とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第11節 ストーク対レスター

 ピュエル新監督になって前節、岡崎が先発から外れた。今後、もっぱら守備要員としての使い方になってしまうのかと心配したが、今節のストーク戦ではどうやら先発出場したようだ。そのプレーぶりを見たくて観戦した。レスターの先発はバーディーと岡崎の2トップ。前節トップ下を務めたマフレズがいつもの右SHに移り、グレイが左SHで先発した。ストークは3-4-3の布陣。3バックはショークロスを中央にズマとウィマー。FWはシュポモティングを中央に右FWシャチリ、左FWソビ。右WBにディウフ。ボランチフレッチャーとジョー・アレンで組む。

 序盤からホームのストークが自陣へ引いてカウンターを狙う態勢。必然的にレスターが攻め込む展開だが、なかなか攻め手がない。14分、右FWシャチリミドルシュート。レスターも21分、左SHグレイのクロスにFW岡崎が飛び込むが、届かない。その際に岡崎がGKブットランドと衝突。大丈夫かと思ったら、23分、なぜか主審がケガで交代をすることになった。ケガのようだが、こんな光景は初めて見た。

 28分、ストークは左FWソビのスルーパスにCFシュポモティングが抜け出して、ドリブルからシュート。しかしGKシュマイケルがナイスセーブ。その後はしばらくカウンターの応酬が続く。そして33分、レスターのカウンターからCKを得ると、右SHマフレズのCKをCBマグワイアが落として、CHイボーラがシュート。レスターが先制点を挙げた。

 36分には左SHグレイのCKを再びCBマグワイアが折り返して、CHイボーラがシュート。しかし今度はDF(ひょっとしたら岡崎)に当たり、逆に右FWシャチリがカウンター。長駆ドリブルからスルーパスを出すが、CHアレンに合わない。37分には左SHグレイのドリブルからクロスにFW岡崎がダイビングヘッド。しかしGKブットランドがビッグセーブ。ゴールを防がれた。続くSCKからグレイのクロスにCHイボーラがヘディングシュート。これは枠を外したが、イボーラもゴール前で脅威になる。このまま前半を終えるかと思ったが、39分、右CBズマの縦パスをCFシュポモティングがポストで受けると、スルーパスに右FWシャチリが抜け出してシュート。43分には右FWシャチリミドルシュートを放つ。GKシュマイケルがナイスセーブ。前半は1-1で折り返した。

 後半に入って2分、ストークはCFシュポモティングから右に流し、CHジョー・アレンミドルシュート。GKシュマイケルがナイスセーブ。レスターも4分、右SHマフレズの縦パスにFWバーディーが走り込み、クロスにFW岡崎が飛び込むが、高くて届かない。流れたボールをレスターが収めて、右SHマフレズがミドルシュートを放つが、GKブットランドがナイスセーブした。12分にはCFシュポモティングのドリブルからクロスにCHジョー・アレンが走り込むが、シュートを打てない。

 お互いカウンター狙いで速い攻撃の応酬。するとレスターは13分、岡崎に代えてイヘアナチョを投入する。岡崎は惜しいシュートシーンがあるなど、けっして悪い出来ではなかったが、勝ち越しゴールを狙っての交代か。しかし直後の14分には右FWシャチリのCKにCBショークロスがヘディングシュート。GKシュマイケルがファインセーブを見せる。そして15分、中盤で右WBディウフにチェックをかけたCHディディが蹴りだしたボールが右サイドを飛び出したマフレズに通り、中へ切り替えしてDFの股下をシュート。レスターが勝ち越し点を挙げた。

 21分には負傷のCHイボーラに代わり、キングを投入。23分、左SHグレイのクロスから、こぼれ球をCHキングがミドルシュート。ストークは24分、ソビに代えて2mを超える長身、ベテランのFWクラウチを投入する。ディウフを上げて2トップ。シュポモティングを左SHに下げて、ピーテルスを左SB、ズマを右SBに上げる4-4-2にポジションチェンジ。27分、右SHシャチリのポストからCHアレンが落として、右SBズマがミドルシュート。そして28分、シャチリのCKからFWクラウチがヘディングシュート。ストークが同点に追い付いた。

 レスターも33分、GKシュマイケルのフィードを受けたFWイヘアナチョが縦にパス。FWバーディーが走り込み、切り返しからシュートを放つが、ポスト右に外した。35分、左SHグレイに代えてオルブライトン投入。37分、右SHシャチリのFKに左SHシュポモティングがヘディングシュート。その後もストークが攻めていく。耐えるレスター。アディショナルタイム50分にはシャチリのCKから右SBズマがヘディングシュート。GKシュマイケルがファインセーブ。そしてタイムアップ。2-2。ゲームは結局ドローで終わった。

 岡崎は結局、後半13分までの出場。ダイビングヘッドなど決定的なシュートも放ったが、やはり守備の貢献度が高い。アウェイゲームで守備的な展開が予想される時に岡崎を先発させて、後半ゴールを取りに行くときにはイヘアナチョらと交代、というパターンが今後もあるかもしれない。ただ今回のように、相手チームも守備的な戦いをした時には岡崎が守備面で活躍する場面は少なかった。逆にホームではリードした後の守備要員となる可能性もある。今後、ピュエル監督は岡崎をどう起用していくのか。代表から外れた今週末はチーム練習でピュエル監督にしっかりとアピールできるといい。