とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第10節 名古屋グランパス対清水エスパルス

 一昨日は第7節ベガルタ戦に続いて瑞穂でエスパルス戦を観戦してきた。ノー残業応援企画でB自由席が1000円。ラグビー場前のチケット売り場には長い列ができていた。その成果もあってか、入場者は9700人を超えたが、内容は寒かった。気温も寒く、心身ともに震えながらの観戦となった。

 6連敗で最下位に落ちたグランパスジョーをベンチに置いて佐藤寿人が先発。シャビエルと2トップを組む。久しぶりにホーシャが復帰して菅原とCBを組むが、秋山もベンチに温存して、左SBには櫛引。さらに青木がこれで3戦連続ベンチ外、代わりに内田が左SHで先発した。すごく不安。一方のエスパルスは北川とクリスランの2トップ。右SBには飯田が先発。CBはファンソッコと二見。エスパルスも3連敗中。この相手に勝利できなければ、また当分、連敗が続きそう。

 前半はお互い攻撃を繰り出すも、決め手に欠く。いかにも不調チーム同士の対戦という感じ。8分、CH小林からボールを奪ったCH河井のスルーパスにFW北川が抜け出しシュート。ネットを揺らすが、オフサイドの判定。グランパスも13分、左SH内田が思い切りのいいミドルシュートを放った。GK六反がはね返す。15分、FWクリスランの縦パスからFW北川がドリブルで前進。だがCBホーシャがしっかりと食らいついて、最後はボールを奪う。やはりホーシャが出場すれば、守備も落ち着く。

 その後も一進一退の展開が続く。30分、左SH石毛の縦パスをFWクリスランが落として、FW北川がミドルシュートグランパスも36分、CBホーシャのフィードをFWシャビエルが落として、FW佐藤がミドルシュート。お互い枠を捉えられない。このまま前半も終わるか、うまくすれば引き分けで連敗を止められるかも、と思った44分、中盤でボールを奪われると、CH河井がドリブルで前進。右手前にはFW北川が走るが、グランパスのDFは4人。数的には優っているはずなのにずるずると交代して、誰も当たりにいかない。ようやくCB菅原が動いたところで縦にパス。FW北川が切り返してCBホーシャをかわしシュート。これが決まり、エスパルスが先制点を挙げた。

 グランパスは後半頭に、FW佐藤寿人に代えてジョーを投入する。内田じゃないのか。と思ったら内田はCH。左SHには和泉が入り、長谷川アーリアジャスールが右SHに上がった。しかしやはりここは佐藤を残して、シャビエルを右SHに下げてほしかった。1分、CH竹内のパスからFWクリスランがシュート。グランパスも3分、FWシャビエルのFKにFWジョーがヘディングシュートを放つが、枠は外す。4分、FWクリスランのパスからCH竹内が上がって、クロスに左SH石毛がシュート。しかしGKランゲラックがナイスセーブで弾き出した。

 グランパスも6分、シャビエルがFKを横に流し、左SH和泉のフィードをCBホーシャが落として、右SH長谷川がミドルシュート。DFがブロックする。8分にはCH小林の縦パスをFWジョーが受けて、左に流し、左SH和泉がシュート。ポストの右に外れる。さらに12分、CKのクリアからFWジョーボレーシュートを放つが、大きく枠を外す。14分にも右SH長谷川のクロスから左SB櫛引がボレーシュート。さらに16分、FWシャビエルのクロスにFWジョーがヘディングシュート。これもGK六反がキャッチする。21分にはCH小林のサイドチェンジがFWジョーに渡り、右奥に出したパスにFWシャビエルが追い付いて、落としを右SH長谷川がクロス。FWジョーがヘディングシュートを放つが、これもGK六反がキャッチした。

 攻めどもゴールが遠いグランパス。すると25分、カウンターで右SH金子がドリブルで運び、縦に走り込んだCH竹内のクロスをFWクリスランがキープ。落としをさらにFW北川が落として、左SH石毛がミドルシュート。左ポストぎりぎりに決まり、エスパルスが追加点を挙げた。CH内田が逃げているようで気に入らない。直後の26分、ようやく内田に代えて左SH秋山を投入した。和泉がCHに下がる。エスパルスも31分、FW北川に代えてミッチェル・デュークを投入。さらに36分、FWクリスランを下げて、チョンテセを投入した。グランパスもCH和泉に代えて右SH押谷。長谷川をCHに戻す。

 その後も攻めてもゴールが遠いグランパスだったが、37分、シャビエルのCKにCBホーシャがダイブングヘッドで飛び込み、何とか一矢を報いた。と思ったら41分、今度はCH竹内の縦パスにFWミッチェル・デュークが走り込み、クロスをFWチョンテセが落として、右SH金子がシュート。エスパルスが3点目。チョンテセがボールを受ける前に、CBホーシャに当たって倒している。CBホーシャも執拗に抗議するが、受け入れられず。西村主審は偶発的な衝突と捉えたのかもしれないが、明らかに故意に当たっているように見える。うーん、チョンテセの方がうまかったかな。その後はエスパルスがCKフラッグ付近で時間を使い、そのままタイムアップ。3-1。エスパルスが勝利した。

 これで7連敗。シャビエル、ホーシャと少しずつ選手が戻ってきているが、連戦の疲れで、秋山やジョーにも明らかにキレがない。青木もどうしたのか。それでもまだ中2日・中3日の連戦が続く。立て直すきっかけがつかめない。このままでは10連敗までは行ってしまいそうだ。風間監督はどうする? ジョーがいても、そこへパスが届かないのではしょうがない。武田と楢崎がいるのに、どうしてGKランゲラックを補強した? 彼らに大金を使うくらいなら、田口を引き留めてほしかった。クラブはどうするのか? サポーターも既に心の半分はJ2降格もやむなしと思っている。しかしこの責任の多くはクラブ首脳陣にある。今後、クラブに対する風当たりが強くなるのは避けられないだろう。