とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第13節 トッテナム対チェルシー

 第10節のマンC戦には敗れたもののその後3連勝。4位につけるトッテナム。一方、チェルシーはここまで12戦無敗の3位だが、ここ6試合はドローと勝利が交互に続き、首位マンCとは勝ち点差は4となっている。お互い、マンCを追走する意味では勝利がほしいところ。トッテナムは久しぶりにソンフンミンが右SHで先発。デリ・アリがトップ下に入り、ダブルボランチはダイアーとシソコで組む。右SBオーリエ、右CBフォイスは昨季から加入しているが、私がプレーを見るのは初めてだ。対するチェルシーはモラタのワントップ。右FWにはウィリアンが入った他はいつものメンバー。ジョルジーニョがアンカーを務める。

 開始1分、左SHエリクセンのCKにCHダイアーがヘディングシュート。序盤からトッテナムが攻勢をかける。4分には右SBオーリエのクロスにCFケインがヘディングシュート。そして8分、右サイドからのエリクセンのFKにOHデリ・アリがニアに走り込み、ヘディングシュート。トッテナムが先制点を挙げた。

 チェルシートッテナムに押し込まれ、なかなかパスが回らない。特にアンカーのジョルジーニョがOHデリ・アリに抑えられ、縦パスが入らない。10分、右SHソンフンミンの落としから左SHエリクセンのスルーパスにソンフンミンが走り込んでシュート。わずかにバーの上に外す。13分にはOHデリ・アリがボールを奪ってドリブル。スルーパスに右SHソンフンミンが抜け出すと、GKと一対一。だがシュートはGKケパがナイスセーブ。そして16分、左SHエリクセンの縦パスを受けたCFケインが右に持ち出してミドルシュート。これが決まり、トッテナムが早々と追加点を挙げた。

 チェルシーの攻撃は単発。20分、右FWウィリアンのミドルシュートは左ポストを叩くが、外れた。21分、右FWウィリアンのクロスからCFモラがミドルシュート。だがDFがブロックする。その後もトッテナムの攻撃が続く。30分、ショートCKからエリクセンのクロスにCBアルデルウェイレルトがニアに走り込みシュート。GKケパがナイスセーブ。31分、OHデリ・アリのフィードに右SHソンフンミンが走り込み、ミドルシュートを放つが、ポストの左。チェルシーは38分、左FWアザールがドリブルでDF3人に囲まれながらもミドルシュート。だがGKロリスがナイスセーブで弾き出す。終了間際の45+1分。左SBデイビスの縦パスをOHデリ・アリがつなぎ、左SHエリクセンが戻して、右SHソンフンミンがシュート。しかしこれもGKケパがナイスセーブ。前半は2-0。トッテナムのリードで折り返した。

 後半、チェルシーも必死で攻めていく。6分、右FWウィリアンのFKを左SBアロンソがヘディングで折り返し、左IHコバチッチがボレーシュート。だが大きく枠を外す。8分にはCFモラタから左に展開。左SBアロンソのクロスのこぼれを右FWウィリアンがミドルシュート。だがこれも枠を捉えられない。すると9分、OHデリ・アリの縦パスを受けた右SHソンフンミンがハーフライン付近からドリブル。CHジョルジーニョが付いていったが、離される。最後はCBダビド・ルイスもかわされてシュート。トッテナムが3点目を挙げた。

 チェルシーは13分、CFモラタと左IHコバチッチに代えて右FWペドロと左IHバークリーを投入。アザールを中央に、ウィリアンを左FWに回した。だがあまり変化はない。23分にはトッテナムの左SBデイビスの縦パスを受けた右SHソンフンミンが右に展開。右SBオーリエのクロスにCFケインがシュートを放つ。25分にもOHデリ・アリの縦パスをCFケインが落とし、アリがシュート。トッテナムのペースは変わらない。

 31分、チェルシーは左FWウィリアンを下げてCFジルーを投入。アザールを左FWに戻す。トッテナムも33分、絶好調だった右SHソンフンミンに代えてラメラを投入する。そして40分、右SBアスピリクエタのクロスにCFジルーがヘディングシュート。ようやくチェルシーが1点を返した。トッテナムは42分、デリ・アリに代えてCHウィンクスを投入。シソコを右SHに出して、ラメラをトップ下に入れる。43分、左IHバークローのクロスに右FWペドロがボレーシュートアディショナルタイム45+2分、右FWペドロのクロスを左IHバークリーがシュート。DFブロックのはね返りを左SBアロンソミドルシュートを放つが、枠を外した。そしてタイムアップ。3-1。トッテナムの快勝だった。

 これでチェルシーと順位が入れ替わり、トッテナムが3位浮上。木曜日にはインテルとのCLグループリーグが待っている。絶対勝利が必要なゲームを前に調子を上げてきた。一方のチェルシーは今季リーグ初黒星。ここまで完敗するチェルシーは今季初めて見る。CHジョルジーニョが抑えられた時の打開策が見当たらなかった。そしてジョルジーニョはフル出場。サッリ・サッカーの要とはいえ、そろそろ何らかの対応策がほしいところ。首位マンCとの対戦も第16節に迫っている。サッリ監督の手腕が見たい。