とんま天狗は雲の上

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J1リーグ第3節 ガンバ大阪 対 名古屋グランパス

 昨季は開幕2連勝の後、長いトンネルに入ってしまったグランパス。今年はその二の舞だけは避けたい。第3節の相手はガンバ。宮本監督になって昨季後半の連勝も印象深いが、今季も2試合で6ゴール。失点も多いが、抜け目ない攻撃力も侮れない。ガンバはファンウィジョとアデミウソンの2トップに右SH小野瀬、左SH倉田。ボランチには遠藤と今野の両ベテランがすわり、DFは右から右SBオジェソク、CB三浦、CBキムヨングォン、左SB藤春。GKは東口が入る。対するグランパスもジョーと赤崎の2トップ。右SHシャビエルに左SH和泉。シミッチと米本のダブルボランチに、右SB宮原、左SB吉田。CBは丸山と中谷。GKはランゲラックがゴールを守る。

 開始1分、左サイドに左SH和泉が走り込み、粘り強くマイボールにすると、戻したボールを左SB吉田が中へパス。CH米本の縦パスに左SB吉田が走り込み、クロスにFW赤崎がシュート。幸先よくグランパスが先制点を挙げた。序盤はグランパスのプレスがよく、攻守の切り替えが早い。それでもガンバは11分、FWファンウィジョのパスをFWアデミウソンが落とし、左SH倉田がミドルシュート。11分には右SH小野瀬のクロスにFWアデミウソンがシュート。GKランゲラックがファインセーブで防いだ。

 その後もガンバの反撃が続く。18分、CH遠藤の縦パスに走り込んだ右SH小野瀬の落としを左SH倉田がボレーシュート。GKランゲラックがキャッチする。グランパスも22分、FW赤崎のシュートのこぼれをCH米本がミドルシュート。24分には右SHシャビエルのFKをFWジョーがヘディングシュート。だがDFがよく競って、叩き付けることはできない。26分にはカウンターでFW赤崎が運び、右に流して、右SHシャビエルが狙い澄ましたミドルシュート。だがポストに弾かれる。お互い互角の展開が続く。

 すると36分、右SBオジェソクの縦パスに右SH小野瀬が走り込み、クロスにFWファンウィジョ。その前に走り込んだCB中谷が足を伸ばすと、そのままゴールに吸い込まれた。オウンゴール。ガンバが同点に追い付いた。しかしその直後の38分、右サイド深い位置からのFKを右SHシャビエルが蹴り込むと、DFが4人程いる中にCHシミッチが飛び込んでいってヘディングシュート。これが決まり、すぐにグランパスが勝ち越し点を奪い返した。

 43分にはFWアデミウソンのクロスからCH遠藤がミドルシュートを放つと、グランパスも45+1分、CHシミッチのサイドチェンジから左SH和泉がシュート。さらに45+2分、左SH和泉のパスをCH米谷がつなぎ、FWジョーの落としを和泉がシュート。GK東口がナイスセーブ。続くCKの流れから、CH米本のクロスをFWジョーが落として、FW赤崎がシュート。ふかしてしまう。前半を終わって2-1。グランパスが1点リードして折り返した。

 後半も互角の展開。3分、CH遠藤のフィードにFWファンウィジョが走り込んでシュート。だがGKランゲラックの飛び出しも早い。うまく身体に当ててセーブする。グランパスも8分、FWジョーのスルーパスにFW赤崎がh知り込んでシュート。GK東口がセーブした。その後も互角の展開が続く。そして21分、CB三浦に対してFWジョーがプレスをかけると、苦し紛れのパスを受けたCH今野に次はCHシミッチがプレッシャー。奪い取ると、右SHシャビエルが右に流し、FW赤崎の落としをCHシミッチがミドルシュート。しかしこれはGK東口がキャッチする。ここからのフィードをCH遠藤が受けると、FWアデミウソンがカウンター。ドリブルで持ち上がり、そのままPA内へ。マークして付いていったCB中谷だったが、アデミウソンが一歩持ち出したところに中谷が腰を入れると、ボールに届かず、アデミウソンが倒れる。今村主審はPKを指示。22分、これをアデミウソンが決めて、ガンバが再び同点に追い付いた。うまいアデミウソン

 25分、グランパスはFW赤崎に代えて長谷川を投入する。26分、左SH倉田がCH遠藤とのワンツーで抜け出してシュート。だがGKランゲラックがセーブ。28分、FW長谷川の落としから左SH和泉が右に展開。右SB宮原が切り返してミドルシュートを狙うが、FWジョーに当たってしまう。ガンバは31分、CH遠藤に代えて矢島。グランパスも34分、左SH和泉に代えて相馬を投入する。すると35分にはFW長谷川のドリブルに左SH相馬が並走。いったん相馬に預けて、戻ってきたボールを右に流すと、FWジョーがフリー。だがシュートはGK東口がファインセーブ。ガンバは36分、右SBオジェソクに代えて米本。39分には左SH倉田に代えて渡邉千真を投入する。

 しかしグランパスの攻撃が止まらない。40分、FW長谷川がヒールで前に送ると、FWジョーが抜け出してシュート。これはDFがブロック。そして42分、CH米本がランダムに前方に蹴り上げたボールを左SH相馬がDFを背負ってうまくキープすると、右SHシャビエルがDF二人を抜く股抜きのパス。これに左SH相馬が反応して走り込み、クロスを入れると、GK東口が弾いたボールが左SB藤春に当たってゴールに転がり込む。オウンゴールグランパスが勝ち越し点を挙げた。

 44分にはFW長谷川のミドルシュート。さらに45+1分、右SHシャビエルのパスに抜け出したCH米本がクロス。FWジョーがシュートを放つが、GK東口がナイスセーブ。バーを叩く。45+2分にはシャビエルに代えてCH千葉を投入。守りを固めて逃げ切った。3-2。グランパスが勝利した。

 これで開幕からの連勝を3に伸ばした。少しは信頼してもいいかな。オウンゴールにPKとやや不運な感じで2失点したが、グランパスの3ゴールはいずれもきれいな形。相馬の無敗記録もさらに12に伸びた。次節の相手も好調のFC東京。今の勢いを継続して、さらに連勝記録を伸ばしたい。期待していいのか、グランパス