とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第34節 リバプール対チェルシー

 リバプールは首位とはいうもののマンCの方が1試合消化が少ない。今節は先に試合をしたマンCが勝利してゲーム前の時点で首位が入れ替わっている。29年ぶりの優勝に向けて、もう1試合も負けられない状況だ。CLが中3日の木曜日に控える中、リバプールはほぼベストメンバー。中盤はファビーニョをアンカーに右IHヘンダーソン、左IHケイタが先発した。対するチェルシーも同じ4-3-3の布陣。中盤はジョルジーニョをアンカーに右IHカンテ、左IHロフタス・チーク。FWはイグアイン、ジルーをベンチに置いて、アザールがCFで先発。ウィリアンが左FWに入り、右FWは18歳のハドソン・オドイが先発した。

 序盤からお互い激しいプレスの応酬。6分、左IHケイタから左に流して、左FWマネのクロスに右FWサラーがボレーシュート。次第にリバプールが主導権を握っていく。17分には右SBアレクサンダー・アーノルドのサイドチェンジから左IHケイタがミドルシュートを放つ。チェルシーも20分、左FWウィリアンのスルーパスにCFアザールが抜け出してシュートを放つが、GKアリソンがキャッチした。

 その後もリバプールがパスをつないで攻め込み、チェルシーはカンターを狙う展開が続く。26分、CHファビーニョのフィードを右FWサラーが落として、右IHヘンダーソンミドルシュートを放つ。チェルシーも30分、CBダビド・ルイスの縦パスを受けた左FWウィリアンがドリブルで抜け出し、ミドルシュートを放つ。リバプールは38分、CBダビド・ルイスから左IHロフタス・チークへのパスにCBマティプがプレスをかけて奪うと、右IHヘンダーソンを経由してCHファビーニョが縦パス。CFフィルミーノが右に流して、右FWサラーのクロスに左FWマネがシュート。流れるようなカウンターとパスワークだったが、マネのシュートはポスト右に外れた。

 チェルシーは40分、CBリュディガーが足を痛め、クリステンセンに交代する。序盤からよく攻めたリバプールだったが、前半はゴールなし。このままドローで終わればリーグ優勝にイエローカードが灯る。やや不安に思ったが、後半もリバプールが積極的に攻めていく。

 そして6分、CBマティプの縦パスを受けた右FWサラーがCFフィルミーノへパス。ワンタッチで縦に出したパスにサラーが走り込むと、落としを右IHヘンダーソンが受けて前に進む。クロスに左FWマネがヘディングシュート。ついにリバプールが先制点を挙げた。右サイドで作り、ファーサイドでマネがフリーになっていた。さらに8分、右FWサラーがカットインから見事なミドルシュートをゴールに叩き込み、あっという間に2-0とリードする。

 チェルシーは11分、ハドソン・オドイを下げてCFイグアインを投入。アザールを左FW、ウィリアンを右FWに回す。12分、リバプールは右SBアレクサンダー・アーノルドのパスからCFフィルミーノがミドルシュートを放つが、これはわずかにポストの左。チェルシーも必死に攻める。14分、CKのクリアを左SBエメルソンが最後方からフィード。左FWアザールがうまくラインを抜け出すが、シュートはポストに嫌われる。15分にはCFイグアインから右に展開。右FWウィリアンのクロスに左FWアザールがシュート。しかしこれもGKアリソンがファインセーブ。ゴールが遠い。

 リバプールは21分、ケイタに代えてワイナルドゥム。32分にはヘンダーソンに代えてミルナーを投入。中盤から守備を固める。チェルシーも30分、左IHロフタス・チームに代えてバークリーを投入するが、リバプールの守備を崩せない。逆にリバプールは35分、CFフィルミーノ。44分には左FWマネが仕掛けてシュートを放つ。そして45分には右FWサラーに代えてシャキリを投入。最後まで守り切って完勝。2-0で勝利した。

 これで再び首位を取り戻した。とは言え、依然負けられない状況は変わらない。残り4試合。すべて勝利して、マンCの取りこぼしを待つしかない。一方のチェルシーは痛い足踏み。アーセナルが勝利して5位に落ちてしまった。しかもアーセナルの方が1ゲーム消化が少ない。6位マンUは勝ち点差2ながら1試合ゲームが少ない。4位確保は厳しいか? それでも何とか5位を確保すれば、今季CLの結果次第で来季CLの出場権が転がり込む可能性もある。その意味では第36節マンU戦は重要なゲームになるかもしれない。依然プレミアリーグは目の離せないゲームが続く。