とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

また最初の病院に逆戻りしてしまった。

 「ようやく気管カニューレを抜去できるかと思ったのに」から続く。

  • 7月9日に記す

 耳鼻咽喉科へ行った翌日。朝食は普通に食べたそうだが、午前のリハビリの際にあまりに体調が悪く、医師が診断して、前の病院への救急搬送を決めた。11時過ぎにその旨、リハビリ病院から電話があり、直接、前の病院へ駆け付けた。リハビリ病院からも看護師が一人付き添ってもらい、救急医にこれまで状況を説明する。その後、内科医に代わり、CTやMRIなどの検査も行うが、血液検査の結果、カリウム値が低いが、他は特に悪い数値にはなっていないとのこと。心配していた、くも膜下出血の再発ということでもないということだったが、副腎に腫瘍ができているため、ホルモン検査を実施。結果には1週間ほどかかるので、それまでの間、入院して経過観察をするということになった。やれやれ。

 救急に運ばれた時は、血圧や意識レベルも低かったというが、次第に元気を取り戻し、酸素吸入や点滴をされつつも、ベッドから起き上がろうとする。看護師が車イスに移してくれ、少しばかり筆談を行うが、まだボーっとしているようだ。それでもトイレにも行ったし、少しだけだが水も飲んだ。その後、15時近くまで待って、ようやく入院の準備ができ、病室へ向かう。

 入院説明の際に、ミトンをすごく嫌がること、気管カニューレを少しでも早く取ってほしいことを伝えるが、先に入院していた病棟とは違う階で、診療科も違う。前の状況が伝わっていればいいのだが。入院申請書や承諾書、生活用品の貸出申請書など、必要書類を書き、最後に病室を覗く。パジャマへの着替えや痰の吸引をしていた。気管カニューレがまた一般のものに戻って、会話もできない。一昨日までは会話もできたのに、また前の状態に戻ってしまった。

 翌日に予定していた介護保険の認定調査は、リハビリ病院の方から「延期」の連絡をしてもらう。そして夕方、リハビリ病院へ行き、荷物を引き上げてきた。一応退院だが、スタッフの方から「戻ってくるのを待っています」と言ってもらう。バタバタしていたら、昼食を食べる暇もなく夕方になってしまった。帰宅後、再びの転院を想定し、荷物を再整理しておいた。

 耳鼻咽喉科ではカニューレの不適合が原因と言っていたけど、今回の内科医にうまく伝わるだろうか。そのことを思うと、夜になってもなかなか眠れなかった。携帯電話も引き上げてきたので、妻からの電話に悩まされることはなくなったが、コミュニケーションが取れないことが心配だ。早く気管カニューレが取れるといい。そして再びリハビリ病院へ戻れるといい。

 「主治医に気管カニューレの不具合について伝える。」に続く