とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第10節 チェルシーvs.トッテナム

 前節マンCに勝利して首位になったトッテナム。今節は3位チェルシーのホームに乗り込んでのロンドンダービーだ。チェルシーは第3節でリバプールに敗れた以外は無敗の3連勝中。CLも入れれば6連勝だ。チェルシーの布陣は4-3-3。アブラハムをトップに、右WGツィエク、左WGにはヴェルナー。中盤はカンテをアンカーに右IHコバチッチ。左IHはマウント。DFは右SBにリース・ジェームズ、左SBはチルウェル。CBはズマとチアゴ・シウバが並び、GKには今季加入したメンディが守る。対するトッテナムは前節ケガで交代したアルデルヴァイレルトに代わってCBにロドンが先発した以外は、前節マンC戦と同じ先発メンバーだ。

 序盤からチェルシーがパスを回して攻めていく。2分には右WGツィエクがミドルシュートを放つが、GKロリスの正面。キャッチする。トッテナムはしっかりブロックを作って守り、カウンター。9分、右SBオーリエの縦パスから右SHソンフンミンがつなぎ、OHエンドンベレから左SHベルフワイン。さらに左につないで、左SBレギロンのパスからCFケインが左に流す。左SHベルフワインがシュートを放つが、バーの上に外した。

 リバプールも11分、CFアブラハムが中盤まで下がって縦パス。左IHマウントが左に展開して、左WGヴェルナーがミドルシュート。ネットを揺すり、先制点かと思ったが、ヴェルナーの位置がわずかにオフサイドだった。トッテナムも15分、CKの流れから右SBオーリエがミドルシュートを放つが、GKメンディがファインセーブで弾き出す。その後も一進一退の攻防。28分、チェルシースローインから左IHマウントが持ち込み、ミドルシュートを放つが、枠を外した。30分、CFケインのFKはゴールの右上。その後もお互い攻め合うが、シュートまでは至らない。前半はスコアレスで終わった。

 後半も序盤からチェルシーが押し込む。3分、右IHコバチッチの縦パスから右WGツィエクが右に流し、右SBジェームズがクロス。CFアブラハムが飛び込むが、ヘディングがうまく当たらない。右SBジェームズは6分にもCFアブラハムめがけてクロスを入れるが、CBロドンがしっかりマークして、シュートを打たせない。13分、今度は左サイドからツィエクがFKを放り込むと、左SBチルウェルがヘディングシュート。だが競り合ったCBロドンに当たって、枠には入らない。19分、左WGヴェルナーのクロスもCFアブラハムが届かない。チェルシーが再三ゴール前にクロスを入れるが、トッテナムの守備も堅く、ゴールは遠い。

 すると20分、トッテナムはOHエンドンベレに代えてロチェルソを投入。チェルシーも29分、左WGヴェルナーに代えてプリシッチ、34分にはCFアブラハムに代えてジルーを投入する。36分、左IHマウントのミドルシュートは強烈だったが、GKロリスがファインセーブする。タイムアップも迫った42分、右IHコバチッチのクロスに左WGコバチッチが飛び込むが、手前で右SBオーリエがクリアする。アディショナルタイムになってトッテナムは右SHにルーカス・モウラチェルシーは右WGにハヴァーツを投入。45+4分、CBズマのパスを右SHルーカス・モウラがカットして、左IHロチェルソがループシュートを狙うが、枠を捉えられない。そしてタイムアップ。攻守に激しい攻防が続いたが、結局スコアレスドローで終わった。

 お互い守備もしっかりしていて、ゴールを挙げるには攻撃力が足りなかった。今節、2位リバプールもドローで上位3チームの順位は変わらず。トッテナムはミッドウィークにELのLASKリンツ戦の後、次節はノース・ロンドン・ダービー、アーセナル戦が待っている。チェルシーはリーズ戦、リバプールウォルバーハンプトン戦。まだまだリーグ戦は長い。今後の展開を楽しみにしよう。