とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第17節 FC東京対横浜Fマリノス

 独走するサンフレッチェを追って、2位で追走するFC東京。前節はレイソル相手にオウンゴールで1-0。丸山がグランパスへ移籍したが、守備は大丈夫かな。代わりにサンフレッチェから丹羽を補強したようだけど、このゲームでは若い岡崎が先発した。永井はまだベンチで、高萩がディエゴ・オリベイラと並んでFWで先発。左SHには田邉草民が入った。対するマリノスは前節、ベガルタを相手に8-2の圧勝。CF伊藤翔ハットトリックの活躍。ゲデネクが移籍したが、代わりに金井がCBに入る。扇原をアンカーに置く4-3-3。右WG仲川と左WG遠藤に両SB松原と山中も積極的に上がって攻撃に絡む。ポステコグルー監督の超攻撃的サッカーもようやく結果を出し始めた。ただし、このゲームでは家族の健康問題から監督が帰国。代わってクラモフスキー・コーチが指揮を執った。

 序盤からマリノスが積極的に攻めていく。しかししっかりと受け止めたFC東京は8分、CFディエゴ・オリベイラへのファールで得たPA手前のFKを左SB太田宏介が直接決めた。ゴール。FC東京が先制点を挙げる。その後も攻め続けるマリノス。12分には右SH仲川のスルーパスから左IH天野がシュート。DFのブロックが入って、GK大久保がキャッチした。

 マリノスがパスを回して攻めていくが、FC東京の寄せが速い。なかなか思うようにパスが回らない。すると25分、GK大久保のフィードのこぼれを右SH東が拾って、FW高萩がスルーパス。FWディエゴ・オリベイラがシュート。これはGK飯倉がナイスセーブ。しかし27分、FWディエゴ・オリベイラが中へのドリブルから下げたボールを左SH田邉草民ミドルシュート。これがオリベイラの足に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれる。FC東京が追加点。33分にも右SH東の長いスルーパスにFWディエゴ・オリベイラが抜け出してシュート。これはポスト左に外れた。

 前線を好きなように走り回るFWディエゴ・オリベイラをなかなか掴み切れないマリノス。それでも37分、左IH天野のドリブルをCH橋本が止めて、PA前でFKのチャンスを得る。これを天野が直接狙うが、GK大久保がキャッチした。43分には右SB松原のクロスにCF伊藤翔が反転からシュート。しかしDFがブロック。すると45分、CB森重が持ち上がって縦パスから、右SH東がスルーパス。左SH田邉が走り込み、GK飯倉をかわしてシュート。必死に戻った右SB松原だったが、勢い余ってコロコロと転がるシュートに行き過ぎてしまう。ゴール。FC東京が前半だけで3-0とリードした。

 パスを回して攻めるが、なかなかFC東京の堅守を崩せないマリノス。後半1分には右SB松原の横パスを右SH東に奪われ、FWオリベイラとのワンツーから東がミドルシュートを放つ。4分にはFW高萩のパスからFWディエゴ・オリベイラミドルシュート。GK大久保がナイスセーブで弾き出したが、FC東京の攻撃は力強い。9分、FWディエゴ・オリベイラミドルシュートがポストを叩く。

 攻めざるを得ないマリノスは7分、喜田を下げてFWウーゴ・ヴィエイラを投入する。しかし15分、FC東京のカウンターがまた決まる。左SH田邉のドリブルから、FW高萩が右に流して、右SH東がシュート。FC東京、4点目。17分、CH天野のCKからCH扇原のヘディングシュートはGK大久保がナイスセーブ。しかし19分、左SB太田宏介のCKは混戦でこぼれたところをCB岡崎が押し込む。5点目。FC東京は簡単にゴールが決まっていく。まるで前節8点も取ったことのお返しのようだ。

 21分、FC東京はFW高萩に代えて、ヴァンフォーレから移籍のリンスを投入。マリノスも左SH遠藤に代わって大津を投入する。そして24分、CH天野のPA内での仕掛けをCH米本が倒し、PKを献上。これをFWウーゴ・ヴィエイラが決めて、ようやくマリノスが1点を返した。その後は私も集中力を欠いて、漫然とゲームを観てしまった。マリノスは23分、負傷のCB金井に代えて山田康太を投入したが、たぶん扇原をCBに下げて、山田はCHでの起用だったと思う。FC東京も32分、FWディエゴ・オリベイラに代えて永井、さらに45分には右SH東に代えて大森を投入。ゲームは44分、ゴール前のこぼれ球をマリノスのCH山田がリーグ初シュートを決めて1点を返したが、ゲームもここまで。5-2でFC東京が完勝した。

 田邉草民ミドルシュートがディエゴ・オリベイラに当たって入った2点目など、FC東京にツキがあったと思うが、前節8点を取ったマリノスの攻撃を抑え込んだFC東京の守備をまずほめるべきところ。そしてディエゴ・オリベイラが脅威だ。さらに永井と大森もケガが癒えて戻ってきた。高萩のFWでのボール捌きもうまくゲームで生きていた。これでサンフレッチェとの勝ち点差は7。十分視野に入ってきた。次もホームでV・ファーレン。そして第20節にはヴィッセル神戸との対戦が組まれている。イニエスタとの対決が楽しみだ。