とんま天狗は雲の上

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ブンデスリーガ第27節 ウォルフスブルクvs.ドルトムント

 ブンデスリーガは再開して2戦目。NHK-BS1では2位ドルトムントと6位ウォルフスブルクのゲームが放送された。前節、ホーランドのゴールなどでシャルケに圧勝したドルトムント。これで5連勝して、次節はいよいよバイエルンとの首位決戦だ。そこへ向けていい感じで勝ち星をつなげたい。一方、ウォルフスブルクも7戦負けなし。こちらはEL出場圏内を覚悟するためにも負けられないところだ。

 ドルトムントの布陣は3-4-3。ホーランドをトップに、左FWブラントと右FWトルガン・アザールが近くでプレーする。両WBは右にハキミ、左はゲレイロ。ヴィッツェルがケガで欠場のボランチにはダフードとデラネイ。CBは右からピシュチェクフンメルス、アカンジ。GKはビュルキが守る。一方、ウォルフスブルクは4-4-2。ベホルストとギンチェクの2トップに、シュテフェンとメフメディが両SH。ボランチにはアーノルドとシュラーガーが並び、DFは右SBムバブ、左SBルシヨン。CBはブルックスとポンラチッチ。GKはカステールスが入る。

 ゲームはドルトムントがパスを回して攻めていくが、ウォルフスブルクのプレッシャーが早い。ボールはキープするもののなかなかゴール前まで入っていけない。16分、右FWトルガン・アザールが切り返しからミドルシュートを放つが、これが両チーム最初のシュート。ウォルフスブルクも25分、左SHメフメディのクロスに長身FWベホルストがヘディングシュートを放つ。

 厳しい中盤の攻防でなかなかチャンスを作れなかったドルトムントだったが、32分、右FWアザールの縦パスを左FWブラントが中へパスすると、右WBハキミのスルーパスにトルガン・アザールが走り込む。抜け出すと、クロスにCFホーランドがゴール前。DF3人を引き付けるもシュートは空振り。流れたボールを走り込んだ左WBゲレイロが押し込んだ。ドルトムントが先制点を挙げた。するとますますドルトムントが攻勢。43分には左FWブラントから右に流して、右WBハキミのクロスに右FWアザールがシュート。しかしポスト左に外した。前半は1-0で折り返す。

 ドルトムントは後半最初にCBフンメルスを下げて、ケガ明けのエムレ・ジャンを投入する。後半はウォルフスブルクが積極的に攻める。3分、ピッチ中央付近からFWベホルストルーズボールに競り合い、縦に送ると、右SHシュテフェンがミドルシュート。バーを叩く。4分にはCHアーノルドのFKのクリアを右SHシュテフェンが右に送り、FWギンチェクがボレーシュートを放つ。その後はドルトムントが再びパスを回して攻めるが、ウォルフスブルクはしっかりと守る。17分には左SHメフメディのFKから右SHシュテフェンがミドルシュート。GKビュルキがファインセーブ。18分にもCHアーノルドがミドルシュート。これはCHデラネイがブロックした。

 攻め込むウォルフスブルクは19分、FWギンチェクと左SBルシヨンを下げて、右SHにクラウス、左SHブカレロを投入。メフメディをトップ下に移し、左SBはシュテフェンが守る4-2-3-1。一方、ドルトムントの20分、左SHブラントを下げて、サンチョを投入した。その後も攻め込むウォルフスブルク。26分、ドルトムントがホーランドのドリブルから左FWサンチョ、さらに左WBゲレイロがミドルシュートを放つと、ウォルフスブルクも30分、左SHブカレロのFKからCBブルックスがヘディングシュートを放つ。

 そして33分、中盤でCFホーランドがポストになって落とすと、CHダフードが前にパス。これを受けた左FWサンチョがドリブルで前進。左を走るCFホーランドを囮に右に流すと、右WBハキミがシュート。カウンターで追加点を挙げた。そして37分、左CBアカンジに対するチェックが厳しく足首を踏み付ける形となり、右SHクラウスが一発レッドカードで退場する。万事休す。結局、そのままゲームは進み、そしてタイムアップ。2-0。ドルトムントが実力を見せつけ、勝利した。

 首位バイエルンもフランクフルト相手に5-2と圧勝。いよいよ次節は勝ち点差4のまま、首位決戦を迎えることとなった。長期中断のため、次は中2日。厳しい日程で迎えることになる。このゲームもBS1で放送がある。楽しみにしたい。