とんま天狗は雲の上

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東アジアE-1選手権(女子) 日本対台湾

 前日の男子に続いて、女子の初戦は台湾が相手。日本は皇后杯から中2日で、ベレーザやレオネッサの選手の多くをベンチに置いて、代表初招集の選手を多く起用した。布陣は4-4-2。田中南美と岩渕の2トップに、左SH小林里歌子、右SH中島依美ボランチは代表初選出の栗島と松原有沙という新鮮なコンビ。右SBの清家も代表初出場。左SBには遠藤純を起用し、CBは南と三宅。GKはレッズの池田が先発した。台湾の選手は省略。字がけっこう難しい。

 4分、右SH中島のCKにCB南がヘディングを叩き付けると、5分にはFW岩渕のスルーパスに右SB清家が抜け出してシュートまで行く。これはGKに当てたが、7分、FW岩渕がDFをかわしてミドルシュートを放つと、これがゴールに飛び込む。早くも日本が先制点を挙げた。すると9分にはCH松原のパスを受けたFW田中南美がDF2人の間を割ってミドルシュート。するに追加点を挙げた。

 11分には左SH小林から右に流し、右SH中島のクロスにFW田中南美がヘディングシュート。バーを叩く。そして16分、CB三宅のフィードをFW岩渕がヒールで落とし、左SH小林がミドルシュート。3点目を挙げた。その後も日本が攻め続ける。22分には左SB遠藤がミドルシュート。24分、FW岩渕のドリブルから左SH小林がミドルシュート。29分、CB南のフィードをFW岩渕がダイレクトでボレーシュートを放つ。33分には左SB遠藤のクロスのクリアをCH栗島がミドルシュート。栗島は代表初選手ながら、まるでベテラン選手のように堂々とプレーをしている。35分にもCH松原のFKのクリアを栗島がミドルシュート

 そして38分、FW田中の仕掛けをCB李佩容が倒す。PKを田中南美が落ち着いて決めて、4点目。さらに44分、左サイドのFKを中島が早いリスタート。左SB遠藤のクロスをCH松原が押し込んで、日本が前半のうちに5点を挙げた。

 日本は後半最初にFW田中と左SB遠藤に代えて、右SH池尻とCH林を投入。小林里歌子をFWに上げて、中島を左SHに回す。また、三宅を左SBに上げて、松原をCBに下げる。後半も攻め続ける日本。そして9分、右SH池尻が右サイドから仕掛けると、左SB李宛珍に倒されて、2回目のPK。これを池尻が決めて、後半も早々に追加点を奪う。

 15分にはFW岩渕の落としから左SH中島がドリブルで進み、クロスにFW小林がシュート。しかしこれはうまく合わない。16分にはCH林がミドルシュート。林も落ち着いてプレーしている。17分にはFW小林を下げて上野を投入。18分、左SH中島が中にパスをすると、左SB三宅が内側を走り込んで、クロスにFW岩渕がシュート。ポスト右に外したが、さすがレオネッサのコンビで台湾の守備を突破する。そして21分、左SH中島が仕掛け、倒れて得たFKを中島が蹴ると、右SB清家がヘディングシュート。これで7点目。25分にはCH林の縦パスを受けたFW岩渕が反転からミドルシュートを突き刺す。8点目。

 33分、FW上野から右に流し、右SH池尻が切り返しからミドルシュート。GK蔡明容がナイスセーブで弾くと、FW上野がシュート。しかしこれは大きく枠を外す。38分、FW岩渕の縦パスを左SH中島が落とし、左SB三宅の縦パスをFW上野が落とすと、左SB三宅がシュート。左サイドでよくつながる。さらに40分にはFW岩渕がシュート。41分、左SH中島がミドルシュート。44分にはCH栗島がミドルシュート。45+1分、FW岩渕がミドルシュートと最後まで台湾にシュートを打たせない。そして45+2分、CH栗島のスルーパスに左SH中島が切り返してミドルシュート。GK蔡明容のナイスセーブを右SH池尻が押し込んだ。9点目。そしてタイムアップ。9-0の圧勝で台湾を粉砕した。

 ほとんど台湾に攻めさせることなく圧勝。初出場の選手も気持ちよくプレーができた。また、キャプテンに指名された岩渕の精神的な充実も感じられた。でもまあこれはウォーミングアップみたいなもの。次は中国、そして最後には韓国が待っている。最後まで気持ちよく攻め続けられるといいのだが。男子が苦悩している中、なでしこにはスカッとしたゲームを見せてもらいたい。