とんま天狗は雲の上

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ブンデスリーガ第27節 ケルン対レバークーゼン

 久しぶりにブンデスリーガのゲームを観た。しばらくケガで欠場が続いた大迫が戻ってきて、前節ゴール。そして先に行われたハンブルグが敗戦して、勝てば最下位脱出という大事なゲーム。相手は4位レバークーゼンだ。ケルンはツォラーのワントップに右FW大迫、左FWビッテンコートという布陣。ソーレンセンが欠場でマローをCB、右CBメレを置く3-4-3の布陣だ。対するレバークーゼンは4-2-3-1。アラリオのワントップに左SHベイリー、右SHブラント、OHハフェルツと若い攻撃陣がトップ下に並ぶ。

 ホームで久しぶりの勝利を求めるサポーターの大歓声の中、序盤からケルンが積極的に攻めていく。6分、スローインを右FW大迫がヘディングでつなぎ、CFツォラーの落としから大迫がシュート。さらに左FWビッテンコートの中へのドリブルに右FW大迫がポストになってつなぎ、ビッテンコートがミドルシュートを放つ。大迫は積極的にボールに触り、攻撃の起点となっている。

 そして9分、左サイドを駆け上がった左SHビッテンコートのクロスに右FW大迫がトラップで切り返し、ミドルシュート。GKレノの手を弾き、ゴールにねじ込んだ。ケルンが大迫のゴールで先制点を挙げた。大迫がこれで2試合連続のゴール。その後もケルンが積極的に攻めていく。しかし序盤のプレスも25分過ぎ位にはやや収まり、下がってブロックを作る。すると26分、レバークーゼンは左SHベイリーのクロスのこぼれを左SBヴェンデウがもう一度クロスでいれて、CFアラリオがヘディングシュート。GKホルンがセーブする。

 そして33分、CBマローと競り合っていたCFアラリオがボールとは関係のないところで、肘でマローを打って倒してしまう。VARでの確認の結果、主審の判定は一発レッドカード。レバークーゼンは前半の時間帯から一人少ない戦いを余儀なくされた。前半はそのまま1-0で折り返した。

 レバークーゼンは後半頭から右CBヘンリヒス。CHバウムガルトリンガーに代えてCFポーヤン・パロを投入する。布陣は4-4-1。だが、後半は一人少ないレバークーゼンが積極的に攻めていく。2分、右SBヘンリヒスのドリブルからCHハフェルツが右に流して、右SHブラントがシュート。5分、左SHベイリーのFKは壁に当たってGKホルンがキャッチした。

 後半になって守る場面が増えたケルンだが、攻撃の場面では必ず大迫がボールを収め、起点となっている。11分、右FW大迫がドリブルで中へ持ち込んで大きく右へ展開。右WBリッセのクロスから大迫がミドルシュート。19分、右WBリッセのクロスを右FW大迫が左に展開して、左SHビッテンコートがミドルシュート。大迫はポストに入っても、大きいドイツのDFを背負っても倒れない。

 そして24分、レバークーゼンは中盤のルーズボールをCHアランギスがヘディングでGKへバックパスをしたところを、CFツォラーが狙って奪って、GKをかわしてシュート。ケルンが追加点を挙げた。26分には左FWビッテンコートに代えてクレメンスを投入する。必死に攻めるレバークーゼンは27分、右SHブラントのFKに合わせてCBベンダーがシュートを放つが、これはサイドネット。29分には左SHベイリーに代えてベララビを投入する。42分、左SHベララビからCHアランギス、CHハフェルツと右につなぎ、最後は右SBヘンリヒスがシュート。しかし枠を外す。45分には右SBヘリンヒスのクロスに左SHベララビがボレーシュート。しかしこれも枠を捉えられない。この日のケルンの守備は最後まで堅かった。2-0。久しぶりのクリーンシートで快勝。ついにケルンが最下位を脱出した。

 一方のレバークーゼンは5位転落。レバークーゼンにはこれからCL出場を賭けた戦いが待っている。そしてケルンもまた、17位に上がったとは言え、残留圏内15位との勝ち点差は5。まだまだ行ける。ようやく大迫が起点となった攻撃も形になってきた。ケルンは大迫を中心に残り7試合に全てを賭ける。