉田に代わって永井がピッチに入る。7分、右CB宮原のクロスからCFシモビッチが反転してシュート。右ポストを叩く。トリニータも8分、左SH松本のクロスに右SH小手川がシュート。DFブロックのこぼれ球を右SB岸田がシュートを放つが、GK楢崎がキャッチした。グランパスも9分、CFシモビッチが右FWシャビエルとの短いパス交換からシュートを放つが、わずかに左に外す。
13分、グランパスはCB新井が守備でFW後藤にかわされた時に足を滑らせ、膝を痛める。タンカで運ばれ、ワシントンと交代。トリニータもCH姫野を前田に交代する。16分、左SB福森の長いスルーパスにFW三平が抜け出してGKと一対一。しかしシュートはわずかにポスト左に外れる。19分、FW三平を伊佐に交代した。20分、FW後藤のシュートは左CBイムスンギョムが身体を張る。ナイス守備。トリニータはロングボールからのカウンターで再三チャンスを掴む。一方のグランパスはシャビエルのセットプレー。21分、右FWシャビエルのクロスに左FW永井がヘディングシュート。GK上福元がファインセーブ。22分、再び右FWシャビエルのクロスに左FW永井がヘディングシュート。しかし今度はGK上福元がキャッチする。
グランパスはパスを回してもミスが多い。逆にトリニータのカウンターが再三チャンスを掴む。29分、右FWシャビエルのミドルシュートはポストの左。30分、左SB福森のフィードにFW伊佐が走り込み、戻しのパスを右SH小手川がシュート。GK楢崎がセーブする。36分にはグランパスが押し込んで、最後は左WB秋山がシュート。しかし枠を捉えられない。
37分、グランパスは左WB秋山に代えて杉本を投入。トリニータも41分、左SB福森に代えて國分を投入する。そして44分、CH鈴木惇のCKにCB鈴木義宜がヘディングシュート。これが決まり、ついにトリニータがゴールを挙げた。左FW永井が離れてしまい、フリーでヘディングをされてしまった。そしてタイムアップ。0-1。2連勝中だったトリニータが3連勝を飾った。
一方のグランパスはこれで3戦勝ちなし、1分2敗。青木の欠場が痛かった。しかも次節はCH小林が出場停止。CB新井もケガの状態が心配だ。何よりゲームに対する気迫がトリニータの方が上回っていた。グランパスはうまくパスを繋ごうとして、どうしてもミスが出る。しつこく守り、チェックをしてくるチームには気持ちで負ける。このゲームでも後半終盤にはバテていたのはグランパスの選手たちだった。これでプレーオフ圏内もギリギリになってきた。幸いなのは2位アビスパも愛媛FCに負けて勝ち点差4は変わらないこと。次節はツエーゲン金沢との対戦。今度こそ勝利を挙げないと、本当にヤバくなってくる。J1昇格に暗雲が立ち込めてきた。
