3位ながら首位マンUとはわずか勝ち点差2に付けるレスター。一方、チェルシーは前節フラムに何とか勝利したものの、ここ5試合は2勝2敗1分けとなかなか波に乗り切れない。ELを目指すためにもここは何とか踏ん張っていきたいところだが・・・。
レスターの布陣は4-1-4-1。先発メンバーは前節サウサンプトン戦と同じだが、エンディディをアンカーに下げて、右IHティーレマンス、左IHマディソン。中盤の形を変えてきた。対するチェルシーは4-2-3-1。エイブラハムをトップに、トップ下にハヴァーツを置いて、右SHハドソン・オドイ、左SHにはプリシッチ。ボランチをコバチッチとマウントで組み、SBは右にリース・ジョーンズ、左にチルウェル。チアゴ・シウバとリュディガーのCBに、GKはメンディが入る。
序盤、チェルシーがパスをつないで攻めていく。しかし先制したのはレスター。6分、右からのショートCKから右SHオルブライトンがクロスを入れると、左SHバーンズは空振りしたが、その後ろからCHエンディディがミドルシュート。これがゴールネットに突き刺さった。するとその後はレスターがペースを上げる。16分、右SHオルブライトンの落としから右SBカスターニュがドリブルで運び、戻しのパスを左IHマディソンがミドルシュート。バーを叩く。その後もいい連携を見せるレスター。
一方、チェルシーは20分、右SBジェームズが右SHハドソン・オドイとのワンツーで抜け出してシュート。だがGKシュマイケルがナイスセーブで弾き出す。続くCHマウントのCKにCBチアゴ・シウバがヘディングシュートするも、これもGKシュマイケルがパンチングでクリアした。その後もチェルシーの方がボール保持率は高いものの、ゲームを支配するのはレスター。それでも32分、CBチアゴ・シウバの縦パスを左SHプリシッチがポストに入り、OHハヴァーツの落としからプリシッチがドリブル。右に流して、右SHハドソン・オドイがシュート。しかし揺らしたのはサイドネット。
逆にレスターはカウンター。34分、CHエンディディが中盤でボールを奪うと、右SHオルブライトンの縦パスにCFバーディーが抜け出し、GKと一対一。だがループ気味に上を狙ったシュートはGKメンディにセーブされた。チェルシーは38分、CHマウントが右SHハドソン・オドイとのワンツーから前にパス。そこに左SHプリシッチが走り込むと、CBエヴァンスの足に引っかかる。主審はPKスポットを指したが、VARの結果、PAの外からのFK。これをCHマウントが直接狙うが、バーの上を超えた。するとそこからレスターが逆襲。GKシュマイケルのゴールキックをDFが弾き返すと、右SHオルブライトンが拾って大きく前へフィード。走り込んだCFバーディーはCBリュディガーと競ってボールに触れなかったが、通り過ぎたボールに左IHマディソンが追い付いてシュート。カウンターでレスターが追加点を挙げた。前半はレスターが2点リードで折り返す。
すると後半最初からレスターはティーレマンスをボランチに下げて、マディソンをトップ下。4-4-1-1の布陣に変更する。5分、CHティーレマンスから右に展開。右SHオルブライトンの落としを右SBカスターニュがクロス。左SBジャスティスがヘディングシュートを狙う。わずかにポストの左。すると直後にはチェルシーがカウンター。右SBジェームズの縦パスにCFエイブラハムが走り込み、シュート。だがCBフォファナがナイススライディングでクリア。続くマウントのCKにCFエイブラハムがヘディングシュートするも、GKシュマイケルの正面。9分にもCKが右SBジェームズの腹に当たってゴールに飛ぶが、GKシュマイケルがキャッチした。
一方、レスターはカウンター。12分、OHマディソンから右に流すと、右SHオルブライトンが左へサンドチェンジして、CHティーレマンスがシュート。これはGKメンディがファインセーブした。その後は守るレスターに対して、チェルシーの攻撃が停滞。23分には右SHハドソン・オドイに代えてツィエク、OHハヴァーツに代えてヴェルナーを投入するが、ゲームを動かすことはできない。レスターも31分、OHマディソンに代えてぺレス、右SHオルブライトンに代えてリカルド・ペレイラを投入する。
そのままゲームは進み、41分、左SHプリシッチの仕掛けをCBフォファナが止めて得たFKをツィエクが蹴ると、OHヴェルナーが飛び込み、シュート。ネットを揺らす。だがVARでぎりぎりオフサイド。ゴールは認められなかった。アディショナルタイムには右SHツィエクのカットインからのミドルシュートをあったが、GKシュマイケルががっちりキャッチ。そしてタイムアップ。2-0。レスターが現在の実力の差を見せて、確実に勝利した。
これで暫定ながら再び首位に立ったレスター。何でもシーズン折り返し時点での勝ち点では、2015-16シーズンの39ポイントに次ぐ38ポイントとなったそうだ。あの時はぶっちぎりの状況だったが、誰もがそのまま優勝するとは思わなかった。今季は上位陣の勝ち点差も少なく混戦状態だが、実力的には今季の方が上。このままリーグ後半戦も優勝争いに絡んでいきそうだ。引き続きレスターにも注目をしていきたい。
