とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第7節 マンチェスター・ユナイテッド対アーセナル

 開幕2連勝と好スタートを切ったアーセナルだったが、リバプールに敗戦した後はトッテナムとドロー。6節を終えて3勝1敗2分の4位につけている。一方、マンUは2勝2敗2分の8位。なかなか波に乗り切れない。マンUの布陣は4-2-3-1。ラッシュフォードをトップに右SHアンドレアス・ペレイラ、左SHダニエル・ジェームズ。トップ下にリンガード。ボランチにはポグバとマクトミネイが並び、DFは右から右SBアシュリー・ヤング、CBリンデレフ、CBマグワイア、左SBドゥアンゼベ。GKはデヘア。SBにケガ人が多い。対するアーセナルは4-3-3。オバメヤンをセンターに、右WGペペ、左WGサカと速い選手が並ぶ。中盤はジャカをアンカーに、右IHトレイラ、左IHゲンドゥージ。DFは右から右SBチャンバース、CBソクラティス、CBダビド・ルイス、左SBコラシナツ。GKはレノ。お互いミッドウィークにELのゲームが控える中、ほぼベストメンバーを揃えた。

 序盤はマンUが優勢。左SHジェームズが積極的に仕掛けていくが、崩すところまでは行かない。アーセナルも序盤は守備的で、FWが走る場面も少ない。強い雨が降っているせいもあるのか、お互いミスが多い。ようやく29分、マンUの右SHアンドレアス・ペレイラがドリブルで抜け出し、ミドルシュートを放つが、GKレノがファインセーブ。するとアーセナルも直後の30分、今度はCFオバメヤンがドリブル。DFのブロックでこぼれたボールを左WGサカが右に落とし、右WGペペがミドルシュート。だが枠は大きく外した。

 しかしそこから次第にゲームは熱を帯びる。36分、CBダビド・ルイスのフィードにCFオバメヤンが走り込むと、サイドチェンジから右WGペペがミドルシュート。するとマンUも37分、右SHアンドレアス・ペレイラのクロスのこぼれからCHポグバがミドルシュートを放つ。43分には左IHゲンドゥージのドリブルをCHポグバが止めると、スルーパスにCFラッシュフォードが走り込む。だがCBソクラティスがブロックした。激しいチェックが続く。

 そして44分、右WGペペの縦パスから左WGサカがドリブル。シュートはGKデヘアがファインセーブ。さらにはね返りを左IHゲンドゥージがミドルシュートを放つが、これもGKデヘアがファインセーブ。すると続くCKからマンUがカウンター。右SHアンドレアス・ペレイラから右サイドに走り込んだSHジェームズがクロス。CFラッシュフォードにはわずかに届かなかったが、何とかピッチ内に残すと、クロスにCHマクトミネイがミドルシュート。これが決まり、マンUが先制点を挙げた。前半はこの1点で折り返した。

 後半は序盤、マンUが攻め込むが、これに耐えると、続いてアーセナルが攻め込んでいく。7分にはCFオバメヤンのクロスに右IHトレイラがボレーシュート。しかしうまく当たらず、GKデヘアがキャッチする。すると10分、アーセナルは早くも右IHトレイラに代えてセバージョスを投入。11分、CBダビド・ルイスのFKはCBリンデレフがブロックした。そして13分、マンUの左SBトゥアンゼベからCBリンデレフへのパスがわずかに逸れると、左WGサカがカットして、スルーパスにCFオバメヤンが走り込み、シュート。いったんはオフサイドのフラッグが上がったが、VARの結果、ゴールが認められた。アーセナルが同点に追い付いた。

 するとその後もアーセナルの攻勢が続く。15分、左IHゲンドゥージの縦パスに走り込んだ右SBチャンバースのクロスを左WGサカがシュート。だがCBリンデレフの足に当たって枠を外した。マンUも19分、CBリンデレフの縦パスを受けたCFラッシュフォードが右に展開。右SHアンドレアス・ペレイラミドルシュート。さらにCHポグバがミドルシュートを放つが、わずかにポストの右に外れた。25分には右SBヤングのCKにCHマクトミネイがヘディングシュート。だがこれもわずかにバーの上に外れた。さらに28分、CBマグワイアが強烈なミドルシュートを放ったが、GKレノのファインセーブでゴールを許さない。

 すると29分、マンUはOHリンガードと右SHアンドレアス・ペレイラを下げて、CFグリーンウッド、CHフレッジを投入。ポグバをトップ下に上げ、ラッシュフォードが右SHに回る。一方、アーセナルも右WGペペをネルソンに交代した。その後はマンUが攻勢。33分、左SHダニエル・ジェームズが仕掛けて右SHネルソンを抜くと、シュートは右SBチャンバースがブロック。サイドネットに外れる。アーセナルは35分、左WGサカを下げて、ウィロックを投入する。

 43分、左WGウィロックがドリブルで運ぶと、落としを右IHセバージョスがミドルシュートマンUも45+1分、CHマクトミネイの仕掛けをCBダビド・ルイスが止めて、PA手前でFKを得る。CFラッシュフォードがゴール右を狙ったが、GKレノがファインセーブ。45+2分には左WGウィロックのパスから右WGネルソンがシュート。これはGKデヘアがナイスセーブ。さらに45+3分、マンUのCFグリーンウッドがシュートを放つが、左に外れる。最後はオープンな展開になってお互い攻め合うが、ゴールはならず。1-1のドローで終わった。

 前半こそミスが多い凡戦だと思ったが、前半30分以降はお互い攻撃が活性化。面白いゲームとなった。しかし結局は引分け。アーセナルは何とか4位を守ったが、マンUは8位から10位に後退した。しかしプレミアリーグリバプールが独走。マンCがあとに続くが、3位以下はほとんど団子状態。このゲームのようなパフォーマンスを続ければ、CL圏内の4位以内は十分可能だ。まだまだリーグは始まったばかり。両チームにはこれからも面白いゲームを見せてほしい。