とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

妻の入院を契機に、家中を大片付け

 5月の初めにくも膜下出血で倒れて以来、入院生活を続けている妻だが、ようやく退院も視野に入ってきた。入院当初は、緊急手術などもあり、バタバタしたが、病状が落ち着いてからは、「これは長丁場だ」と観念し、その間に家の整理を始めた。

 まず、娘の子供着などが入っていた袋(友人に譲ろうと思っていたようだ)を精査し、娘と一緒になって、大半を捨てる。続いて、1階の寝室を整理。娘が小学生の頃は、家族全員、2階で就寝していたことから、2階の1室をタンス部屋にして、衣服のほとんどはそこに収納してある。しかし、退院後、妻が2階へ上がることは難しいだろう。そこで、衣装ケースなどを1階の寝室へ移し、妻の服も、スーツやコートなどのウォーキング・クロゼットに収納してあるものを除き、ほとんど1階へ移す。合わせて、古い服は大量に整理した。

 ついでに、2階の娘の部屋も整理。バッグの類や昔使っていた布団類も大胆に捨てることにした。また、20年前に引っ越した際に、段ボールに入れたまま、押入れに詰め込んでいた箱の中を確認。雑貨類、土産物やアクセサリーの類、私の通知表なども出てきたが、モノに応じ、整理棚などに収納。また、多くはこの際に捨てた。ちなみに、義理の妹からもらったプラダのバッグは近くのジュエルカフェで、3000円で売れた。

 2階の衣服などの整理にほぼ1ヶ月を要したが、何とか完了。次は1階。わが家では廊下の入口をロールスクリーンで隠し、中にはすき間家具やコート掛けなどを置いて、ほぼ収納スペースとして利用しているが、そこにも20年前に収納したままの文具や薬箱、そして紙袋やトートバッグの類などがある。これらも大胆に整理。久しぶりに足元がスッキリした。さらに、廊下に面した物置の中も整理。古い炊飯器など、買い替えた時に捨てればよかったようなものが色々と出てくる。扇風機やガスファンヒーターなどの季節器具も入れ替えしやすいように整理した。

 続いて、リビングとダイニングの棚の中を整理する。ダイニングには空箱や割り箸、プラスチック製の使い捨てスプーンなどが大量に仕舞い込まれていた。また、文具の類もストックしておくモノと普段使いのモノとを分別して整理した。リビングにはCDやDVD、ブルーレイなどが大量にある。これらはダイソーでピッタリサイズのケースを購入し、見やすい位置にタイトルを付けて収めた。

 ダイニングの次はキッチン。だいぶ前から使っていなかったライスストッカーを廃棄し、新しいモノを購入。食器棚の食器や調理器具を使いやすいように入れ替えるとともに、引き出しの中などを整理。ここからも大量にあったクリームの絞り口などを廃棄。賞味期限の切れた食材も廃棄するとともに、まだ口にして大丈夫そうなものは再整理。健康茶の類が大量に出てきたが、これらをすべて使い切るにはいったい何十年かかるだろうか。

 そして最後は2階の本部屋。東向きの洋室だが、段ボールに入った漫画や本が大量に積み上がっている。春先に妹から、実家で保管してあった本が「雨漏りがするので取りに来て」と連絡があった。それを引き取りに行き、半分以上は実家で整理して、妹に処分を頼んだが、持ち帰った本もたくさんある。書棚を再整理し、廃棄するモノは廃棄して、一応、すべて書棚に収めた。

 最後に、5月にノートパソコンを買って以降も、1階のダイニングにそのままにしてあったデスクトップを2階の本部屋へ上げた。ディスプレイが不調ということで買い替えたのだが、なぜか新しいパソコンを購入後がしっかり動いている。それでそのままにしていたのだが、2階の本部屋が片付いて、折畳み机の上がきれいになったので、デスクトップを2階へ移すことにした。移動は苦もなく終わったが、ケーブルを接続すると、なぜかまた画面が乱れる。ディスプレイの電源コードを動かすと、良くなったり、また乱れたり。ン? これ、パソコン本体じゃなく、ディスプレイの故障だったのかも。ちなみにこのディスプレイは2009年に購入しているから、もう11年も使っている。さすがに寿命かも。そういえば、職場のパソコンを先日取り換えて、ディスプレイも交換していた。廃棄は年末と言っていたから、あれをくれないかな。翌日、庶務担当に話をしたら、「いいですよ」と一つ返事でOKが出た。さっそく、午後にもクルマで引き取って、夜、接続してみたら、バッチリ。

 ということで、最後はデスクトップ・パソコンの復活というプレゼントもあり、家の大片付けは完了した。実に5ヶ月。あとは手すり設置等が済めば、妻を迎え入れる準備も完了する。間に合ってよかった。そして、家中がすっきり気持ちよくなった。たまには長期入院するのもいいかも。なんてことは絶対に言わないけどね。