プレミアリーグは第6節を終わり、依然リバプールが全勝で首位を走っている。今節は同じく無敗1分、3位のチェルシーとの対戦。3日前のリーグ杯ではチェルシーが2-1で勝利しており、中2日での再戦となる。お互いほぼベストメンバー。チェルシーはジルーのワントップにアザールとウィリアンが左右に開き、中盤はジョルジーニョをアンカーにコバチッチとカンテが並ぶ。GKにはアトレチコから今季加入したケパが先発した。対するリバプールも同じ4-3-3。3トップはいつものサラー、フィルミーノ、マネ。中盤はヘンダーソンをアンカーに右IHワイナルドゥム、左IHミルナー。DFもいつもと同じ、右からアレクサンダー＝アーノルド、ジョー・ゴメス、ファンダイク、ロバートソン。そしてGKにはアリソンが入った。
序盤、まずチェルシーがパスをつないで攻め込む。だが難なく受け止めると、5分、リバプールは右FWサラーがシュート。速いパスがピッチを走る互角の戦いが続く。8分、左FWアザールがドリブルで仕掛ければ、直後にはリバプールがカウンター。CFフィルミーノのドリブルから左FWマネが仕掛ける。次第にリバプールがペースを握って攻め始める。10分、右SBアレクサンダー＝アーノルドのアーリークロスに右FWサラーがミドルシュート。15分、CBファンダイクの縦パスからCFフィルミーノが右に流して、FWマネがシュート。18分には右IHミルナーの縦パスを右FWサラーが右へ。CFフィルミーノのシュートはDFがブロックする。
22分、右SBアレクサンダー＝アーノルドの縦パスを受けた右FWサラーが切り返してスルーパス。CFフィルミーノが走り込むが、GKケパが早い。するとその直後、CBダビド・ルイスのフィードに右FWウィリアンが裏に抜け出し、GKと一対一。だがシュートはGKアリソンがナイスセーブ。飛び出しが早い。お互い展開の速いパスと走り込みで、あっという間に時間が過ぎていく。
すると25分、自陣で左IHコバチッチがCHジョルジーニョにつなぐと、ダイレクトにワンツーパス。受けたコバチッチのスルーパスに左FWアザールが走り込み、GKの右を抜くシュート。チェルシーが先制点を挙げた。リバプールも32分、CFフィルミーノのパスから右FWサラーがGKケパをかわして無人のゴールへシュート。と思ったが、CBジョー・ゴメスが帰ってきてクリアする。ナイスプレー。44分には右SBアレクサンダー＝アーノルドのクロスに左FWマネがバイシクル・ボレー。だが枠を捉えることはできなかった。1-0。前半はチェルシーのリードで折り返した。
後半2分、またもCBダビド・ルイスのフィードに右FWウィリアンが走り込み、中へのパスにCFジルーが走り込むが、シュートはできない。3分にも右FWウィリアンのカットから、右IHカンテが大きくサイドチェンジ。左FWアザールのクロスのこぼれを左IHコバチッチがシュート。DFにブロックされた。逆に13分、右FWウィリアンのバックパスを見逃さず、CFフィルミーノが奪うと、左FWマネがシュート。GKケパがナイスセーブで弾き出す。19分には中盤でのFKを右IHカンテが早いリスタート。縦パスに左FWアザールが走り込み、GKと一対一になるが、シュートはGKアリソンがファインセーブ。
20分、チェルシーがCFジルーをモラタに交代すると、リバプールも21分、右FWサラーに代えてシャキリを投入する。しかしチェルシーの守備が堅い。なかなか攻めきれずにいると、24分、左FWアザールがドリブルでDFをかわし、CFモラタがシュート。さらに左IHコバチッチがCHジョルジーニョとのワンツーからミドルシュートを放つ。GKアリソンがナイスセーブ。逆に25分、CBファンダイクの縦パスに左SBロバートソンが走り込み、クロスに右FWシャキリがシュート。だがポストの左に外す。27分には右SBアレクサンダー＝アーノルドのクロスがファーに流れ、左IHミルナーが入れたクロスをCFフィルミーノがヘディングシュート。だがCBダビド・ルイスがクリアする。
28分、チェルシーは右FWウィリアンをモーゼスと交代。さらに36分には左IHコバチッチをバークリーに交代する。リバプールは33分、CHヘンダーソンに代えて左IHケイタ。ワイナルドゥムをアンカーに下げる。39分、右FWシャキリのFKはGKケパがキャッチ。40分、CFフィルミーノのクロスから左IHケイタがミドルシュートを放つが、枠を捉えられない。追い付けないリバプールは41分、右IHミルナーを下げてFWスタリッジを投入。シャキリを下げて2トップ。すると44分、交代したばかりのFWスタリッジが思い切ったミドルシュート。これが直接ゴールに吸い込まれた。スーパーミドル！ リバプールが同点に追い付いた。
その後はチェルシーが攻めたが、リバプールも守る。アディショナルタイム50分、アザールのCKに左SBアロンソがヘディングシュートを放つも枠を捉えられず。そしてタイムアップ。1-1。無敗同士の戦いはドローで終わった。お互い無敗をキープする。リバプールは得失点差で首位から滑り落ちた。
それにしてもいいゲームだった。ダイレクトパスで局面があっという間に変わっていく。パススピードだけでなく走り込むスピードも速い。しかしそれを守り切る守備の強さ。まさにドローこそふさわしい。やはりプレミアリーグは面白い。そして次節はリバプールとマンCの首位決戦がある。絶対に見逃せない。さらにその前にはCLも。今週もサッカーから目が離せない。
