とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

テレビの効果音が煩い

 小さなことだが、最近、TVの効果音が気になってしょうがない。気になりだしたのは、妻が入院し、いつスマホの呼び出し音が鳴るかと気にするようになってからだ。ドラマで鳴り出す呼び出し音に自宅の電話が鳴ったかとドキッとするということは前からあった。最近ではドラマのLINE着信音に思わず自分のスマホを探してしまうことも多い。だが、そうした電話音だけでなく、バラエティ番組のVTRシーン等でバックに小さな音が流れていることがある。少し前なら旋律のあるメロディがBGMとして流されたが、最近は旋律のない電子音や効果音が流れることが多い。電子音のフリー素材が多くネットで提供されているから、これらの音源を利用されているのだろうか。

 だが正直言って、心地よくない。TV局でもより効果的なBGMについて研究はしているだろうし、集中してその番組を見ている分には気にならないのだろう。だが例えば娘が一人TVを見ており、こちらは家事などをしている時に、TVから流れる効果音にドキッとすることがある。もちろんTV局は、現にTVを見ている視聴者を対象にBGMを流しているのであり、TVを見ていない人のことを考慮してBGMの選択を行っているわけではないだろう。逆に、TVを見ていない人をドキッとさせるのは、放送局にとっては意図した成功例なのかもしれないが、それで思わず見てしまった放送の内容が下らない、興味のないものだったりすると、逆に怒りすら込み上げてくる。

 こうした効果音の利用はバラエティ番組だけでなく、ニュース番組のVTRでも流されることがある。それで思わず見てしまったVTRの内容が面白くないと、ニュース番組自体に対して不信感が募る。ニュースの内容ではなく、効果音で人を動かそうとしているようにさえ感じる。だから、せめてニュース番組内で流すVTRの効果音くらいは、実際にその取材現場で聞こえていた音を流してほしい。余計な装飾はいらない。