とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

MNPを利用して、ようやくスマホに一本化

 これまで携帯電話は、ドコモのガラケーIIJmioスマホの2台持ちを続けてきた。初めてスマホを持ったのは2014年。父親のスマホ格安SIMを挿入したのだが、当時、ガラケーから格安スマホに切り替えた友人が「格安スマホの通話環境があまり良くない」と言っていたこともあり、スマホはデータSIMにして、ガラケーとの2台持ちとした。

 その後、スマホの買い替えとSIMのIIJmioへの乗り換えを行ったが、2台持ちは変わらない。そして2017年には「DAZN for docomo」に加入。docomoガラケーの料金が月1200円(税抜)程度と安く、「DAZN for docomo」が月980円(税抜)、IIJmioも月900円(税抜)で、DAZNを加えての税込総額が3400円程度なので、これで十分と思ってきた。

 それでも先日、あるアプリが「Androidのバージョンが古いためバージョンアップできません」と表示され、使用できなくなり、そのアプリ自体はどうしても必要なものではなかったが、そろそろスマホも買い替えの時期かなあと思っていた。すると先日、docomoから10月が契約更新月という通知があった。ガラケーを解約するなら今のうち。コロナ禍でJリーグなどが中断の間、DAZNの契約をいったん解除したが、7月から妻のdocomoアカウントでDAZNに再加入した。「DAZN for docomo」の割引料金は9月で終了したが、妻のガラケーは病気のこともあり、しばらくそのままにするつもりなので、私のガラケーを解約しても何の支障もない。何より、2台持ちが最近、面倒になってきた。2台より1台の方が軽い。

 1台にするなら、MNPを利用し、ガラケーの番号を継続して使いたい。現在、IIJmioSIMカードを2枚、私のスマホと妻のタブレット用のモバイルルーターでシェアして使っていることから、IIJmioから変更することはあまり考えたくない。何より、2枚目は400円(税抜)と安い。スマホ本体の買い替えはしてもかまわないと思ったが、いろいろ調べた末、IIJmioでデータSIMをMNP付きの音声SIMに交換できることがわかった。ガラケーの解約時期はなるべく月末に近い方が得、ということはわかっていたが、妻の退院と重なるのも嫌なので、早めに手続きを行うことにした。

 それで、契約更新月に入った10月最初の週末、3日にさっそくdocomoのサイトへ行って、MNP予約番号の発行手続きを始めた。すると、「dポイントが無効になりますよ」という警告メッセージが出たので、しばし作業停止。娘に話すと、「お父さんはdアカウントを作ってあったんじゃない?」と言うので調べてみると、そうそう大丈夫。docomoを解約してもポイントは失効しない。もっともわずか172ポイントだったけど。それで作業を継続。無事MNP予約番号が入手できた。

 次はIIJmioSIMカードの交換手続きに入る。そちらは、本人確認書類画像のアップロードに少し手間取ったが、無事終了。その日のうちに手続きは完了した。そして新しいSIMカードが届いたのが、6日・火曜日。すぐにスマホの裏ブタを外して、SIMカードを交換しようとするが、なんと裏ブタがなかなか開かない。これも娘に手伝ってもらって何とか外す。入れ替えて、フタを戻し、再起動する。が、認識しない。もう一度再起動をしたり、SIMカードを抜き差ししたりするが、どうしても認識しない。前のSIMカードは認識するのに。

 それで困ってしまって、ふと同梱の資料を見ると、「必ずお読みください」と書かれた「おうちでナンバーポータビリティ開通手続きのご案内」というペーパーが入っていた。それによると、まずは「IIJmioオンデマンド開通センター」に電話をして、開通手続きをしてからでなければ使用できないということだった。しかし、開通センターのフリーダイヤルは9:00~19:00と時間が限られている。19時はもうとっくに過ぎていた。泣く泣く作業は翌朝に持ち越した。

 そして翌朝の9時ジャストに、開通センターに電話する。10時を過ぎて、スマホSIMカードの認識状況を確認したら、やった! 音声SIMが稼働し、アンテナが立っている。同梱資料によると、音声SIMは「みおふぉんダイアルアプリ」を利用すると通話料が半分になってお得と書かれている。さっそくアプリをダウンロードして、娘あてに電話をしてみる。が、「お客様の回線からはお繋ぎできません」と言われて、電話が繋がってくれない。わが家へ電話をしても同じ。

 スマホに最初から入っている電話アプリならどうかと思って、そちらで電話をしたら繋がった。よかった。とりあえず、電話は普通にできるようだ。ちなみにその後で検索したら、開通手続きをした後、交換機への登録に時間がかかるので、長くて1日も待てば「みおふぉんダイアルアプリ」も利用できるようになると書かれていた。仕方ない。また午後にでも試してみよう。

 次は、ガラケーからの電話帳の移動。事前にガラケーの電話帳をSDカードにコピーしておいた。ネットで調べると、データコピーしたSDカードをスマホのSDスロットに挿入すると、自動的に連絡先アプリにコピーしてくれるように書かれている。再びスマホの裏ブタを開け、SDカードをセットして起動するが、何も動かない。連絡先アプリから「連絡先のインポート」をしようとするが、SDカードを認識してくれない。これも何度かやり直してみたが、うまくいかない。ここは思い切って、手入力をすることにした。この機に、長らく連絡のない知人などを削除し、厳選して連絡先に入力。1時間ほどかかったが完了した。やれやれ。

 午後になって、「みおふぉんダイアルアプリ」に再チャレンジしたら、今度は繋がった。よかった。これで設定は完了。ふとガラケーを見ると、アンテナに×が付いていた。このガラケーを買ったのはもう10年以上も前。その間、バッテリーが悪くなることもなく、よく保った。だいぶ傷も付いている。電話帳は使えるから、スマホの連絡先に手入力しなかった知人らに電話をする場合に備えて、しばらくは手元に置いておこう。長い間、ご苦労さま。そして、スマホの買い替えはどうしようかな。しばらくは今のままで使い続けてみよう。誰かから電話がかかってこないかな。娘に「電話して」と言ってみよう。