とんま天狗は雲の上

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UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16 第2レグ バルセロナ対リヨン

 CLラウンド16第2レグの最後の2試合は共に第1レグを0-0のスコアレスで終えたゲーム。しかし第2レグではどちらも思わぬ大差で準々決勝進出チームが決まった。どちらを観ようかなと迷ったが、普段あまり観ないバルセロナのゲームを観ることにした。ラ・リーガでは相変わらず好調に首位を走っているバルセロナ。0-0でカンプノウに帰ってきた第2レグもほぼベストメンバーを組んできた。スアレスを中央にメッシとコウチーニョの3トップ。中盤はブスケツをアンカーに右IHラキティッチ、左IHアルトゥール。DFは右SBセルジ・ロベルト、左SBジョルジ・アルバ。CBにはラングレとピケで、GKはテシュテーゲン。対するリヨンは3-4-1-2の布陣。デパイとムサ・デンベレの下にフェキルが入り、ボランチは右トゥザール、左エンドンベレ。ワイドには右WBデュボア、左WBメンディが入り、3バックは右からデナイヤー、マルセロ、マルサウ。GKはアントニー・ロペスがゴールを守る。

 開始3分、右FWメッシのスルーパスに左FWコウチーニョが抜け出し、クロスにCFスアレス。だがその前にGKロペスがセーブした。FW3人で簡単にゴール前まで入っていく。4分には左FWコウチーニョとのワンツーでCFスアレスが抜け出し、中へのパスを右FWメッシがシュート。GKアントニー・ロペスがファインセーブを見せる。その後も攻め続けるバルセロナ。7分には右IHラキティッチミドルシュートを放つ。リヨンはようやく10分、左IHエンドンベレがミドルシュートを放つが、左に外れた。

 14分にはCHブスケツの長いスルーパスに右FWメッシが走り込み、シュート。これをGKロペスがファインセーブで弾き出した。しかしボールはほとんどバルセロナがキープして攻め続ける。そして18分、右FWメッシのスルーパスにCFスアレスが走り込むと、対応したCBデナイヤーと接触して倒れる。主審はPKを宣告。これをメッシが難なくループシュートで決めてバルセロナが先制点を挙げた。

 何とか反撃したいリヨンは20分、左IHエンドンベレの縦パスからFWムサ・デンベレがスルーパス。FWデパイが走り込んで、落としをデンベレがシュート。だがCBラングレが身体に当てた。バルセロナは21分、CBピケからのフィードに左FWコウチーニョが抜け出して、飛び出したGKアントニー・ロペスと交錯。直接足が当たったわけではなかったが、脳震盪を起こしたか、ロペスが朦朧とした状態。だがとりあえずゲームを続ける。29分には右FWメッシのスルーパスにCFスアレスが抜け出してミドルシュート。GKロペスが横っ飛びナイスセーブ。はね返りを右IHラキティッチミドルシュートを放つが、枠を外した。

 しかし31分、今度は左IHアルトゥールのスルーパスにCFスアレスがうまく反転してDFをかわすと、横に流して左FWコウチーニョがシュート。バルセロナが追加点を挙げた。その後も朦朧とした様子でプレーを続けたGKアントニー・ロペスだったが、34分、プレー続行は無理と判断。GKゴルジェランに交代する。それでもバルセロナの攻撃の手は緩まない。37分、右FWメッシの縦パスがDFに当たってこぼれたところをCFスアレスが拾ってミドルシュート。40分にはCHブスケツのスルーパスに抜け出した右FWメッシがシュート。GKゴルジェランがナイスセーブを見せた。前半はここで終了。2-0。バルセロナがリードして折り返した。

 後半も前半同様、一方的にバルセロナ・ペース。2分、CBラングレの縦パスを左FWコウチーニョが受けて、落としをCFスアレスが縦パス。左IHアルトゥールが走り込んで、落としを右FWメッシがシュートするも、CBマルサウが何とか戻ってゴール手前でクリアした。それでもリヨンも12分、OHフェキルがミドルシュートを放つと、13分、ショートCKからFWデパイがクロスを入れると、DFのクリアが小さく、ゴール前で混戦。最後は右IHトゥザールがシュートを決めて、リヨンが1点を返した。

 これで勢い付いたリヨンはその後、パスがつながり出す。だがブスケツらが守るバルセロナの守備は堅い。逆に23分、左FWコウチーニョのパスから右IHラキティッチが縦へ。走り込んだ右FWメッシがつないで、CFスアレスのスルーパスに左FWコウチーニョが走り込む。シュートはサイドネットに刺さった。さらに25分にはカウンターで右FWマッシがドリブル。縦パスに左SBジョルジ・アルバが走り込んで、戻しのパスをメッシがシュート。

 直後、バルセロナは左FWコウチーニョに代えてウスマン・デンベレを投入。ウスマン・デンベレが左SHに入り、4-4-2の布陣を取る。1点を取ればアウェイゴールで逆転するリヨンは28分、FWデパイに代えてトラオレを投入。すると直後にはFKからFWムサ・デンベレがヘディングシュート。しかしポスト左に外す。バルセロナは29分、左IHアルトゥールに代えてCHビダルを投入。守りを固める。リヨンは32分、左WBメンディに代えて左SHコルネを投入。マルサウを左SBに上げて4-2-3-1の布陣にする。

 しかし33分、右FWメッシがドリブル。最後は深い切り返しでDF二人を滑らせると、悠々とシュート。GKゴルジェランが何とか触れたが、コロコロと転がってゴールに入っていった。バルセロナ3点目。さらに36分、リヨンのCKをはね返すと、左SBジョルジ・アルバがフィード。これがピタリと右FWメッシに合うと、ドリブルから引きつけて横に流すと、なずか走り込んでいたCBピケがシュート。バルセロナが4点目。

 リヨンは38分、OHフェキルが強烈なミドルシュートを放つが、GKテアシュテーゲンがナイスセーブ。そして41分、再び右FWメッシがドリブル。最後は左に流して、左SHウスマン・デンベレがシュート。ダメ押しの5点目を挙げた。そしてタイムアップ。5-1。バルセロナが圧倒的な強さを見せつけて勝利。準々決勝進出を決めた。

 そして金曜日の夜には準々決勝の組合せが決定。バイエルンマンUと対戦することになった。マンUがラウンド16で敗退していたら、パリSGと対戦? その方がよかった、とは思わないでもないが、スールシャールが監督に就任した以降のマンUは神懸っている。そのマンUマジックをバルセロナがどう打ち破るのか。楽しみにしたい。