とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第23節 アーセナル対チェルシー

 前節、ウェストハムに敗戦し、4位チェルシーとの勝ち点差が6に広がった5位アーセナル。このところ勝ったり負けたりのゲームが続いている。対するチェルシーは第18節でレスターに敗戦して以降は3勝1分と好調だ。ビッグロンドンダービー。アーセナルにとってはこれ以上負ける訳にはいかない。絶対勝利が欲しいゲームだ。アーセナルの布陣は4-3-1-2。ラカゼットとオバメヤンの2トップに、ラムジーがトップ下に入り、チェルシーのCHジョルジーニョをマンツーマンでマークする。中盤はジャカをアンカーに右IHトレイラ、左IHゲンドゥージの3ボランチ。DFはベジェリンが先発復帰して右SB。左SBコラシナツ。CBはコシエルニとソクラティス・パパスタソプロスで組む。対するチェルシーアザールのワントップに、左WGウィリアン、右WGペドロ。IHにはカンテとコバチッチ。アンカーのジョルジーニョから後ろは不動のメンバーだ。

 序盤からアーセナルが積極的に攻めていく。4分、右SBベジェリンの縦パスにFWラカゼットが走り込み、クロスにFWオバメヤンが走り込む。右SBアスピリクエタが何とか付いてブロックする。8分、ショートCKからCHジャカのクロスにCBソクラティスがヘディングシュート。チェルシーも10分、右SBアスピリクエタのクロスにCFアザールボレーシュートを放つが、右に外す。しかしすぐにアーセナルが攻勢。13分、右IHトレイラのFKからCBコシエルニがヘディングシュート。GKケパがファインセーブ。続くショートCKから左SBコラシナツのクロスにFWラカゼットがヘディングシュート。そして14分、続くショートCKから右SBベジェリンがクロスを入れると、FWラカゼットがトラップから持ち出してシュート。ニアを抜いてゴール天井に突き刺した。アーセナルが先制点を挙げた。

 17分には右アスピリクエタからFWオバメヤンがボールを奪い、そのままドリブルからシュート。だがこれはGKケパがセーブした。CHジョルジーニョがOHラムジーに封じられて、なかなかゴール前でチャンスを作れないチェルシー。だが18分、CBダビド・ルイスからのフィードに右WGペドロが抜け出す。GKと一対一。だがループシュートは枠を外した。その後はチェルシーが攻める。24分、左SBマルコス・アロンソのクロスを右IHカンテが落とし、左WGウィリアンの戻しからCHジョルジーニョミドルシュートアーセナルもしっかりと守りながら、チャンスを狙う。29分、OHラムジーミドルシュートはGKケパがキャッチ。37分、左SBコラシナツのクロスにFWオバメヤンがオーバーヘッドシュートを狙うが、ポスト右に外した。

 そして39分、中盤右サイドからのFKを右IHトレイラが大きくサイドチェンジ。左SBコラシナツが落とすと、CBソクラティスがクロス。上げるDFラインと入れ替わるようにCBコシエルニがゴール前に飛び込むと、ヘディングは肩に当たってゴールに飛び込んだ。アーセナルが追加点を挙げた。チェルシーも45分、左WGウィリアンのCKに左SBアロンソがヘディングシュート。だがポストに嫌われる。前半は2-0、アーセナルのリードで折り返した。

 後半はチェルシーが攻める。しかしアーセナルもしっかりと寄せて、守る。11分、左WGウィリアンのクロスに右WGペドロがミドルシュート。だが枠を捉えられない。14分、左SBアロンソミドルシュート。16分には右WGペドロのサイドチェンジから左WGウィリアンがミドルシュートを放つも、DFに当たり、GKレノがセーブする。18分、チェルシーは左IHコバチッチに代えてバークリーを投入。19分、アーセナルチェルシーのゴール前に攻め込むが、チェルシーも守る。21分には右WGペドロが左に流すと、走り込んだ左WGウィリアンの戻しを左IHバークリーがミドルシュート。しかしCBコシエルニが身体を張って立ちはだかる。

 善戦の運動量が落ちてきたアーセナルは22分、OHラムジーに代えて左WGイウォビ、FWラカゼットに代えて右WGメイトランド・ナイルズを投入。オバメヤンをワントップに上げて、4-3-3の布陣。チェルシーも直後、左WGウィリアンに代えてCFジルーを投入。アザールを左WGに回す。しかし27分、アーセナルは右SBベジェリンが左膝を痛めて交代を余儀なくされる。メイトランド・ナイルズを右SBに下げて、中盤はダブルボランチ。トレイラを右SHに上げて、トップ下に交代出場のエルネニー。4-2-3-1の布陣に変更する。

 32分、CBリュディガーの縦パスから左WGアザールミドルシュート。その後もチェルシーが攻めるが、アーセナルが気持ちを前に出して守る。40分には左SHイウォビのドリブルからクロスにOHエルネニーがミドルシュートアディショナルタイムは6分と長かったが、最後まで守り切り、タイムアップ。2-0。アーセナルが勝利した。

 アーセナルは絶対負けられない中で、ホームで気持ちの籠ったプレーを披露。4位との勝ち点差を3に縮め、CL出場権に向けて粘りを見せた。6位マンUも勝利して後ろも勝ち点差なしは変わらない。7位以下と勝ち点差10以上を付けて、いよいよCL出場権をかけたトップ6の争いが熾烈になってきた。