とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第28節 チェルシー対トッテナム

 前節ブライトン戦はリーグ杯決勝のため延期になったチェルシー。来季のCL出場をかける4位争いの相手、マンUアーセナルはこの間、順調に勝ち点を伸ばしており、チェルシーにとってホームでは負けられない。対するトッテナムはCLではドルトムントを寄せ付けず勝利したが、前節はバーンリーに敗戦。2位とは勝ち点差5に開き、下を気にしなくてはいけない状況。ロンドンダービーはお互い激しいゲームとなった。

 チェルシーの布陣は4-3-3。ジョルジーニョをアンカーにIHにコバチッチとカンテが並び、FWはイグアインを中央に、右WGペドロ、左WGアザールが入った。GKはカバジェロ。対するトッテナムは4-2-3-1。ケインをワントップにラメラとソンフンミンはSSという感じ。エリクセンをトップ下に置き、ウィンクスとシソコがボランチに入る。

 序盤からチェルシーが積極的に攻めていく。6分、右SBアスピリクエタのクロスのこぼれをCFイグアインミドルシュート。ポストを叩く。11分には右SBアスピリクエタのクロスが左SBデイビスの手に当たる。主審はPKを取らず、CKを宣告。CKのクリアを左IHコバチッチがボレーシュートするが、枠は捉えられない。19分にもGKロリスのフィードを右WGペドロがカット。クロスを左WGアザールが落として、CFイグアインミドルシュートを放つ。

 トッテナムも次第に盛り返し、31分、CFケインの縦パスから右SHソンフンミンがミドルシュート。33分には右SHソンフンミンのドリブルから左SHラメラの落としをCHシソコがミドルシュート。DFに当たってこぼれたボールを右SHソンフンミンが拾って、クロスからOHエリクセンミドルシュート。だがGKカバジェロがナイスセーブした。

 その後は互角の攻め合い。34分、左IHコバチッチのサイドチェンジから右IHカンテがミドルシュートを放つも枠の外。42分、CFケインのミドルシュートは右SBアスピリクエタがブロックする。44分、CFケインの落としからCHウィンクスがミドルシュートを放つもバーにはね返される。前半は互角の戦い。スコアレスで折り返した。

 後半になっても激しい互角の攻防が続く。8分、CHジョルジーニョの縦パスからCFイグアインがシュートを放つが、オフサイド。そして12分、左WGアザールのサイドチェンジから右SBアスピリクエタの縦パスに右WGペドロがドリブルで走り込むと、最後はCBアルデルウェイレルトをかわしてシュート。GKロリスの股下を抜いてゴールに突き刺さった。チェルシーが先制。

 しかしその後はトッテナムが反撃する。14分にはOHエリクセンミドルシュートを放つが、ポストの左に外す。15分、チェルシーは左WGアザールに代えてウィリアンを投入。トッテナムは19分、右SHソンフンミンの仕掛けから横に流してOHエリクセンがシュートを狙う。だがそこに右WGペドロが戻ってきてボール奪取。ペドロが攻守に大活躍だ。20分には右SHソンフンミンから右に流して、SSラメラが大きく左に展開。左SBデイビスが上がってクロスにCFケインがシュートを放つが、枠を捉えられない。

 その直後、トッテナムはラメラに代えてFWジョレンテを投入。長身のFWを2枚にして、シソコを右SHに上げ、中盤の底はウィンクス一人にする。4-1-3-2。その後もトッテナムが必死に攻めるが、チェルシーもうまく守っていく。32分、左IHコバチッチに代えてロフタスチーク。トッテナムも35分、ソンフンミンに代えてルーカス・モウラを投入する。38分、CBアルデルウェイレルトがミドルシュートを放つも、枠の外。39分、チェルシーはCFイグアインに代えてジルーを投入。するとその直後、GKカバジェロのフィードにCFジルーがDFと競って頭に当て、前に転がると、右SBトリッピアが走り込む左WGウィリアンを気にしつつバックパス。しかし飛び出したGKロリスとのタイミングが合わない。ボールはGKロリスの脇を抜けゴールマウスへ。オウンゴールチェルシーが追加点を挙げた。そしてタイムアップ。2-0。チェルシーがホームでトッテナムを破った。

 これでチェルシーは1ゲーム消化が多い4位アーセナルに勝ち点差3。実質4位に並び、5位マンUともども熾烈な4位争いが続く。一方のトッテナムはこれでリーグ戦連敗。4位アーセナルとの勝ち点差はわずか4。次節(今日だ!)はそのアーセナルと因縁のノースロンドンダービーだ。もう負けられない。すごいゲームが期待できそうだ。