とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

東京五輪は”とりあえず”1年延期でいいじゃないか

 東京五輪はどうやら延期の方向で決まりそうだ。IOCでは延期を含めた検討を進め、4週間以内に結論を出すということだが、まずは1年延期がとりあえず順当な方針だろう。でも実際には、新型コロナウイルスの感染拡大がいつまで続くかわからず、たとえ1年後に延期と決めたところで、必ず開催できるとは限らない。その点も含めて検討を進めてほしい。日本としては、次回開催権は確保したまま、当面1年後、1年後に開催不可能ならば2年後、さらに・・・といった感じか。ちなみに「無観客での五輪開催はアリかも」はもちろんネタで書いているので、個人的に異論はない。

 先々週の13日(金)に社内で、当初15日(日)までとしていた新型コロナウイルス対策をいつまで延長すべきか検討する会議が開かれた。同業他社を参考に当面24日まで延期するという案と、31日まで延期するという案の二つ。その時点で19日(木)に新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が開催されることはわかっていたが、提言を受けた政府方針が連休中に発表されるようだと、方針の再検討を週明けの23日にすることとなり、仮に25日から再延期することにした場合には対応が困難だという意見が大勢だった。私からは「27日(金)まで延期案」を提案したが、結果的には、31日に(予定)と追記することで決着した。どうやらみんなの感覚では、27日と刻み、また更に延長するのは避けた方がいいということらしい。そんなものかな?

 でも、とりあえず1年延期するとして、既に始めてしまった聖火行事などはどうするのだろう。まあ単純に、今年は今年で実施して、来年はあくまでその続きを行うというのでいいのではないか。と思ったら、今年は、ランナーは走らず、クルマでランタンだけ運ぶ形にするのだとか。びっくり。でもコロナウイルス対策というのならそれも仕方ない。でも延期となった場合に、来年もう一度実施するとなると、これはどう見ても日本負担にならざるを得ない。他に、延期した場合の経費増加要因としては、既に分譲済みの選手村マンションの引き渡しが1年遅延することによる補償が考えられる。これは大きいかな。でも既に販売済みのチケットは、開催年だけ修正してそのまま有効にすればいい。

 あ、でも曜日がズレるな。そう言えば日本では休日も変更している。2年続けて海の日を変則適用とするのだろうか。今さら「今年の休日は元に戻します」というわけにはいくまい。そうか、簡単に延期と言っても、些末な部分では色々と影響がありそうだ。でも所詮、些末なこと。ワイドショーなどでは、秋開催や1年、また2年延期した場合の課題などを並べて議論しているが、意味のないこと。まずは1年延期と決めて、そのために必要な協議を進める時間として4週間という期間が設定されたのだろう。4週間でも短いかもしれないが、この間に延期に伴う諸経費の負担割合なども含めてしっかり協議していくしかない。