とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第17節 サウサンプトン対レスター

 プレミアリーグは第16節のマンチェスター・ダービーを観ようと思っていた。だが、ミッドウィークに行われた第17節。岡崎のレスターと吉田のサウサンプトンが対戦したゲームで何と岡崎が2ゴール、吉田もゴールを挙げたと言う。これは観なくては。レスターは久しぶりに岡崎が先発してバーディーと2トップ。左SHにはチルウェルが入り、ボランチはディディとキング。好調時の4-4-2の布陣だ。一方のサウサンプトンも吉田が先発。こちらはオースチンがワントップの4-2-3-1。レスターは3連勝中。一方のサウサンプトンは1敗2分と3試合勝利がない。

 開始1分、OHデービスのCKをCFオースチンがフリックしてCB吉田がシュート。DFにブロックされたが、序盤はサウサンプトンが攻めていく。しかしその攻勢を落ち着いて凌ぐと、11分、FW岡崎が起点となって、右SHマフレズがドリブルからミドルシュート。レスターが先制点を挙げた。CB吉田の詰めがやや甘かった。するとその後はすっかりレスター・ペースとなる。20分、CHキングがヘディングで前に送ると、FWバーディーが落とし、FW岡崎がドリブルで運んでミドルシュート。GKフォスターがナイスセーブ。24分、右SBシンプソンの縦パスをFWバーディーが落とし、FW岡崎がドリブルから縦パス。左SHチルウェルとはうまく合わなかったが、DFがクリアしたボールを岡崎がシュート。しかしこれはCHレミナがブロックした。

 サウサンプトンもようやく30分、CHロメウの縦パスをOHデービスが落とし、左SHブファルのパスからCFオースチンミドルシュート。GKシュマイケルがパンチングで弾き出した。31分、GKシュマイケルのフィードがFWバーディーに届く。すると左に流して、SHマフレズがクロス。FWバーディーのシュートはGKフォスターがナイスセーブ。こぼれ球にFW岡崎が詰めるが、DFがクリアした。しかし続くマフレズのCKをファーサイドから左SBフックスがミドルシュート。GKのこぼしたところをFW岡崎が押し込んだ。ゴール。レスターが追加点を挙げる。

 さらに38分、今度はマフレズのFKをCBマグワイアが胸トラップから反転してクロス。FW岡崎が詰めるが届かず。しかしDFを引き付け、流れたボールをCHキングが楽々押し込んだ。レスターが3点目を挙げた。サウサンプトンは43分、CB吉田から右に展開。右SHタディッチのサイドチェンジを左SBバートランドが落とし、CBファンダイクがシュート。しかしふかしてしまう。前半だけで3-0。ほぼゲームを決めハーフタイムに入った。

 サウサンプトンは後半頭、CHロメウに代えてOHアッビアティーを投入する。デービスがCHに下がった。しかし後半もレスターの攻勢は変わらない。8分、右SHマフレズのFKはGKフォスターがナイスセーブ。9分にはCBマグワイアがドリブルで運び、シュートを放つ。サウサンプトンは15分、左SBバートランドのFKをGKシュマイケルがセーブ。そして16分、続くバートランドのCKにCB吉田がヘディングシュート。これが決まり、サウサンプトンが1点を返した。サウサンプトンは17分、左SHブファルに代えてレッドモンドを投入する。

 しかし24分、右SHマフレズの縦パスに走り込んだFWバーディーがクロスを入れると、FW岡崎がCB吉田の前に入ってシュート。流れるような攻撃でレスターが4点目を挙げた。岡崎はこのゲーム2点目。シーズン6点はレスター初年度の年間5ゴールを超えた。その後はレスターが右SHマフレズとFWバーディーに代えてオルブライトンとグレイ。さらに38分には左SHチルウェルに代えてFWウジョアを投入する。グレイは左SH。その後はうまく時間を使って時計を進める。岡崎は久しぶりに90分間プレーしたが、最後までプレスをかけ続けた。そしてタイムアップ。4-1でレスターが快勝。4連勝を飾った。

 レスターはこの後、中2日でクリスタルパレス戦。さらに1月6日まで、リーグ杯、FA杯を交え、中2日・中3日の日程が続く。当然、うまくターンオーバーをしつつ選手を起用するだろうが、岡崎にはなるべく多くのゲームに出て、ゴールをさらに積み上げてほしい。この日の4点目はまさにビューティフル・ゴール。2点目も岡崎らしい泥臭いゴールだった。レスターの勝利のためには今やすっかり、岡崎は欠かせない選手になっている。一方のサウサンプトンはやはり攻撃に一つ駒が足りない印象。吉田も失点の場面でうまく防ぐことができなかった。これも経験。それでもあの屈強な選手が揃う中でゴールを挙げたのはすごい。引き続き奮闘を期待したい。