とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

3分10円は遠い昔の話だった。

 連休明けの火曜日、家庭の事情で急用が入り、「午前中、休みを取る」旨、職場へ連絡をしようと携帯電話を持ったら、充電切れだった。そういえば久しく携帯電話から電話をかけていない。メールもしていない。

 だいぶ前にこのブログでも書いたが、私は現在、携帯電話(いわゆるガラケー)とスマホの2台持ちをしており、スマホはデータ通信専用のSIMカードで使用している。理由はいろいろあるけれど、DAZNの割引などを考えれば、費用的にもけっして負担にはなっていない。2台合わせて月2300円程度だ。最近は家族間の連絡はスマホのLINEを使うことが多く、友人との連絡にはもっぱら携帯電話を利用しているが、友人と連絡を取り合うことも少なくて、携帯電話を使用する機会がグンと少なくなっている。それで3連休中、1回も使用せず、充電状況を確認することもなく火曜日を迎え、いざ使用しようとしたら充電が切れていた。

 上述のようにスマホはデータ通信専用。職場の同僚にLINEのお友だちはおらず、ガラケーが起動しないとメールアドレスもわからない。会社の電話番号はスマホからHPで検索して確認し、公衆電話に走って電話した。

 ところが小銭入れには30円しか入っていない。市内通話なら3分10円だろうと勝手に思って、とりあえず20円を投入して電話する。しばらく事情などを話していたら、突然電話が切れた。あれ? とても6分も話していたとは思えない。それでも途中で途切れた会話を続けようと小銭入れを出そうとするが、こういう時に限って、ズボンの尻ポケットに挟まってなかなか取り出すことができない。数分間も奮闘した後にようやく小銭入れを救出。最後の10円でもう一度職場へ電話をし、続きを簡潔に述べて電話を切ろうとしたが、結局再び途中で会話が切れた。もういい。要点は伝わったはず。

 結局、急用を終え、帰宅してから再度、固定電話から電話をした。今度は時間を気にせず、十分に話ができた。やれやれ。

 それにしても、公衆電話の料金はいったいどうなっているんだ。と思い、調べてみると、2014年4月以降、市内通話は10円/57.5秒となっている。ついでに過去の経緯を見ると、1993年10月から10円/90秒。そして1994年4月からは10円/60秒になっている。わずか半年で2倍、さらに1.5倍というのもすごいな。そして2014年からは10円/57.5秒。この微妙な2.5秒はいったいなんだろうかと思ったら、消費税が5%から8%に増税された時だった。今回、10%への増税が予定されているが、また使用時間が変更されるのだろうか。そんな話は聞いていないが、公衆電話の料金なんて誰も注目していないだろうから、しれっと変更されるかもしれないし、それとも採算性などに大した影響もないだろうから変更しないのかな。いずれにせよ、10円当たりおおよそ1分と思っていればいいだろう。

 災害が起こるたびに公衆電話の存在が語られるが、使用料金すら知らなかった。そういう意味ではいい経験になった。でもやっぱりこれからは携帯電話の充電状況について、もう少しこまめにチェックするようにしよう。