とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

「良性発作性頭位めまい症」の次は「前庭神経炎」か?

 妻が突然、強いめまいに襲われ、救急車を呼んだことは先に「良性発作性頭位めまい症」で書いた。その後は緩やかに回復に向かっていたのだが・・・。

 9月の3連休前の金曜日に休みを取って、家族連れで少し遠出をした。それでも19時半位には家に戻り、普通に食事をして寝たのだが、深夜2時半に突如、妻の苦しそうな声で起こされた。「めまい! 吐く!」。あわててレジ袋で覆ったゴミ箱を差し出すと、しっかり嘔吐。めまいもひどいようで、トイレまで両手を支えて連れていったが、フラフラし、また吐いた。そんなことを4回。それでも4時半にはようやく落ち着いて眠りについた。

 翌日もめまいはひどいようだが、何よりベッドから起きてこない。食事もせず、そのまま寝ている。冷凍庫で凍らせたゼリーを2個ばかりも食べたが、トイレもほとんど行かず、ただ寝ている。夕方になって娘が帰ってきた。「お母さん、すごい熱だよ!」。測ると37.9度。休日診療へ連れていこうかと思ったが、本人が眠り続けている。額に保冷剤を包んだタオルを乗せて、その夜はそのまま様子を見ることにした。

 翌日。熱を測ると38.5度。さすがに救急車を呼ぼうかと思ったが、本人は否定。前にかかった病院へ電話して、運んだら救急で診てもらえることを確認し、妻に言うと、「少し待って」と言って、また眠ってしまう。朝からそんなやり取りを繰り返し、昼になって体温を測ったら37.5度近くまで下がってきた。トイレにも行かず、飲まず食わずで眠り続ける妻をどうしようかと思ったが、結局その日はそのまま終わった。

 翌日は祝日の月曜日。体温は37度前後まで下がり、落ち着いてきた。昼にはダイニングまで来て、ラーメンを一口とブドウを数個食べた。私が食器を洗っていると、一人でキッチンのシンクで手を洗い、ベッドに向かう。ところが突然バタッと大きな音。見ると、ベッド脇に倒れていた。つまずいて転んだらしい。「額を打って、痛い」というが、ケガはしていないので、何とか起こしてベッドに寝かせた。夜にはカツオのたたきとナスのはさみ揚げを一切れずつ食べる。少しは良くなってきたか。火曜日には耳鼻科の診療があるので、必ず行くことを確認し、眠らせた。

 翌日は娘にも朝のうち、休みを取ってもらい、服を着替えさせて、両手を支えながらクルマまで連れていって乗せた。病院に着いたら車イスに乗せて、耳鼻科と一緒に内科の受付も行う。医師にここまでの顛末を私から話したが、「だいぶ良くなっているので、前に出した薬を飲んで様子を見てください」と言われた。内科の診療は必要ないとキャンセル。3日3晩眠り続けていたので、点滴を打ってもらったが、それが長かった。それでもこの日は家に帰るまで目を覚ましていた。

 そして今に至る。その後は食欲も回復したが、フラフラ感は変わらず。前と違って、横になってもめまい感は収まらない。ネットで調べると、どうやらこれは「前庭神経炎」(https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_939.html)ではないか? めまいの発作を起こす前から、頻りに咳をしていた。そして3日ほども眠り続け、その後も長期にわたりめまい感は続く。まさにピッタリ。でもネットで紹介しているような検査はやってないし、医師も病名をはっきり伝えてくれない。大丈夫かな。

 3日3晩眠り続けた時にはびっくりしたが、本人はその時のことはほとんど覚えていないと言う。ベッド脇で倒れたことも、何を食べたかといったことも。何より、日時の感覚が狂っていた。それで脳梗塞も疑うのだが、まだ言い出せない。治療といっても、回復期には「活動的な生活を送る」くらいしかなさそうだが、未だにめまい感が続いているようで、なかなかベッドから離れられない。困ったな。