とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第14節 FC東京対北海道コンサドーレ札幌

 今節J1リーグ観戦3試合目は日曜日に開催された2位・3位対決、FC東京コンサドーレ札幌FC東京は1引分けを挟んで4連勝中。一方のコンサドーレも10戦負けなし。引分けを除けば7連勝。お互い攻守のバランスの取れたいいサッカーをしている。FC東京はチャンヒョンスが戻り、ベストメンバー。左SBには太田宏介が先発した。対するコンサドーレは三好が累積で出場停止。代わりに都倉が右FWに下がり、こちらも久しぶり、ジェイが先発。ボランチは深井と宮澤で組んだ。

 開始2分、CH深井の縦パスにCFジェイが走り込むが、CBチャンヒョンスがしっかり食らい付いて、シュートは枠に入れさせない。FC東京も5分、CH橋本のミドルシュートはGKクソンユンがナイスセーブ。その後も攻め立て、FWディエゴ・オリベイラがシュートを放つが、DFがブロックする。9分には左SB太田宏介のクロスにFW永井がヘディングシュート。バーを叩く。FC東京がパスを回して押していくが、コンサドーレもしっかりと守ってカウンターを狙う。24分、左WB菅のクロスを右FW都倉がヘディングで落とし、CFジェイが飛び込む。が、GKと競ってこぼれたボールはDFがクリアした。

 28分にはFWディエゴ・オリベイラのポストから右SH大森のクロスにFW永井がボレーシュートコンサドーレも34分、CFジェイのポストプレーから左WB菅が肩でトラップ。シュートはポストを叩き、はね返ったところを右FW都倉がヘディングシュート。ネットを揺らしたが、菅が肩トラップから前を向こうとしたところで手を使ったとしてファールを取られた。FC東京も37分、太田宏介のFKのクリアを右SB室屋がミドルシュート。はね返りを右SH大森がシュートを放つが、これもDFにブロックされた、

 お互い攻め合うが、守りも堅い。42分にはGKクソンユンのフィードをCFジェイがフリックして、右FW都倉がシュート。だがGK林がナイスセーブで弾き出す。44分、右SH大森のミドルシュートもGKクソンユンがナイスセーブ。前半はスコアレスで折り返した。

 後半序盤、FC東京が攻め込んでいく。6分、左SH東から右に展開。右WB室屋の縦パスに東が走り込み、クロスにFW永井がシュート。8分、左SH東の縦パスをFW永井が落として、右SB室屋がドリブルからシュート。しかしGKクソンユンがナイスセーブ。お互い一進一退。膠着した状態が続く。18分にはCH宮澤のドリブルをFW永井が止めて得たFKを左CB福森が狙うが、GK林がナイスセーブでキャッチした。

 25分、CH高萩のクロスにFW永井がミドルシュート。27分、CB森重の縦パスをFW永井が落として、FWディエゴ・オリベイラミドルシュート。30分、左SB太田のCKからCH高萩がヘディングシュート。しかしファーに外れる。FC東京が攻めるが、どうしてもコンサドーレの守備を破れない。37分、FC東京が右SH大森に代えて田邉草民を投入すると、コンサドーレは2枚代え。CFジェイと菅を下げて、右FW早坂と左WB石川を投入。都倉をCFに上げる。42分にはCH深井に代えて荒野。終了間際、コンサドーレがゴールに迫る。44分、右WB駒井のクロスにCF都倉がシュート。アディショナルタイム47分、左WB石川のクロスにCF都倉がヘディングシュート。GK林がナイスセーブで跳ね返すと、さらに右WB駒井が拾ってクロスをCF都倉がヘディング。だがこれもGK林がセーブする。結局最後までお互いゴールを割れず。0-0。スコアレスドローに終わった。

 けっして面白いゲームではなかったが、お互いの拮抗した力量がわかるゲーム。チャンヒョンスにキムミンテ。両チームの韓国人CBがゴールを割らせない。GKクンソンユン、GK林彰洋もお互い堅い。結局、この強力な守備陣をお互いの攻撃陣が突破することができなかった。しかしお互い負けることもない。さらに連勝を伸ばしていくだろう。グランパスファンからすればうらやましい限りだ。