とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第2節 マンチェスター・シティ対トッテナム

 開幕戦、ウェストハム相手に5-0と大勝し、幸先のいいスタートを切ったマンC。第2節の相手はトッテナム。リーグ序盤から好カードが続く。トッテナムも開幕戦はアストンビラ相手に苦戦ながら3-1と勝利している。マンCは4-3-3の布陣。アグエロをワントップに、右SHベルナルド・シウバ、左SHスターリング。中盤はロドリをアンカーに、右IHデブルイネ、左IHギュンドアン。DFは右から右SBカイル・ウォーカー、CBオタメンディ、CBラポルテ、左SBジンチェンコ。GKはエデルソン。一方、トッテナムは4-2-3-1。ケインをワントップにトップ下にラメラ。ウィンクスとエンドンベレがボランチで並び、右SHシソコ、左SHエリクセン。DFは右からウォーカー・ピーターズ、CBアルデルウェイレルト、CBダビンソン・サンチェス、左SBローズ。GKにはロリスが入る。

 序盤からマンCが攻めていく。7分、右SHベルナルド・シウバがヘディングで前に送ると、右SBウォーカー走り込み、クロスに左SHスターリングがシュート。その後もゲームの主導権を握るマンC。そして20分、右SHベルナルド・シウバの落としから右IHデブルイネのクロスに左SHスターリングがヘディングシュート。マンCが先制点を挙げた。しかし直後の23分、トッテナムは左SBローズからCHウィンクスと右へパスをつなぎ、CHエンドンベレの縦パスに走り込んだOHラメラがミドルシュートトッテナムがこのゲーム初めてのシュートでゴールを挙げた。同点に追い付いた。

 その後もマンCがトッテナムの中盤ウィンクスとエンドンベレの中盤に速いプレスをかけて自由にプレーをさせない。右SHベルナルド・シウバ、右SBウォーカーと右IHデブルイネの3人が右サイドでオートマティックにパスを回し、トッテナムの左サイドを崩していく。そして35分、右SHベルナルド・シウバの縦パスに走り込んだ右IHデブルイネがクロス。CFアグエロがシュートを決めて、勝ち越し点を挙げた。その後も36分には右IHデブルイネがドリブルでDFをかわしてミドルシュート。38分、右SHベルナルド・シウバがミドルシュート。43分、右SHベルナルド・シウバの縦パスに右IHデブルイネが走り込んで、クロスに左IHギュンドアンミドルシュート。再三、同じような形で右サイドを崩していく。44分には右SBウォーカーの大きなサイドチェンジから左SHスターリングが中に流して、左SBジンチェンコがミドルシュート。GKロリスがファインセーブで防いだが、前半はマンCが圧倒して終了。トッテナムの前半のシュートはゴールをした1本だけだった。

 後半もマンCの優勢は変わらない。4分、右IHデブルイネのドリブルで得たショートCKから、左IHギュンドアンのパスから左SBジンチェンコがミドルシュート。6分には左SHスターリングの縦パスをCFアグエロが落とし、右IHデブルイネがシュート。わずかに右に外す。8分、CFアグエロ、9分には右SHベルナルド・シウバがシュート。後半も序盤からマンCが攻勢をかけていく。トッテナムは11分、CHウィンクスを下げてFWルーカス・モウラを投入する。するとその直後、ラメラのCKにFWルーカス・モウラがヘディングシュート。トッテナムが同点に追い付いた。

 マンCもすぐに反撃。15分、CHロドリがミドルシュート。17分には右IHデブルイネのCKにCBオタメンディがヘディングシュートするが、DFがクリアする。マンCは21分、CFアグエロを下げてジェズスを投入。トッテナムは25分位からルーカス・モウラを右SH、エリクセンをOHに下げて、左SHはラメラ。左サイドを強化する。ボランチはシソコとエンドンベレ。三たび勝ち越したいマンCは33分、CHロドリに代えて左IHダビド・シルバを投入。ギュンドアンをアンカーに下げた。34分、右IHデブルイネのクロスにCFジェズスがヘディングシュート。しかし枠は捉えられない。35分には右SHベルナルド・シウバに代えてマフレズを投入する。

 しかし右SHマフレズがゲームに溶け込めない。仕掛けてはたびたびボールを失うかと思えば、左サイドでは左SBジンチェンコが腿裏の不調を訴える。それでも45+2分、デブルイネのCKがCBラポルテに当たってファーにこぼれると、CFジェズスが拾ってシュート。マンCが三たび勝ち越した。と思ったら、主審がVARを確認。ラポルテの手に当たっていたということでゴールは取り消し。そしてタイムアップ。2-2の引き分けに終わった。

 圧倒的にゲームを支配しながらの引き分けはマンCにとって痛い。マンCのシュート数30本に対して、トッテナムのシュート数はわずかに3本。うち枠内シュートは2本で全てゴールになっている。マンCにとっては失点こそ課題だが、デブルイネが絶好調で他チームであれば簡単に圧勝しただろう。やはり今季もリバプールトッテナムなどビッグ6による対戦結果が優勝を左右しそうだ。次節はリバプールアーセナル。これもまた見逃せない。