とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第11節 FC東京対名古屋グランパス

 敗戦が7つも重なると、もうこのまま勝てないんじゃないかと思ってしまう。しかも相手は2位の好調FC東京。今季初めて観るが、永井とディエゴ・オリベイラの2トップが好調。このゲームでは両SBの室屋と太田宏介がよくがんばっていた。一方のグランパス小林裕紀をベンチに置いて宮原をボランチで起用。和泉を右WBに置いた3バックとも、菅原を右SBに起用した4-4-2とも取れる陣形。CBはホーシャと櫛引。左SH青木が3試合ぶりに先発出場した。

 序盤、FC東京の出足がいい。7分、CH高萩の縦パスを受けたFWディエゴ・オリベイラが反転でDFをかわしシュート。GKランゲラックがナイスセーブで弾き出す。15分には左SB太田宏介のFKにCH橋本がヘディングシュート。グランパスもその直後、CFジョーから左に流して、左SH青木がミドルシュートを放つが、枠は捉えられない。そして20分、左SB太田のFKにPA内でCFディエゴ・オリベイラをCBホーシャが後ろから押して、PK献上。これをディエゴ・オリベイラが決めて、FC東京が先制点を挙げた。またも前半のうちに失点したグランパス

 25分、左SH青木の縦パスをCFジョーが落とし、青木がミドルシュートを放つが、GK林がナイスセーブ。逆に26分、左SB太田のクロスのこぼれを右SH大森がミドルシュート。さらに29分、左SB太田のFKにFW永井がニアでフリック。GKランゲラックがわずかに触って弾き出した。なかなか攻撃の形ができなうグランパス。このままズルズルと負けるのかなと思ったが、32分、FWシャビエルのFKにFWジョーのヘディングシュートが決まる。同点に追い付いた。

 おお、これは行けるかも、と思った矢先の38分、左SB太田のフィードにFW永井が快足で抜け出す。GKランゲラックも飛び出してクリアするが、これをCH橋本が拾って、ドリブルからクロスに永井がシュート。またもFC東京が突き放した。やれやれ。44分には左SH青木にFWディエゴ・オリベイラがプレッシャーをかけて奪うと、落としを右SH大森がつないで、左SH田邉草民がシュート。しかしこれはポスト右。前半は2-1。FC東京のリードで折り返した。

 グランパスは後半頭から右SB菅原を下げてCH小林を投入。宮原をいつもの右SBに戻し、加えて和泉と青木の位置を左右入れ替える。しかし開始1分、FC東京のプレッシャーにCB櫛引がクリアしようと蹴ったボールをCH高萩がカット。するとそのボールにFW永井が走り込んで、最後はFWディエゴ・オリベイラが押し込む。後半早々にダメ押し的な3点目を挙げた。

 FC東京はボール保持者へのプレスが早い。後半はグランパスがパスをつないで攻める場面も見られるようになってきたが、それでも決定機までは持っていけない。FC東京のプレスとこぼれ球への反応。前への走り込みが早い。13分には右SB室屋が右サイドを駆け上がり、クロスのこぼれをCH橋本がシュート。わずかにバーの上を越えた。

 なかなか流れの中ではシュートが打てないグランパスだったが、18分、中盤やや深い位置からのシャビエルのFKにCBホーシャがヘディングシュート。セットプレーで2点目を返す。24分にはCBホーシャの縦パスに走り込んだ左SH和泉のクロスに、左SB秋山がミドルシュート。しかし大きく枠を外した。FC東京は22分、左SH田邉に代えて東。さらに26分、FGディエゴ・オリベイラに代えて前田遼一を投入する。グランパスも27分、秋山に代えて左SH内田。和泉を左SBに下げる。前に高さが欲しいのか。31分、FWシャビエルのミドルシュートはGK林がキャッチ。36分、シャビエルのFKにFWジョーがヘディングシュートを放つが、枠は捉えられない。38分、FC東京はFW永井に代えて富樫。グランパスも右SH青木に代えて押谷を投入する。43分、右SH押谷のクロスのこぼれをFWシャビエルがボレーシュート。しかし枠を捉えられず。FC東京のプレスが最後まで衰えず、このままタイムアップ。3-2。FC東京が勝利した。

 これでFC東京は3連勝。一方のグランパスはこれで8連敗となった。しかも第5節以降、8節のアントラーズ戦が2失点だった以外は6試合3失点。守備の崩壊が止まらない。それでもシャビエルとホーシャが復帰して、前節1ゴール、今節2ゴールといずれもセットプレーながらゴールが挙げられているのは復調の兆しと見ていいのだろうか。次は中3日でセレッソ戦。さすがに生観戦の気は失せた。家でDAZN観戦することにしよう。いつになったらこのトンネルは抜けられるのか。ベンゲルハリルホジッチも監督解任されたし、次は彼らを監督に招いたらどうか。