とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第35節 マンチェスター・シティ対トッテナム

 木曜日のCLで対戦したばかりの両チームが中2日で再び顔を合わせた。しかもホームも同じエティハド・スタジアム。さすがに両チームとも先発メンバーには手を入れてきた。とは言っても、お互い負けられないゲーム。マンCは激烈な優勝レースの真っ只中。リバプールの今後の対戦相手を見れば、マンCも1ゲームも落とせない状況が続く。CL出場圏内を目指すトッテナムにとっても状況は変わらない。3位ながら6位との勝ち点差はわずかに3ポイント。負ければあっという間に出場圏外に落ちていく可能性がある。

 マンCの布陣はいつもの4-3-3。CBにはストーンズとデポルテが入り、左SBに久しぶりのジンチェンコ。ギュンドアンをアンカーに右IHデブルイネ、左IHには18歳のフォーデンが先発した。FWは右からベルナルド・シウバ、アグエロスターリング。CLと変わらない。対するトッテナムは3-5-2の布陣。GKにはガッザニーガが入り、CBは右からサンチェス、アルデルウェイレルト、フェルトンゲン。ダイアーをアンカーに右IHエリクセン、左IHデリ・アリ。ワイドには右WBには21歳のフォイス。左WBはデイビスルーカス・モウラとソンフンミンがFWに入る。

 3分、CBストーンズからFWルーカス・モウラがボールを奪い、右IHエリクセンのパスにFWソンフンミンがワントラップで抜け出す。ドリブルからシュートを放つが、GKエデルソンがセーブした。勢いを持って入ったトッテナムだったが、ゲームはマンCが支配。そして5分、右WGベルナルド・シウバのカットインから左サイドに展開すると、CFアグエロがヘディングで折り返して、左IHフォーデンがヘディングシュート。マンCが幸先よく先制点を挙げた。

 その後もマンCがパスを回してゲームを支配するが、トッテナムはカウンターからの攻撃が鋭い。14分、FWソンフンミンから右に流すと、FWルーカス・モウラのクロスに右IHエリクセンが抜け出してシュート。GKエデルソンがファインセーブで弾き出す。16分には右IHエリクセンの縦パスにFWソンフンミンが抜け出し、ドリブル。しかしシュートはCBデポルテがブロックした。

 その後は互角の展開が続く。22分、左IHフォーデン。34分、右WGベルナルド・シウバ。35分には右IHデブルイネがミドルシュートを放つが、いずれもゴールには遠い。さらに38分にはデブルイネが足を痛め、CHフェルナンジーニョへの交代を余儀なくされる。トッテナムは44分、FWソンフンミンがハーフウェイライン付近からDFを抜き去ってドリブル。都合4人のDFをかわしてシュートを放つが、GKエデルソンがナイスセーブ。前半はマンCの1点リードで折り返した。

 後半になってもマンCがパスを回して、トッテナムが守りからカウンターを狙う展開は変わらない。4分、右SBウォーカーがドリブルで駆け上がり、クロスにCFアグエロがシュート。DFブロックのこぼれ球を左IHフォーデンが狙うが、枠を捉えられなかった。しかしその後はお互い決め手を欠く感じ。膠着したまま時間だけが過ぎていく。トッテナムは16分、ケガ上がりのCHダイアーを下げてワニャマを投入。マンCも21分、アグエロに代えて左WGサネを投入。スターリングをCFに上げる。左WGサネは23分、さっそくミドルシュートを放つが、ポスト左に外した。

 トッテナムは24分、左IHデリ・アリに代えてローズを投入。26分、右IHギュンドアンから左に展開。左WGサネのクロスにCFスターリングがシュートをするが、GKガッサニーガがセーブ。トッテナムも28分、CBアルデルウェイレルトのフィードにFWルーカス・モウラがヘディングで逸らして、自ら走り込みシュートを放つが、CBラポルテとGKエデルソンでブロックした。

 トッテナムは33分、アルデルウェイレルトに代えてFWジョレンテを投入。布陣は4-3-3にして攻めていく。中盤はワニャマをアンカーに右IHエリクセン、左IHローズ。FWはジョレンテをセンターにルーカス・モウラとソンフンミンがシャドーという形。35分、CHワニャマのクロスのクリアを右IHエリクセンミドルシュート。これもDFにブロックされると、右FWルーカス・モウラミドルシュートを放つが、大きく枠を外した。マンCは疲れの見えたフォーデンに代えて40分、ダビド・ルイスを投入。終盤はFWスターリングが興奮してゲームを止める場面も多く、イエローカードをもらいつつ時間が経過。結局このまま1-0でマンCが勝利した。

 その後、リバプールも勝利して、依然首位との勝ち点差は2。ただし1ゲーム未消化試合が多い。勝ち続ければ優勝できる。ミッドウィークのマンチェスター・ダービーが大きな山場になる。一方、4位争いは熾烈だ。今節、トッテナムは敗戦したが、4位アーセナルと6位マンUも敗戦。さらに5位チェルシーも引き分けて、依然3位のままだ。この後は下位・中位チームとの対戦が多いが、CLもあって、週2日の連戦が続く。CLを優先したいところだが、けが人も多い中、選手起用には頭を悩ますことになりそうだ。