とんま天狗は雲の上

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J1リーグ第2節 名古屋グランパス対セレッソ大阪

 開幕戦をサガン相手に4-0と勝利したグランパス。その勢いを持ってホーム開幕戦を迎える。相手は同じく開幕戦を勝利したセレッソ。それも相手はヴィッセル。堅い守備で守り切った。グランパスの攻撃対セレッソの守備。またはセレッソのカウンターに対するグランパスの守備も注目される。グランパスは前節に変えてシャビエルをFWで起用する4-4-2の布陣。相馬を右SHに起用し、左SHは和泉。前節途中出場でゴールを挙げた二人を先発起用した。対するセレッソは後半途中出場で存在感を見せたCF都倉を先発で起用。柿谷を右SSで起用した他は前節と同じ先発陣だ。

 開始6分、右SH相馬のクロスに左SH和泉がボレーシュート。序盤からグランパスがパスを回して攻めていく。10分には右SH相馬のミドルシュートがサイドネットに突き刺さる。16分にもCFジョーの縦パスから右SH相馬がミドルシュートセレッソの初シュートは17分、CHソウザが放つが、ポスト左に外れた。

 その後はセレッソの守備がいよいよ堅くなり、グランパスが攻めあぐねる。40分、CH米本の縦パスをCFジョーが落として、左SH和泉がトラップするが、シュートは打てない。44分にはCHシミッチのアーリークロスにCFジョーがヘディングシュート。だがポスト左に外した。前半はセレッソの守備が堅く、スコアレスで折り返した。

 グランパスは後半頭、右SH相馬に代えて前田を投入する。3分には右SH前田がミドルシュート。さらに競極的に攻めていく。4分には左SH和泉のスルーパスに左SB吉田が駆け上がり、クロスをCFジョーがシュート。だがDFFがブロックした。その後も攻め続けるグランパス。12分にはFWシャビエルのCKをジョーがDFと競り合って落とすと、CHシミッチのフリックをCB◎弥永ヘディングシュート。続くCKのこぼれからCH米本がボレーシュートを放つも、DFにブロックされた。

 20分には右SB宮原のフィードのクリアを左SAB吉田がミドルシュート。23分、グランパスは左SH和泉を下げてFW赤崎を投入。シャビエルを左SHに回す。しかしセレッソも後半に入ると、WBを上げて攻め始める。24分、右IH柿谷から右に流して、CHソウザのクロスにCF都倉がヘディングシュート。しかし枠を外してくれた。助かった。31分にはCHシミッチのバックパスをCF都倉に奪われ、ミドルシュート。これはGKランゲラックのナイスセーブに救われた。

 セレッソは25分、清武に代えてCHデサバト。29分にはCH奥埜に代えて水沼を投入。都倉の下に右SS水沼、左SS柿谷を並べる形。しかし34分、中盤でCHシミッチがDFのプレスをうけながら縦にパス。左SHシャビエルがワンタッチのヒールで前五送ると、FW赤崎が受けて、前を斜めに走るFWジョーを囮に、GKの頭を抜くミドルシュート。ついにグランパスが先制点を挙げた。セレッソは直後、CF都倉に代えてメンデスを投入。

 39分、左SHシャビエルのCKにCB丸山がヘディングシュート。だが枠を外す。セレッソは45分、右WB舩木のクロスを左IH柿谷が胸トラップからボレーシュート。近距離の強烈なシュートだったが、これもGKランゲラックがファインセーブで立ちはだかった。そして45+2分、左SB丸橋に右SH前田が詰めて、こぼれ球をFW赤崎が奪ってミドルシュート。ダメ押しの追加点を挙げて勝負あった。2-0。グランパスが第2節も勝利。開幕2連勝を飾った。

 そう言えば昨季も開幕2連勝だった。しかしそこから7月まで勝てない日々が続いた。そういう意味では連勝といっても喜べない。次のガンバ戦を勝利して、初めて今年のグランパスは違うと言いたい。2連勝といっても2試合とも、守備を固める相手に前半はゴールを奪えなかった。次こそ早い時間帯でゴールを挙げて、気楽にゲームを観てみたい。