とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第27節 トッテナム対アーセナル

 前節、エヴァートン戦をラムジーハットトリックで5-1と勝利したアーセナル。新加入のムヒタリャンとオバメヤンもチームに溶け込み、さらに活躍が期待された。第27節の相手は勝ち点4差で5位のトッテナム。絶対に負けられない。しかしトッテナムも4位チェルシーとの勝ち点差は1。こちらも負けられない同士のノースロンドンダービーとなった。トッテナムはケインをワントップに、右からエリクセン、アリ、ソンフンミンと並ぶいつものメンバー。一方のアーセナルは前節大活躍のラムジーがケガで欠場。代わりにウィルシャーがジャカと並び、アンカーにはエルネニーが入った。

 序盤からトッテナムが攻めていく。9分、OHアリのドリブルからクロスにCFケインが走り込むが、CBムスタフィがクリアした。アーセナルも12分、右IHウィルシャーのスルーパスにCFオバメヤンが抜け出すが、ぎりぎりオフサイド。14分、右SHエリクセンのクロスにCHダイアーがヘディングシュート。アーセナルは引き気味の布陣ながら、しっかりとプレスをかけて互角の展開が続く。27分、右SHエリクセンのクロスにCFケインがヘディングシュート。バーの上を越える。29分、エリクセンのCKのこぼれからCHデンベレミドルシュートを放つが、これは当たり損ね。前半はトッテナムが攻撃をリードしたが、ゴールは遠く、スコアレスで折り返した。

 しかし後半も序盤、トッテナムが押し込んでいくと、4分、左SBデイビスのクロスにCFケインが高いヘディングシュート。これが決まり、トッテナムが先制点を挙げた。7分にはCHダイアーのクロスにCFケインがヘディングシュート。9分、右SBトリッピアのクロスにCFケインが強烈なボレーシュート。しかしこれはGKチェフの正面。攻め続けるトッテナム。12分にはエリクセンのFKがゴールを襲う。GKチェフがファインセーブ。続くCKにCBフェルトンゲンがヘディングシュート。しかし枠を外した。

 ゴールがほしいアーセナルは20分、ムヒタリャンとエルネニーを下げて、CFラカゼットと左IHイウォビを投入。ジャカをアンカーに、オバメヤンを左SHに下げる4-1-4-1に変更する。エジルは中盤まで下がって自由に動く。23分、右IHウィルシャーミドルシュートを放つが、GKロリスがファインセーブ。トッテナムは25分、ソンフンミンに代えて右SHラメラを投入する。

 すると26分、右SHラメラのスルーパスにCHアリがシュート。27分、CBフェルトンゲンのフィードから右SHラメラが持ち込み、シュート。しかしこれはGKチェフがセーブ。31分、CFケインがポストに入って左に流すと、左SHエリクセンのクロスに右SBトリッピアがシュート。GKチェフがナイスセーブ。トッテナムは40分、OHアリに代えてCHワニャマを投入。守備を固める。アーセナルも41分、ジャカに代えてウェルベックを投入。4-3-3とラカゼットを中央に、3枚のFWを並べる。

 アディショナルタイム46分、右SBベジェリンのクロスにCFラカゼットがボレーシュート。しかし大きくふかしてしまう。48分、右IHイウォビの長いスルーパスにCFラカゼットが走り込んでシュート。しかしわずかにポストの左。最後は50分、エジルがFKを蹴るが、壁に当たった。そしてタイムアップ。1-0。ケインの先制点を最後まで守り切って、1-0。トッテナムが勝利した。

 トッテナムは依然5位ながら、4位チェルシーとの勝ち点差はわずかに1。今後も負けられないゲームが続く。一方のアーセナルは重要なゲームを落とした。これで5位トッテナムとの勝ち点差は7に広がった。この日のゲームではオバメヤンを生かすような場面もほとんどなかったし、この内容では寂しい。何とかしないとこのままズルズルと引き離されてしまう。正念場がやってきたようだ。