とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

回復を信じて、待とう!

 「脳室ドレナージ術を受ける」の続き

  • 5月10日に記す

 8日の未明、脳室ドレネージ手術を受けた後、また病院から全く連絡がない。でも、「連絡がないのは順調な証拠」。脳室の拡大によって意識レベルが低下して受けた手術だったが、手術直後は麻酔の影響で、まだ意識は戻っていなかった。あれから2日半が経つ。連絡がないということは、きっと意識も戻ったのだろう。再出血もないのだろう。血糖値が高く不安定だったが、それも少しは落ち着いただろうか。

 あの日、私は4時位に家に戻り、寝ようとしたが、6時前には目が覚めて、そのまま出勤。午後2時半位に仕事を片付けて、家に帰ってもう一度寝床に入った。しかしやはりすぐに目が覚めてしまう。17時位に起きて夕食にキーマカレーを作って食べた。夜は11時に床に就いたが、12時半に目が覚めて、探偵ナイトスクープを見る。いい話ばかりだ。涙を流したら、その後は6時位まで眠れた。

 その後、土曜日・日曜日と病院からの連絡を待つ。買い物にも出たが、最小限にしてなるべく早く家に帰った。しかし時が経つにつれて、次第に気持ちが落ち着いてきた。主治医の先生は、金曜日の未明、看護師からの連絡を受けて、出勤して手術をしてくれたようだ。その後、予定された勤務は無事できたのだろうか。そして先生だって週末は休みだったはず。連絡がないということは、先生が呼び出されるような容態の変化はなかったということ。だったら、ゆっくり休んでほしい。ひょっとして週が明けたら時間を取って、容態の説明をしてくれるだろうか。

 「連絡がないのは順調な証拠」。そう思うしかない。そして妻も全身に様々な管を差し込まれつつ、がんばっているはず。イラついても、悲しんでも、何も変わらないし、何もできることはない。それならただ、妻の回復を信じて、待つしかないではないか。娘にもそう伝えた。信じている。そして待っている。

 「妻がいない日々」に続く。